アウルタワー

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アウルタワー
アウルタワー 地図
アウルタワーの位置(東京都区部内)
アウルタワー
アウルタワー
施設情報
所在地 東京都豊島区東池袋4丁目21−1
座標 北緯35度43分38.8秒 東経139度43分11.3秒 / 北緯35.727444度 東経139.719806度 / 35.727444; 139.719806座標: 北緯35度43分38.8秒 東経139度43分11.3秒 / 北緯35.727444度 東経139.719806度 / 35.727444; 139.719806
状態 完成
着工 2008年2月[1]
竣工 2011年1月26日[1]
用途 集合住宅、事務所、店舗[1]
建設費 約300億円
地上高
高さ 189.2m[1]
各種諸元
階数 地下2階 地上52階 塔屋2階[1]
敷地面積 5,801.39 [1]
建築面積 2,938.03 [1]
延床面積 79,172.68 [1]
構造形式 鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造[1]
エレベーター数 11基[1]
戸数 608戸[1]
駐車台数 344台 [1]
関連企業
設計 基本設計 都市再生機構東京都心支社
実施設計 大成建設一級建設事務所[1]
施工 大成建設東京支店[1]
デベロッパー 都市再生機構東京都心支社[1]
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アウルタワーは、東京都豊島区に所在する52階建ての超高層マンション。「東池袋四丁目第2地区第一種市街地再開発事業」によって再開発され建設された。

概要[編集]

計画地は戦災復興土地区画整理事業が行われた地域であったが、土地が細分化され木造住宅が多く、立地に相応しい土地利用がなされていない状況にあった。そうしたことから豊島区からのまちづくり提案を機に、1992年5月、地区内の権利者による「考える会」が発足し再開発の検討がスタートした[2]

当初は組合施行による事業化が検討されたが、経済状況の変化等により計画が変更され、区と準備組合から都市基盤整備公団(現:UR都市機構)へ施行要請が行われ、2002年4月、機構施行市街地再開発事業の地区採択がされ[2]2004年5月に都市計画決定を経て、2008年2月に着工し、2011年1月に竣工した。

建物は地下2階、地上52階建てで、1階と地下1階には店舗、保育所などが入り、2階から6階は業務施設、7階から52階に住宅が整備され、住宅のうち473戸は市街地再開発事業の保留床取得者であるゴールドクレストが分譲住宅として販売した[2]

住戸は超高層住宅ならではの眺望を実感できるよう、逆梁工法によるハイサッシの採用と、コーナー部はバルコニーを設けないコーナーサッシの計画とし、将来のメンテナンスや更新性を配慮し、PSやMBは共用廊下側に配したSI対応計画とした[3]。また、パブリックスペースを11階と33階に設け、3箇所で鍵管理を行う3次セキュリティを採用している[3]

同時に建設された「東池袋地下通路」によって、東京メトロ有楽町線東池袋駅からライズシティ池袋、アウルタワーを経てサンシャインシティとの間が連絡通路で結ばれている[2][4]

なお、至近では類似の再開発名称である「東池袋四丁目2番街区地区第一種市街地再開発事業」が着手されている[5]

沿革[編集]

  • 1996年(平成8年)6月 - 再開発準備組合設立。
  • 2004年(平成16年)5月20日 - 都市計画決定。
  • 2006年(平成18年)1月10日 - 事業計画認可。
  • 2006年(平成18年)11月22日 - 権利変換計画認可。
  • 2008年(平成19年)2月 - 着工。
  • 2011年(平成23年)1月26日 - 竣工。

周辺[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]