きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
きかんしゃトーマス > きかんしゃトーマス シーズン毎制作史 > きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー
きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー
Big World! Big Adventures!
監督 デヴィッド・ストーテン
脚本 アンドリュー・ブレナー
配給 マテル・クリエイションズ
公開 イギリスの旗 2018年7月20日[1]
オーストラリアの旗 2018年8月2日
香港の旗 2018年8月16日
中華民国の旗 2018年8月17日
オーストラリアの旗 2018年9月5日(DVD)
アメリカ合衆国の旗 2018年9月7日(TV)
カナダの旗 2018年10月12日(TV)
中華人民共和国の旗 2018年10月18日(DVD)
イギリスの旗 2018年11月12日(DVD)
メキシコの旗 2018年11月17日(TV)
ポーランドの旗 2018年12月1日(TV)
オーストラリアの旗 2018年12月24日(TV)
イギリスの旗 2019年1月1日(TV)
日本の旗 2019年4月5日
イスラエルの旗 2019年4月18日
中華人民共和国の旗 2019年5月31日
フィンランドの旗 2019年6月3日(DVD)
ノルウェーの旗 2019年6月3日(DVD)
スウェーデンの旗 2019年6月3日(DVD)
デンマークの旗 2019年6月6日(DVD)
ハンガリーの旗 2019年9月6日
アメリカ合衆国の旗 2019年9月10日(DVD)
ドイツの旗 2020年1月2日
上映時間 85分
言語 英語
興行収入 日本の旗 1億5380万円[2]
前作 きかんしゃトーマス とびだせ!友情の大冒険
次作 きかんしゃトーマス チャオ!とんでうたってディスカバリー!!
テンプレートを表示

きかんしゃトーマス Go!Go!地球まるごとアドベンチャー』は、テレビシリーズ『きかんしゃトーマス』の長編シリーズ第14作目の作品である。

概要[編集]

『きかんしゃトーマス』の3DCG製作の長編としては11作目にあたる。テレビ版第22シリーズのプレストーリーとして製作された。

トーマスがレーシングカーのエースとケニア出身の女の子機関車ニアと共に複数の国を周りながら冒険をするロードムービーとなっている。また、従来の長編作品同様に劇中歌が挿入されている。

英国では2018年7月20日[1]より劇場公開され、ゲスト声優としてエース役にイギリス人アーティストのピーター・アンドレを起用した。アメリカでは同年9月7日にテレビ放送。

本作には国際連合が共同制作として参加する。

日本での公開[編集]

日本では2019年4月5日より劇場公開。ゲスト声優としてエース役にISSAを起用する。

前売り特典として「カプセルプラレール あつまれ!特殊車両」が配布される[3]。また幼児鑑賞者を対象とした劇場鑑賞特典としてタカラトミー社製の玩具「トーマストミカのいろいろ貨車」と「トーマス特別DVD」が配布される。

あらすじ[編集]

ソドー島で暮らす蒸気機関車のトーマスは、世界一周ラリーに参加する予定のレーシングカーエースに出会い、世界を旅する最初の機関車にならないかと促された。エースの理想である「自由気まま」に興味を持ったトーマスは共に海を渡りアフリカのラリー開始地点にたどり着いたが、トーマスは自動車たちと砂漠を横断することが出来ず、仕事として貨車を牽いて一人でエースのもとへ向かうことにした。

アフリカの長い貨物列車に苦労するトーマスは地元のタンク機関車ニアと出会い、配達をしながら長い旅を共にすることとなった。エースとも再会を果たし、ひょんなことから3台で走ることとなるが、エースにそそのかされたトーマスは分かれ道でニアと離ればなれになり脱線してしまう。何も言うことができずに別れてしまったニアをトーマスは気に病み、エースを置いて一人で彼女を差探しに行く。

世界のなかまたち[編集]

エース(Ace)
オーストラリア出身の黄色いレーシングカー。アフリカ行きの船に乗り世界一周レースの開始地点へ向かうためソドー島にやってくる。
「自由気まま」をモットーとする通り、自分の好きなようにすることが好き。

アフリカ大陸[編集]

ダカール[編集]

ラクダ使い
トーマスを探すトップハム・ハット卿を連れて、ラクダとともにサハラ砂漠を横断する。

ケニア[編集]

ニア(Nia)
オレンジ色のボディーに模様をまとったタンク機関車。
楽しく優しい性格でトーマスの旅についてくる。

ダルエスサラーム[編集]

