ウォーキング・デッド: ザ・ワンズ・フー・リブ

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ウォーキング・デッド: ザ・ワンズ・フー・リブ
ジャンル
  • ホラー
  • ゾンビ
原案
出演者
作曲 Sam Ewing
国・地域 アメリカ合衆国
言語 英語
シーズン数 1
話数 6
各話の長さ 59-60分
製作
製作総指揮
プロデューサー Christie Colliopoulos
撮影地 ニュージャージー州
撮影体制 シングル・カメラ
編集
  • Alan Cody
  • Maria Gonzales
製作
  • Skybound Entertainment
  • Valhalla Entertainment
  • Circle of Confusion
  • Hush Hush Films
  • Gurazoo Productions
  • Idiots Box Productions
  • AMC Studios
製作費 8275万ドル[1]
(1話あたり1370万ドル)
放送
放送チャンネルAMC
放送期間2024年2月25日 (2024-02-25) - 現在
公式ウェブサイト
番組年表
関連番組ウォーキング・デッド
ウォーキング・デッド: ワールド・ビヨンド
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『ウォーキング・デッド: ザ・ワンズ・フー・リブ』は終末ゾンビホラー・テレビドラマ・ミニシリーズであり、AMCのために スコット・M・ギンプルダナイ・グリラアンドリュー・リンカーンが企画した。

概要[編集]

ウォーキング・デッド』の終了後を舞台とし、リックとミショーンのその後と、『ウォーキング・デッド: ワールド・ビヨンド』で描かれたCR(市民共同体)とのかかわりを描く、6作目のスピンオフ・ドラマである。リンカーン、グリラに加え、 ポリアナ・マッキントッシュが同じ役を演じる。当初は三部作の映画となる予定であったが、その後全6話からなるリミテッド・シリーズに企画が変更された[2]。2024年2月25日にAMCで放送開始された。日本では2024年2月26日にU-NEXTで配信開始された。

登場人物[編集]

メイン[編集]

リカーリング[編集]

ゲスト[編集]

あらすじ[編集]

リックはアレキサンドリアの橋の崩壊後、ジェイディスによりCR(市民共同体)に運ばれている。自ら片手を切り落としてまで脱走しようとするも失敗し、CRM(市民共同体軍)を改革しようとするオカファー大佐に説得されて将校となる。橋の崩壊から6年後、リックは敵の中にミショーンを発見し、身分を偽らせて保護する。脱走と外部の共同体を許さないCRMからミショーンを守るため、死を偽装させて一人だけ逃そうとするも、ミショーンは拒否して二人で家族の元に戻るようリックを説得する。アレキサンドリアに戻ろうとする二人をジェイディスが追いかけるも、ウォーカーに噛まれて死ぬ。二人はCRに戻り、他のあらゆる共同体を壊滅して資源を独占しようとするCRMの秘密計画を知って阻止する。CR議会はCRMを改革し、リックとミショーンはアレキサンドリアに戻って子供たちに再会する。

エピソード[編集]

