アナトリアプレート

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右側にあるのがアナトリアプレート

アナトリアプレート英語:Anatolian Plateトルコ語:Anadolu Yaylası)とは、トルコ界隈に位置する大陸プレート

東側は左横ずれ断層であるトランスフォーム断層東アナトリア断層を挟んでアラビアプレートと接している。南側及び南西側は収束型境界アフリカプレートと接している。西側ではエーゲ海プレートと接しており、アナトリアプレートと共に圧縮し合っているので、ギリシャ弧英語版の成因の一つとなっている。北側では北アナトリア断層を挟んでユーラシアプレートと接している。

アナトリアプレートはアラビアプレートとエーゲ海プレートによって東側に進み、ユーラシアプレートによって北側に進むのを抑制されている為、反時計回りに東南方向へと動いている。アナトリアプレートをユーラシアプレートの一部とする文献もあるが、北アナトリア断層の研究によってユーラシアプレートとは異なる物であることが示されている。[1]

参考文献[編集]

  1. ^ Reilinger, R.E.; McClusky, S.C.; Oral, M.B.; King, R.W.; Toksoz, M.N.; Barka, A.A.; Kinik, I.; Lenk, O. et al. (May 10, 1997). “Global Positioning System measurements of present-day crustal movements in the Arabia-Africa-Eurasia plate collision zone”. Journal of Geophysical Research: Solid Earth 102 (B5): 9983–9999. Bibcode1997JGR...102.9983R. doi:10.1029/96JB03736.