クワク(Kwaku)
赤いガーラット式機関車。陽気なニアの友達。
コービー(Kobe)
港で働く赤いクレーン。

南アメリカ大陸[編集]

リオデジャネイロ[編集]

フェルナンド[4](Fernando)
トップハム・ハット卿が港で出会った緑色のディーゼル機関車。
エマーソン(Emerson)
トップハム・ハット卿を乗せてサンフランシスコへ向かう飛行機。

アマゾン熱帯雨林[編集]

カルロス(Carlos)
メキシコ出身のテンダー式蒸気機関車。
削除シーンでは伝統の太陽信仰を披露している。

北アメリカ大陸[編集]

グランド・キャニオン[編集]

ボゥ(Beau)
銀色のテンダー式蒸気機関車。
立派な白髭をこしらえ、人や馬と協力して働いている。

サンフランシスコ[編集]

ナタリー(Natalie)
港で働く友好的な赤いディーゼル機関車。
カーター(Carter)
港で働く緑色のガントリークレーン。

ユーラシア大陸[編集]

中国[編集]

ヨンバオ(Yong Bao)
中国の赤いテンダー式蒸気機関車。
勇敢な性格で知られる。

他にも各地域に数多くのスポットとキャラクターが登場する。

キャスト[編集]

役名 英国版声優 北米版声優 日本語吹き替え
トーマス ジョン・ハスラー ジョセフ・メイ 比嘉久美子
ニア イヴォンヌ・グランディ[5] 青山吉能[6]
エース ピーター・アンドレ ISSA[7]
ヨンバオ ダン・リ 佐々木啓夫
パーシー ナイジェル・ピルキントン クリストファー・ラグランド 神代知衣
ジェームス ロブ・ラックストロー ロブ・ラックストロー 江原正士
トビー ウィリアム・ホープ 坪井智浩
エドワード キース・ウィッカム 佐々木望
トップハム・ハット卿 キース・ウィッカム 田中完
トップハム・ハット卿の母 根本圭子
バーティー 酒巻光宏
ゴードン ケリー・シェイル 三宅健太
ヘンリー 金丸淳一
ミスター・パーシバル 樫井笙人
ディーゼル ケリー・シェイル 石原慎一
エミリー テレサ・ギャラガー ジュール・デ・ヨング 山崎依里奈
アニーとクララベル テレサ・ギャラガー 吉岡さくら
ベン マット・ウィルキンソン マット・ウィルキンソン 下屋則子
トニー 小田柿悠太
クランキー グレン・ウレッジ 黒田崇矢
カーリー ルーシー・モンゴメリー 石井未紗
パクストン スティーブ・キンマン 河本邦弘
シドニー ボブ・ゴルディング 坪井智浩
ロージー ニコラ・ステイプルトン 望月久代
ティモシー ティム・ウィットノール 岩端卓也
フライング・スコッツマン ルーファス・ジョーンズ 三宅健太
アンジェリーク レイチェル・ミラー
クワク アブバカール・サリム
アフリカの人々 チポ・チャン
リッチー・キャンベル
アキヤ・ヘンリー
ドナ・アドウェラ
ラクダ使い ガブリエル・ポラス 陣谷遥
鉄道作業員 こばたけまさふみ
コーヒー貨車 東條達也
フェルナンド 白石兼斗
カウボーイ デヴィッド・メンキン
中国のディーゼル機関車 ス・リン・ルーイ
フィリップ ラスムス・ハーディカー
駅アナウンス 天海由梨奈

コーラス:風雅なおと、渕上祥、安西康高、立花敏弘、石塚勇、原田真純、内田ゆう、大木里紗

その他の事項[編集]

  • きかんしゃトーマスシリーズではナレーションが入らない初の長編作品である。
  • 今作の新キャラクターの大半は既存の車両達の流用である。

脚注[編集]

  1. ^ a b Channel 5′s Milkshake! rides with Thomas - kidscreen
  2. ^ 『キネマ旬報』2020年3月下旬特別号 68頁
  3. ^ 株式会社メイジャー 2017年11月24日掲載
  4. ^ 今作では「ブラジルの機関車」とクレジット。 名前は第23シリーズにて判明。
  5. ^ 歌唱部分のみパトリシア・キホロが担当。
  6. ^ ISSA『きかんしゃトーマス』劇場版でアニメ声優初挑戦!”. シネマトゥデイ (2018年12月11日). 2018年12月11日閲覧。
  7. ^ 有料配信・CS放送版では白石兼斗が担当。