よしの (護衛艦)

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よしの
呉港に停泊中の「よしの」と左は「のしろ」(1986年)
基本情報
建造所 三井造船 玉野事業所
運用者  海上自衛隊
艦種 護衛艦(DE)
級名 ちくご型
艦歴
計画 昭和47年度計画
発注 1972年
起工 1973年9月28日
進水 1974年8月22日
就役 1975年2月6日
除籍 2001年5月15日
その後 洞海湾にて解体処分
要目
基準排水量 1,500トン
満載排水量 1,900トン
全長 93.0m
最大幅 10.8m
深さ 7.0m
吃水 3.6m
機関 マルチプル・ディーゼル方式
主機 三井 12V28Nディーゼルエンジン × 4基
出力 16,000PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 24.8ノット
燃料 274トン
航続距離 20ノットで5,500海里
乗員 160名
兵装 68式50口径3インチ連装速射砲 × 1基
Mk.1 40mm連装機関砲 × 1基
74式アスロック8連装発射機 × 1基
68式3連装短魚雷発射管 × 2基
FCS FCS-1B (3インチ砲用)
Mk.51 (40mm機関砲用)
SFCS-4 水中攻撃指揮装置
レーダー OPS-14 対空
OPS-17 対水上
ソナー OQS-3A 艦首装備式
SQS-35(J) 可変深度式
電子戦
対抗手段
NOLR-5 ESM
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よしのローマ字JDS Yoshino, DE-223)は、海上自衛隊護衛艦ちくご型護衛艦の9番艦。艦名は吉野川に由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍吉野型防護巡洋艦吉野」に続き2代目にあたる。ただし、旧海軍のものは奈良県吉野山に由来している。

艦歴[編集]

「よしの」は、第4次防衛力整備計画に基づく昭和47年度計画警備艦1223号艦として、三井造船玉野事業所で1973年9月28日に起工され、1974年8月22日に進水、1975年2月6日に就役し、呉地方隊第7護衛隊に編入された。

1976年5月11日、第7護衛隊が呉地方隊第36護衛隊に改称。

1986年3月19日、第36護衛隊が廃止となり、呉地方隊第38護衛隊に編入。

1987年7月1日舞鶴地方隊第31護衛隊に編入。定係港が舞鶴基地に転籍。

1987年8月29日北海道礼文島の北東約55kmでソ連オグネヴォイ級駆逐艦「オスモトリテルヌイ」を視認する。

1989年12月12日横須賀地方隊第33護衛隊に編入され、定係港が横須賀に転籍。

1995年8月1日、呉地方隊第36護衛隊に編入され、定係港が再びに転籍。

1997年3月24日、呉地方隊第22護衛隊に編入。

2001年5月15日、除籍。

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船 第610集 』(海人社、2003年5月号)