おのだ

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おのだ
人物
生誕 (1986-11-13) 1986年11月13日(37歳)
日本の旗 日本兵庫県神戸市
出身校 立命館大学情報理工学部
職業 YouTuber
身長 173 cm (5 ft 8 in)
YouTube
チャンネル
活動期間 2016年 -
ジャンル
登録者数
  • おのだ:45万人
  • おのだ2:5万人
総再生回数 おのだ:2億6334万回
おのだ2:370万回
事務所(MCN 無所属
挨拶 どうも、おのだです。
チャンネル登録者数・総再生回数は
2023年12月6日時点。
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おのだ株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
651-0086
兵庫県神戸市中央区磯上通8-1-29-403
設立 2019年2月1日
法人番号 5120001218839
事業内容
  • インターネットでの成功報酬型広告業務及び広告代理業務
  • インターネットによる動画の配信
  • ウェブサイト等における記事の企画、制作及び編集
代表者 小野田 正史(2023年12月現在)
資本金 300万円
関係する人物 おのだ
外部リンク https://www.kankeri02.com/company
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おのだ1986年 - )は、旅行系YouTuber。2023年9月時点でチャンネル登録者は45万人を超えている[1]

配偶者は韓国人

日本人の旅行系YouTuberのなかでも知名度は高い[2]

概要[編集]

日本国外の旅行動画を主体に投稿を行っている[1]

基本的には1人旅の動画が多いが、家族旅行の動画も投稿されている[1]

動画の傾向は、編集が少なめでBGMも無く見やすいと評価される[1]。旅行先の食事や観光を楽しんでおり、その映像は見ていて疲れないことが魅力となっている[1]。動画にはおのだ本人が映り込んで解説をしゃべることもあり、詳細な解説は情報量の増加にもつながるが、庶民的な価値観に裏付けられたおのだの発言の数々は、親しみやすいキャラクターを演出するというアプローチとして採用されている[2]

旅行先は、日本で人気のある台湾イタリアなどをはじめとして、日本ではあまり馴染みがないサウジアラビアバングラデシュといった国々もある[1]。様々な国のリアルな映像とも言え、のんびり気楽に旅行動画を視聴したいという人に向く[1]

人物[編集]

YouTubeチャンネルの概要欄に依れば、おのだは1986年生まれの男性で、大阪在住である[2]

概要欄では自らのスタンスを飛行機、ホテル、日本で生活する上でのお得情報を発信し、費用をあまりかけずにマイルやクレジットカードなどを巧く利用して、ファーストクラス、ビジネスクラスに乗ったり、上級会員のステータスを獲得することについての研究を行っている旨の自己紹介がある[2]

人気コンテンツ[編集]

人気となっているコンテンツには、マイレージやクレジットカードについての「お得情報」を紹介したものや、国際線ファーストクラスの搭乗体験や高級ホテルの宿泊体験、世界各地のグルメ体験などをテーマとするコンテンツがある[2]

2021年9月15日時点で視聴回数が多いタイトルには以下の様なものがある[2]

  • シンガポール航空 新スイートクラス(成田⇒シンガポール)搭乗記
  • エミレーツ航空A380 ファーストクラス 機内にシャワー ドバイ⇒成田
  • 【世界一周最終回】JAL 国際線ファーストクラスJL001 便で帰国!! サンフランシスコ⇒羽田

いずれも、多くの視聴者にとって憧れの対象になりうるレガシーキャリア英語版(昔からある大手航空会社)の上級客席の搭乗体験を題材としたものとなっている[2]

この類の搭乗体験コンテンツのフォーマットは以下の様になっている[2]

  1. 出発地の空港から動画がスタートする場合が多い[2]
  2. これから乗ることになる飛行機の便名、出発時間、機種やクラスなどの情報を提示する[2]
  3. おのだの移動経路に沿って、航空会社のラウンジの紹介。ラウンジの内装、フード、ドリンクなどを紹介する[2]
  4. 航空機へ搭乗する[2]
  5. 目的地へと到着するまでにおのだが機内で受けるサービスや用意されているアメニティ、機内食などを順次紹介する[2]

移動中には周囲の風景に加え、おのだ本人がしばしば画面に映り込み、遭遇した様々なモノや対象について解説を加える[2]

2021年の世界一周[編集]

2021年6月から同年8月にかけて、おのだは世界一周を行い、その様子をYouTubeに公開している[3]

2019年に始まったコロナ禍は終息したとは言い難い時期であり、海外旅行に行きたいと潜在的にも考える人は多く、動画で海外旅行の雰囲気が味わえると、おのだの世界一周のシリーズは人気を博すことになった[3]

旅行ルートは以下の通り[3]

旅行ルートや旅行スケジュールは細かく固めず、入国後の隔離期間がない国から選ぶと共に、その時々の各国のコロナ事情を考慮して臨機応変に対応している[4]。一例として、グアムは当初は予定になかったが、旅行期間中に隔離期間無しに変更されたため、急遽訪問している[4]

この時期に世界旅行を行ったことに対し、批判の声もあったが、おのだ自身は以下のような理由を挙げている。

マーケティング戦略[編集]

おのだは、YouTubeのコメント欄以外にも、自身のブログTwitterInstagramLINEなどで情報発信を行い、視聴者との情報接点を複数化しようと試みている[2]

おのだ自身をコンテンツ化していくためのメディアミックス戦略とも言えるが、コトラー的なマーケティング戦略からは、顧客コミュニティのつながり、すなわりソーシャル・コネクティビティの形成が行われていると判断できる[2]

上述のSNS以外にもオフ会やライブ配信を実施することによって、ファンの獲得、ならびにファンコミュニティの形成を試みている[2]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g 中村スバル (2023年10月7日). “世界を駆け巡る旅系YouTuberが面白い、おのだ、しげ旅、Bappa Shota、タビオロジ”. ENTAME next. 2024年3月13日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 松本健太郎「YouTube動画による「旅の体験」の共有 : コンテンツ/プラットフォームとしてのその役割」『立命館大学人文科学研究所紀要』第131巻、立命館大学人文科学研究所、2022年、241-270頁、doi:10.34382/00015959 
  3. ^ a b c d 有井太郎 (2021年10月29日). “コロナ禍で「世界一周」した人気YouTuberに聞く、海外旅行の変化と準備のコツ”. DIAMOND online. ダイヤモンド社. p. 1. 2024年3月13日閲覧。
  4. ^ a b c d e 有井太郎 (2021年10月29日). “コロナ禍で「世界一周」した人気YouTuberに聞く、海外旅行の変化と準備のコツ”. DIAMOND online. ダイヤモンド社. p. 2. 2024年3月13日閲覧。

外部リンク[編集]