せり鍋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

せり鍋(せりなべ)は、宮城県の特産品である仙台せりを使った鍋料理[1]東日本大震災後の地域復興の過程で広まった。地元では冬季に提供されることが多い。

概要[編集]

宮城県は江戸時代からせりの生産が行われており、その生産量は日本一である。そのせりを使ったせり鍋は2004年頃から仙台市内の居酒屋などで提供され始めたといわれている[2]

せりと鶏肉・鴨肉という組み合わせが基本であり、白ねぎ・ごぼう・豆腐・油揚げといった具材を追加することもある。

出汁は醤油・みりん・酒などで味付けされた鶏ガラを基材とするものや鰹、昆布などさまざまである。せりは一般的に春の七草として知られる。

脚注[編集]

  1. ^ *「名取せり本」名取市生活経済部商工観光課 2019
  2. ^ ブーム到来!"もったいない"から生まれた「ご当地鍋」3選

外部リンク[編集]