ほぼシリーズ

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ほぼシリーズとは、カネテツデリカフーズが販売している魚を再現した練り製品である。食の不満を解消するために開発され[1]、2021年12月時点で累計で5000万パック以上を売り上げる人気商品である[2]

開発の経緯[編集]

最初に開発したのは「ほぼカニ」(2014年から発売しているカニ風味のカマボコ)で、他社から「カニカマ」などの名称で発売されていたカマボコを本物のズワイガニへいっそう近付けることを狙いに定めていた。開発チームはカニを試食したうえで、理化学分析の結果に沿ってカニの繊維などをカマボコで再現させた。しかし、試作品の風味がズワイガニと程遠かったため、材料の試行錯誤と試食を繰り返した。また噛んだ時の繊維のほぐれ方をカニに近づけるために、ミリ単位で調整を行った[3]

反響[編集]

2020年の芸能人格付けチェックで取り上げられたときは会社のホームページがサーバーダウンしたほか、2週間で前年の倍以上売り上げを記録した[4]。以降番組で度々登場するようになる。また2022年春の放送では香里奈がイカフライと間違えて選択し、「ほぼほぼイカ」(仮称)が8月をめどに商品化されることとなり[5]、8月1日に「だいたいイカ」の製品名でオンライン販売が開始された。ちなみに、「だいたい」という名称には「イカの代替食材」というニュアンスを重ねている[6]

ラインナップ[1][編集]

脚注[編集]

注釈[編集]


出典[編集]

  1. ^ a b ほぼか、ほぼ以外か -ほぼシリーズ- | カネテツデリカフーズ”. カネテツデリカフーズ株式会社コーポレートサイト. 2022年3月24日閲覧。
  2. ^ あなたはどっち派?!ほぼシリーズ新商品「大漁 ほぼタラバガニ」と「万福 ほぼズワイガニ」を2021年12月25日(土)より期間限定で発売”. SANSPO.COM(サンスポ) (2021年11月18日). 2022年3月24日閲覧。
  3. ^ 理化学分析を行い本物に味を近づけた「ほぼカニ」が作られた理由とカネテツの開発者の思い【カニかま第三世代】”. メシ通 | ホットペッパーグルメ (1623115800). 2022年3月24日閲覧。
  4. ^ 『格付けチェック』で一流芸能人を欺いてきた『ほぼカニ』 「だますことが目的ではない」 2ページ目”. ORICON NEWS. 2022年3月24日閲覧。
  5. ^ 香里奈 格付けチェック不正解で「ほぼほぼイカ」商品化へ、製造元ツイッターも反応 - スポニチ Sponichi Annex 芸能”. スポニチ Sponichi Annex. 2022年3月24日閲覧。
  6. ^ 芸能人の舌だませて商品化 「だいたい」イカ 原材料はあの魚

外部リンク[編集]