イニョチン

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イニョチン
Inhotim
イニョチンの位置(ブラジル内)
イニョチン
ブラジル内の位置
施設情報
専門分野 現代美術
収蔵作品数 約1,300作品
来館者数 年間約35万人
開館 2006年
所在地
位置 南緯20度04分22.1秒 西経44度07分51.2秒 / 南緯20.072806度 西経44.130889度 / -20.072806; -44.130889座標: 南緯20度04分22.1秒 西経44度07分51.2秒 / 南緯20.072806度 西経44.130889度 / -20.072806; -44.130889
外部リンク www.inhotim.org.br
プロジェクト:GLAM
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イニョチンポルトガル語: Instituto Inhotim)はブラジル有数の現代アート美術館および植物園であり、世界最大の野外美術館とされている。ミナスジェライス州の州都ベロオリゾンテ市から60キロメートル離れたブルマジーニョ市(人口3万8000人)に所在する。

この美術館は大西洋岸森林の中に立地し、山間部にはセハード(サバンナ)の飛び地がある。標高は海抜700 - 1300メートル、総敷地面積786.06ヘクタールのうち440.16ヘクタールは保護区であり、保護区には森林の一部と自然遺産私有保護区(RPPN)145.37ヘクタールが含まれる。

イニョチンにはアーティスト・イン・レジデンスプログラムがあり、ラテンアメリカ最大級の現代美術コレクションを擁し、日本美術も草間彌生、高松次郎、野村仁の作品を多数収蔵している。2020年には草間彌生の作品だけを集めたパビリオンを新設する予定。

基礎データ[編集]

  • 開館:2006年
  • 観覧区域の面積:140ヘクタール
  • ギャラリー数:23(常設19、企画4)
  • 収蔵作品数:約1,300作品、内600作品を展示
  • 収蔵作品の作家数:ブラジル国内外の作家250名以上
  • 作家の国籍:30か国
  • 植物園としての認定年:2010年(国家植物園委員会)
  • 植物種の数:すべての大陸の4,500種
  • 自然遺産私有保護区(RPPN):イニョチンは250ヘクタールの自然遺産私有保護区を維持
  • 入館者数:年間約35万人
  • 累積入館者数:11年間で290万人
  • 外国人来館者の比率:13%
  • 入館料無料:入館者の約半数は教育・社会プログラムや無料公開日(水曜日)を利用して無料で観覧
  • 常設展示のアーティスト:トゥンガ、シウド・メイレリス、 ミゲウ・ヒオ・ブランコ、エリオ・オイチシカ&ネヴィリ・ダウメイダ、アドリアナ・ヴァレジャォン、ドリス・サルセド、ヴィットル・グリッポ、マシュー・バーニー、ヒヴァニ・ネシュヴァンデル、ヴァレスカ・ソアレス、ダグ・アイケン、マリラー・ダルドー、リジア・パペ、カルロス・ガライコア、カロル・ダナン、クリスチーナ・イグレシアス、ウィリアム・ケントリッジ、クラウジア・アンドゥジャー。

外部リンク[編集]