ウア・マウ・ケ・エア

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この標語はハワイ州の印章に刻印されている
ホノルル・ハレ(ホノルル市郡庁舎)の礎石にも刻まれている

ウア・マウ・ケ・エアハワイ王国およびハワイ州標語の出だしである。

標語とその意味[編集]

この標語の全文は[1]

で、読み方は、ほぼ

  • ウア・マウ・ケ・エア・オ・カ・アーイナ・カ・ポノ

である。英語では正式に、次のように表現される。

  • 英語: The life of the land is perpetuated in righteousness.

その日本語の意味は、ほぼ次のようにいえる。

  • この土地の人々が、正義に則り、末永く暮らせるように。

これは、他の国々の国歌や標語によく「人々の世が、千代に八千代に、さざれ石の巌となるまで続くように。」とある表現に似ているともいえる。

歴史[編集]

このハワイの標語はハワイ王国カメハメハ3世ホノルルのトマス広場(Thomas Square)で1843年7月31日に語った言葉である。それはイギリスがハワイの主権を短期間奪取した事件(Paulet affair)の後、イギリスのトマス提督(Admiral Thomas)が救って主権を回復した直後であった。

用途[編集]

現在のハワイ州でも時々聞く標語で、ハワイ州の正式印章にも刻印されている。また、ハワイ独立運動(Hawaiian sovereignty movement)でもしばしば使われている。

参照項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]