アルティリエーレ (フリゲート)

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アルティリエーレ
基本情報
建造所 リウーニティ造船
リヴァ・トリゴソ造船所
運用者 イタリアの旗イタリア海軍
艦種 フリゲート
級名 アルティリエーレ級
モットー Primi Velitum
艦歴
発注 1981年
起工 1982年3月31日
進水 1983年7月27日
就役 1993年に購入
1994年10月29日
要目
排水量 基準 2,208t
満載 2,525t
全長 113.2m
最大幅 11.3m
吃水 3.7m
機関 CODOG方式、2軸推進
GE=フィアット LM2500 × 2基(50,000HP
GMT BL-230-20Mディーゼルエンジン × 2基(7,800HP)
速力 最大速 35ノット
乗員 185名
兵装 54口径127mm単装砲 1基
CIWS 40mm2連装砲 × 4基
アスピーデ/アルバトロス短SAM8連装発射機 × 1基
テセオMK2SSM単装発射筒 × 8基
搭載機 AB-212 ASW × 1機
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アルティリエーレイタリア語: Artigliere, F 582)は、イタリア海軍ルポ級フリゲート5番艦または改ルポ級アルティリエーレ級(Artigliere)もしくはソルダティ級フリゲート(Soldati)に分類される場合は1番艦となる。艦名は砲兵を意味するイタリア語に由来する。

艦歴[編集]

「アルティリエーレ」は、リウーニティ造船アンコーナ造船所で建造され1982年3月31日に起工、1983年7月27日に進水し「ヒッテイン(Hittin、F-14)」と命名されるも、代金未払いのためイラク海軍への引渡しは見送られる。

その後湾岸戦争を経て国際連合の制裁措置もあり、引き受け先が宙に浮いたままであったが、1993年にイタリア海軍が購入する事となり、「アルティリエーレ」と命名され1994年10月29日に就役する。

主な艦歴は、1995年から2000年にかけてはアドリア海において哨戒活動に従事し、この合間の1997年9月から1998年1月にかけては東南アジアにて活動している。2002年から2005年にかけて常設地中海海軍部隊(STANAVFORMED、現在の第2常設NATO海洋グループ、SNMG2)に属しアクティブ・エンデバー作戦に参加し東地中海で作戦に従事する。2005年5月には常設大西洋海軍部隊(STANAVFORLANT、現在の'第1常設NATO海洋グループ、SNMG1)に転属し、南部対機雷部隊(MCMFORSOUTH、現在の第2常設NATO対機雷グループ、SNMCMG2)を9月から10月にかけて訓練の支援をする。2006年にカナーレ06演習(CANALE 06)に参加しシチリア海峡からマルタ島までの範囲で行動する。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]