くまとマーク少年

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くまとマーク少年』(原題:Gentle Ben)は、1965年ウォルト・モーレーが発表したアメリカ合衆国児童文学、およびそれを原作とするテレビドラマテレビ映画である。

概要[編集]

フロリダ州の自然保護観察官、トム・ウェドローとその息子のマーク・ウェドロー、そしてのベンが織りなす心温まるドラマ。

テレビドラマ版は、1967年から1969年までアメリカのCBSで放送[1]。制作は、『わんぱくフリッパー』で知られるアイヴァン・トース・プロダクション (Ivan Tors Productions) が担当した。本物のアメリカグマであるブルーノ (Bruno the Bear) にベンの役をさせ、声優による吹き替えで台詞を付けるというユニークな演出が行われた。

テレビ映画版は、2002年2003年にケーブルテレビ・衛星放送向けのアニマルプラネットケーブルチャンネルで放送[2]。制作はジェントル・ベン・プロダクション (Gentle Ben Production Company) が担当した。

1960年代テレビドラマ[編集]

シーズン1
1967年 - 1968年放送、28エピソード
シーズン2
1968年 - 1969年放送、28エピソード

キャスト[編集]

ベン (Ben)
演:ブルーノ (Bruno the Bear) / 声:キャンディ・キャンディード (Candy Candido)
熊。
トム・ウェドロー (Tom Wedloe)
演:デニス・ウィーバー (Dennis Weaver)
自然保護観察官。
マーク・ウェドロー (Mark Wedloe)
演:クリント・ハワード (Clint Howard)
トムの息子。
エレン・ウェドロー (Ellen Wedloe)
演:ベス・ブリッケル (Beth Brickell)
トムの妻。
ヘンリー・ブームハワー (Henry Boomhauer)
演:ランス・ハワード (Rance Howard)
トムの隣人で友人。

スタッフ[編集]

日本での放送[編集]

日本では『クマとマーク少年』というタイトルで、1969年4月3日から同年10月9日までTBS系列局で放送。パイロット萬年筆(現・パイロットコーポレーション)の一社提供。放送時間は毎週木曜 19:00 - 19:30 (日本標準時)。

日本語版の吹き替え担当者は以下の通り。

放送局

2000年代テレビ映画[編集]

2002年版
英語: Gentle Ben: The Movie または Gentle Ben: Terror on the Mountain
2003年版
英語: Gentle Ben 2: Danger on the Mountain

キャスト[編集]

ジャック・ウェドロー (Jack Wedloe)
演:ディーン・ケイン (Dean Cain)
マーク・ウェドロー (Mark Wedloe)
演:ライリー・マクレンドン (Reiley McClendon)
フォグ・ベンソン (Fog Benson)
演:コービン・バーンセン (Corbin Bernsen)

スタッフ[編集]

  • 制作:ジェントル・ベン・プロダクション (Gentle Ben Production Company)
  • 原作:ウォルト・モーレー (Walt Morey)
  • 脚本(2002年版):ジム・マキチャック (Jim Makichuk)
  • 脚本(2003年版):ナオミ・ジャンゼン (Naomi Janzen)
  • 監督:デイビッド・S・キャス・シニア (David S. Cass Sr.)

脚注[編集]

  1. ^ Gentle Ben - TV.com”. TV.com. 2016年7月26日閲覧。
  2. ^ Gentle Ben | TV Series”. Hollywood.com. 2016年7月26日閲覧。
  3. ^ 河北新報』1972年4月18日付朝刊、テレビ欄。
  4. ^ 『河北新報』1969年4月3日付朝刊、テレビ欄。
  5. ^ 北國新聞』1970年6月5日付朝刊、テレビ欄。

外部リンク[編集]

TBS系列 木曜 19:00 - 19:30
前番組 番組名 次番組
リサイタルシリーズ
(1969年1月2日 - 1969年3月13日)
クマとマーク少年
(1969年4月3日 - 1969年10月9日)
ゆかりです、ただ今募集中!
(1969年10月16日 - 1970年4月9日)