通算
話数
タイトル監督 [5]脚本 [5]放送日 [6]U.S.視聴者数
(百万人) [7]
1"橋の事件から5年後"
"Years"
Bert & Bertie原案: スコット・M・ギンプルダナイ・グリラアンドリュー・リンカーン
脚本: スコット・M・ギンプル
2024年2月25日 (2024-02-25)0.896
リックがアレキサンドリアの仲間の前から姿を消してから5年後、リックはCRM(市民共同体軍)の一員として、CRMの改革を企てるオカファー大佐によりパール・ソーンとともにリクルートされてCRの秘密都市に暮らす。既に4度脱走を試みて失敗している。リックはしばしば妻ミショーンの夢を見る。リックはワイヤーに繋がれた自らの左手を切り落として再度脱走しようとするも失敗し、義手をはめる。市民共同体の2つの同盟相手ポートランドオマハのうち、オマハの壁が壊されて死者[注釈 3]により壊滅する[注釈 4]。リックはオカファーの提案を受けてCRMの将校となる。ヘリコプターでの任務中、同乗していたオカファーは敵弾で死に、不時着したリックは戦う相手がミショーンだと気づく。
2"見つけた"
"Gone"
Bert & BertieNana Nkweti & Channing Powell2024年3月3日 (2024-03-03)0.880
ミショーンは島で救ったベイリー、エイデン[注釈 5]の属するキャラバンのコミュニティーと行動を共にしていたが、リックの噂を聞いて探しに行こうとする。リーダーは援助を断るも、二人に加えて小人のナットら友人たちもミショーンについてキャラバンを離れる。CRMのヘリコプターから散布された塩素ガスでミショーンとナット以外は殺される。橋の事件から6年後、二人は復讐を誓い、ナットがロケット弾でCRMのヘリコプターを撃墜する。ミショーンが生存した乗員を殺戮してリックに再会するもナットは殺される。CRMの援軍が到着し、リックはミショーンにデイナの偽名を名乗らせ、自分やヘリコプターの撃墜とは無関係であるふりをさせる。リックはCRに受け入れられたミショーンと密会し、いずれ脱走することを誓う。CRMの一員であるジェイディス/アンがミショーンに気づく。
3"葛藤"
"Bye"
Michael SlovisGabriel Llanas & Matthew Negrete2024年3月10日 (2024-03-10)0.905
フラッシュバックで、リックはCR内でジェイディスに再会し、CRとの取引を結んだと聞かされる。現在、リックはソーンの助けを得てミショーンを受託人にする。ジェイディスはリックとミショーンの組み合わせは危険だと言い、二人がともに逃げたなら二人の愛する人々を皆殺しにすると脅す。リックは二人で逃げることをあきらめ、ミショーンを一人だけ逃がそうとするもミショーンは従わずにCRMに戻る。ソーンは最上級曹長に昇進し、CRMの秘密である「エシュロン」について知る。ソーンはミショーンを作戦に参加させ、命令に従わなかったミショーンをもう少しで射殺しそうになる。ビール少将に信頼されたリックは昇進してエシュロンについて知らされる見込みとなる。だがミショーンは飛行中のヘリコプターからリックを突き落とし自分も飛び降りる。
4"私たちの生き方"
"What We"
Michael Slovisダナイ・グリラ2024年3月17日 (2024-03-17)0.876
リックとミショーンは川に落ち、近くのビルで食糧不足により失敗した共同体の残した、いまだに電気機器の稼働する部屋を見つける。ミショーンは二人でCRMから逃げることを主張するも、リックはミショーンを逃がした後で自分はCRMに残り内から改革すると言う。CRMのヘリコプターがビルを爆撃し、二人は崩壊しかけたビルとウォーカーから逃げ、再び愛を交わす。ミショーンは二人の間の息子の存在を明かす。リックは、ミショーンが死ぬ恐れに耐えられないと告白する。ミショーンは家族一緒に生きるようリックを説得し、二人はハイブリッド車でアレキサンドリアに向かう。
5"どちらの私"
"Become"
Michael E. SatrazemisGabriel Llanas & Matthew Negrete2024年3月24日 (2024-03-24)0.815
フラッシュバックで、ジェイディスはガブリエル(ゲイブリエル)と3年前から年に一度ずつ森の中で密会する。現在、アレキサンドリアに向かうリックとミショーンをジェイディスが見つける。二人に逆襲されてジェイディスは負傷する。ミショーンはジェイディスを殺そうとするも、ジェイディスがアレキサンドリアの位置を示すファイルをCRに残したことを恐れてリックは躊躇する。ジェイディスは争いの中でウォーカーに噛まれる。清掃人(スカベンジャー)の仲間を失ったのちにはCRの大義のために生きて来たと告白し、ファイルの隠し場所を二人に教え、ガブリエルからもらった婚約指輪をリックに渡して頭を撃ち抜いてもらう。リックは指輪をミショーンに捧げて二人は誓いを立てる。ガブリエルはジェイディスが密会場所に来ないためにその死を悟る。
6"家へ"
"The Last Time"
Michael E. Satrazemisスコット・M・ギンプル & Channing Powell2024年3月31日 (2024-03-31)0.852
リックとミショーンはCRの秘密都市に戻る。ミショーンはジェイディスのファイルを破棄した後に兵士への説明会に出席し、18時間後にCRMがポートランドから子供たちを誘拐して住民を毒ガスで全滅させる計画を聞かされる。リックはビール少将からエシュロンの説明を受け、このままでは人類が14年後に絶滅する見通しであるため、CRMがオマハやキャンパスシティに続いて他のあらゆる共同体を全滅させて資源を独占し、クーデターでCRを支配する計画であると説明される。リックとミショーンは再会し、毒ガスに爆弾を仕掛けて、集会に出ていた全兵士を殺す。ミショーンが、異常に気づいたソーンを殺す。CRの議会はエシュロンのことを知ってCRMを改革し、他の共同体との協力に乗り出す。リックとミショーンはアレキサンドリアに戻り、ジュディスとRJに再会する。

注釈[編集]

  1. ^ 姓はU-NEXT番組ページではグライムズと表記され、字幕内ではグライムスと表記される
  2. ^ ウォーキング・デッド』での表記はゲイブリエル
  3. ^ ゾンビ、ウォーカー
  4. ^ ウォーキング・デッド: ワールド・ビヨンド』ではCRMがオマハを壊滅させたことが明かされる。
  5. ^ ウォーキング・デッド』シーズン10エピソード13『選択』(What We Became (The Walking Dead))でミショーンが救う

出典[編集]

  1. ^ December 14, 2023 EDA Board Meeting”. New Jersey Economic Development Authority (2023年12月14日). 2024年1月4日閲覧。
  2. ^ Ross, Dalton (July 22, 2022). “Andrew Lincoln and Danai Gurira crash The Walking Dead Comic-Con panel with Rick and Michonne news”. Entertainment Weekly. https://ew.com/events/comic-con/walking-dead-andrew-lincoln-danai-gurira-comic-con-2022/ 2023年2月28日閲覧。. 
  3. ^ a b Rice, Lynette (2023年10月12日). “'The Walking Dead: The Ones Who Live': AMC Drops New Trailer For Spinoff Premiering In February” (英語). Deadline. 2023年10月12日閲覧。
  4. ^ Petski, Denise (2023年3月6日). “'The Walking Dead': Lesley-Ann Brandt Joins Andrew Lincoln & Danai Gurira Spinoff”. Deadline. 2023年7月22日閲覧。
  5. ^ a b Hansen, Renee (2024年1月24日). “The Walking Dead: The Ones Who Live all the details we know...so far!”. Undead Walking. 2024年1月31日閲覧。
  6. ^ The Walking Dead: The Ones Who Live – Listings”. The Futon Critic. 2024年1月15日閲覧。
  7. ^ The Walking Dead: The Ones Who Live: Season One Ratings”. TV Series Finale (2024年2月27日). 2024年2月27日閲覧。

外部リンク[編集]