エホヤキム (ユダ王)

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エホヤキム
יְהוֹיָקִים
ユダ王
在位 紀元前609年 - 紀元前598年

配偶者 ネフシュタ
子女 エホヤキン
王朝 ダビデ朝
父親 ヨシヤ
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エホヤキムヘブライ語: יְהֹויָקִים‎, Yəhôyâqîm)は、ユダ王国の第18代の王である。ヘブライ語で「ヤハウェは起き上がらせてくださる」の意味。

生涯[編集]

ヨシヤ王の第2子として生まれた。元々の名前はエルヤキムであった。エジプトの王ネコ2世がヨシヤの代わりに王にして、エホヤキムと改名させた。

異母弟ヨアハズ(エホアハズ)に代わって11年間王であった。ネコ2世は多くの貢納を要求したので、国民に重税を課した。

預言者エレミヤはエホヤキムについて厳しいことを預言し、エルサレムの門に引きずられて投げやられ、ロバが埋められるように埋められる、とも預言した。しかしエホヤキムは聞き入れず、預言の記された巻物を火にくべてしまった。 [引用 1]

エホヤキムの治世にエジプトの力は衰えて、バビロンが勢力を増してきた。エホヤキムは3年間バビロンのネブカドネザルに仕えて、その後に反逆した。バビロンに攻められてエルサレムは陥落し(en:Siege of Jerusalem (597 BC))、エホヤキムは捕虜になってバビロンに連行された。[1]

脚注[編集]

  1. ^ エレミヤ36:23

参考文献[編集]

  • 「新聖書辞典」いのちのことば社、1985年
  1. ^ 歴代誌36:6