おばあさんの虫眼鏡
おばあさんの虫眼鏡 | |
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Grandma's Reading Glass | |
監督 | ジョージ・アルバート・スミス |
製作 | ジョージ・アルバート・スミス |
公開 | 1900年11月 |
上映時間 | 1分20秒 |
製作国 | イギリス |
『おばあさんの虫眼鏡』(おばあさんのむしめがね、原題:Grandma's Reading Glass)は、1900年にイギリスで製作・公開された短編映画である。モノクロ、サイレント。「ブライトン派」と呼ばれたイギリスの先駆的な映画人の一人であるジョージ・アルバート・スミスの監督作であり、スミスの前作『望遠鏡でみたもの』とともに初めてクローズアップを用いた作品である[1][2]。
少年がおばあさんの虫眼鏡をかざして新聞、懐中時計、鳥籠の鳥、おばあさんの目、猫を覗いて見る、という内容。本作は異なる映像を交互に繋ぐことで構成されており[3]、少年が虫眼鏡をかざすとショットが切り換わり、少年の見る対象物が、円形にくり抜かれたマスクの中にクローズアップで映し出される。
脚注[編集]
- ^ 当時は全景ショット(ロングショット)が普通であった。
- ^ この作品などでスミスは、全景ショットに対してクローズアップを使ってモンタージュを試みており、クローズアップの効果を大きくした(岩本憲児著『サイレントからトーキーへ』より)。しかし、クローズアップが劇的な要素を持つようになったのは、アメリカのエドウィン・S・ポーターやD・W・グリフィスらの映画からのことである。
- ^ メタ映像としての幽霊表現[リンク切れ]
外部リンク[編集]
- Grandma's Reading Glass - IMDb(英語)