まきしま (掃海艇)

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まきしま
基本情報
建造所 日立造船神奈川工場
運用者  海上自衛隊
艦種 掃海艇(中型掃海艇)
級名 うわじま型
艦歴
発注 1992年
起工 1993年5月12日
進水 1994年5月26日
就役 1994年12月12日
最期 2015年3月、洞海湾にて解体処分
除籍 2014年4月2日
要目
排水量 基準 490トン
満載 570トン
長さ 58.0m
9.4m
深さ 4.2m
吃水 2.9m
機関 CODOE方式
主機 三菱6NM-TA(B)Iディーゼル × 2基
出力 1,800PS
推進器 スクリュープロペラ × 2軸
速力 最大速 14ノット
乗員 40人
兵装 JM61-M 20mm多銃身機銃 × 1門
搭載艇 4.9m型複合作業艇 × 1隻
ジェミニ・ディンギー処分艇 × 1隻
レーダー OPS-39-Y 対水上捜索用
ソナー ZQS-3-1 機雷探知機
その他 機雷処分具S-7 1形
53式普通掃海具(O型)改6
85式磁気掃海具S-6
71式音響掃海具S-2改1
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まきしまローマ字JS Makishima, MSC-677)は、海上自衛隊掃海艇うわじま型掃海艇の6番艇。艇名は牧島に由来する。

艦歴[編集]

「まきしま」は、平成4年度計画掃海艇377号艇として、日立造船神奈川工場で1993年5月12日に起工され、1994年5月26日に進水、1994年12月12日に就役し、同日付で第1掃海隊群隷下に新編された第23掃海隊に「くめじま」とともに編入された。定係港は

1997年3月19日、隊番号の改正により第23掃海隊が第3掃海隊に改称。

1999年3月16日佐世保地方隊下関基地隊第43掃海隊に編成替え。

2008年3月11日呉地方隊阪神基地隊第42掃海隊に編成替え。

2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による東日本大震災に対し、災害派遣される。

2014年4月2日、除籍。就役期間中の総航程は190,283海里(地球約8.8周分)、総航海時間数は26648時間49分、掃海処理回数21回、航空救難2回、災害派遣3回。

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 海上自衛隊木造掃海艇建造史』(海人社、2010年)

関連項目[編集]