さすらいの賭博師

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さすらいの賭博師
監督 牛原陽一
脚本 山崎巌
原作 野村敏雄
製作 児井英生(企画)
出演者 小林旭笹森礼子松尾嘉代大滝秀治山形勲
音楽 小杉太一郎
撮影 岩佐一泉
編集 井上治
制作会社 日活
公開 1964年8月5日
上映時間 88分
次作 黒いダイスが俺を呼ぶ
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さすらいの賭博師』(さすらいのギャンブラー)1964年8月5日に公開された日本の映画である。監督は牛原陽一。モノクロ。主演は小林旭日活制作[1]

概要[編集]

凄腕の賭博師である氷室浩次の活躍を描いた「黒い賭博師シリーズ」の第1弾。[2]本シリーズの特徴は、既存作のギャグは主にセリフや小さなアクションの積み重ねによって作り出されていたが、本シリーズにおいては大げさな仕掛けものによるギャグを行っている点にある[3]。映画評論家の西脇英夫007の映画シリーズの影響ではないかと指摘している[3]

本作に先立って公開された『波止場の賭博師』は主人公の名前もプロットも異なるが、シリーズの先駆けと認識されることもある。

あらすじ[編集]

イカサマを見破ったことで、兄と恋人を殺された凄腕の賭博師である氷室浩次(小林旭)はダイスを捨ててさすらいの旅に出た。横浜へと流れついた氷室はダイスを捨て、バー「サイセリア」のバーテンダーとしてこの街に落ち着こうと考えるが。街を二分する浅野(山形勲)と河村(小池朝雄)の間で起きる抗争に巻き込まれて行く。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

ロケ地[編集]

出典[編集]

  1. ^ さすらいの賭博師”. 文化庁 日本映画情報システム. 2022年8月20日閲覧。
  2. ^ 日活アクションの華麗な世界:1954-1971 未来社 2004 p.340-351
  3. ^ a b 西脇英夫『日本のアクション映画: 裕次郎から雷蔵まで』社会思想社、1996年、62頁。ISBN 9784390115971 

外部リンク[編集]