アニタ・スタップス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
獲得メダル

アニタ・スタップス
オランダの旗 オランダ
柔道
世界柔道選手権
1980 ニューヨーク 61kg級
1982 パリ 66kg級
1984 ウィーン 72kg級
1986 マーストリヒト 66kg級

アニタ・スタップス( Anita Staps 1961年4月5日-) はオランダ出身の柔道選手。現役時代は61kg級~72kg級の選手。

人物[編集]

柔道は8歳の時に始めた[1]。1974年のイギリス国際48kg級ではわずか13歳にして3位となった。その後、階級を上げ続け、1980年にニューヨークで初開催された世界選手権では、19歳にして61kg級の初代チャンピオンとなった。さらにその後も階級を上げ続け、1982年の世界選手権では66kg級で3位となると、1984年の世界選手権では72kg級で3位となった。1986年に地元オランダで開催された世界選手権では、1階級下げて66kg級で再び3位となった。その後引退した。

セクハラ騒動[編集]

1996年になると、現役時代にコーチだったペーター・オームスにセクハラを受けていたとして、同じくオームスの指導下にあってセクハラを受けていたというイレーネ・ドゥコック及びモニク・ファンデリーとともに、その件を公に告発した[2][3]。 裁判ではドゥコック及びファンデリーに対するセクハラが認定されて、オームスには4ヶ月の執行猶予処分と180時間の社会奉仕活動が言い渡された[4]。 また、オランダ柔道連盟はオームスに対して、1996年から3年間にわたってコーチ資格を停止処分にした[5]

主な戦績[編集]

61kg級での戦績

66kg級での戦績

  • 1982年 - ドイツ国際 3位
  • 1982年 - オランダ国際 3位
  • 1982年 - イギリス国際 2位
  • 1982年 - 世界選手権 3位

72kg級での戦績

66kg級での戦績

脚注[編集]

外部リンク[編集]