はるしお (潜水艦・初代)

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はるしお
基本情報
建造所 三菱重工業神戸造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 あさしお型
艦歴
計画 昭和39年度計画
発注 1964年
起工 1965年10月12日
進水 1967年2月25日
就役 1967年12月1日
除籍 1984年3月30日
除籍後 1985年3月、東海ドックで解体
要目
排水量 基準 1,650t
満載 2,250t
全長 88.0m
最大幅 8.2m
深さ 7.5m
吃水 4.88m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
川崎/MAN V8V 24/30mMALディーゼルエンジン × 2基
SG-3C発電機 × 2基
富士電機 SM-3C電動機 × 2基
湯浅SCB-47W蓄電池 × 240個
出力 水上 2,900PS
水中 6,300PS
推進器 3翼スクリュープロペラ × 2軸
速力 水上 14kt
水中 18kt
燃料 300t
航続距離 巡航14ktで6,000海里
潜航深度 210m程度
乗員 80名
兵装 54式533mm魚雷発射管 × 6門
HU-201 320mm短魚雷発射管 × 2門
レーダー ZPS-3 対水上
ソナー AN/SQS-4 アクティブ
JQO-3B/5 パッシブ
探索装置・
その他装置
13m1型 潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLR-1B ECM
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はるしおローマ字JDS Harushio, SS-563)は、海上自衛隊潜水艦あさしお型潜水艦の2番艦。艦名はに由来する。なお、艦艇名としては旧海軍通して初の命名である。(ただし、建造はされなかった改⑤計画における改夕雲型駆逐艦の計画艦の予定艦名に春潮(はるしお)がある。)

艦歴[編集]

「はるしお」は、第2次防衛力整備計画に基づく昭和39年度計画潜水艦8063号艦として、三菱重工業神戸造船所で1965年10月12日に起工され、1967年2月25日に進水、1967年12月1日に就役し、第1潜水隊群に直轄艦として編入された。

1968年3月16日、第1潜水隊群隷下に第3潜水隊が新編され「あさしお」とともに編入された。

1969年6月20日から9月9日までの間、ハワイ派遣訓練に参加。

1970年9月9日、海上自衛隊演習に参加中、津軽海峡西方で潜航中に護衛艦おおい」と接触し、潜望鏡を破損した[1]

1973年9月15日から11月30日までの間、ハワイ派遣訓練に参加。同年10月16日、第3潜水隊が自衛艦隊隷下に新編された第2潜水隊群隷下に編成替え。

1983年3月1日、第2潜水隊群直轄艦となる。

1984年3月30日、除籍。

脚注[編集]

  1. ^ 「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』第166号、海人社、1971年6月、81頁。 

参考文献[編集]

  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)
  • 『世界の艦船 増刊第665集 海上自衛隊潜水艦史』(海人社、2006年)

外部リンク[編集]