いか踊り

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いか踊り(いかおどり)とは、北海道函館市の名産イカをテーマとした踊りである。

概要[編集]

1981年昭和56年)に函館港まつり用として函館市民の有志グループ「いか踊り実行委員会」が考案、普及につとめた踊りである[1]。『函館港おどり』や『いいんでないかい~函館港唄~』とは違い、誰でもすぐ踊れるとのコンセプトで作られ、20名の踊り手により初披露された。その後1986年(昭和61年)のレコード化や1990年代のまちづくり構想『イカノポリス計画(市の魚にイカを制定)』の影響を受け、徐々に認知度を高めていった[2]

函館港まつりのパレード、ワッショイはこだて(旧・一万人パレード、一万人踊りパレード→三万人パレード)の2部の『サマーカーニバル・子供いか踊り』および3部の『函館いか踊り』で踊られ[3]、自由参加枠でもいか踊りが採用されている[4]。また、函館に寄港するクルーズ船の見送り時には、函館地区クルーズ振興協議会サポーターズ会員によるいか踊り披露を行っている[5]

交流[編集]

「青函ツインシティ交流」を結んでいる北海道函館市の「函館いか踊り」との間で、隔年で「ねぶた」と「いか踊り」の相互派遣が行われている。2006年は8月7日のねぶた昼間運行の先頭に「いか踊り」が登場し、2007年は函館に「ねぶた」が派遣された。

参考文献[編集]

  • 函館市史 通説編第4巻 函館市史編さん室編 函館市 2002年

脚注[編集]

  1. ^ 函館市史通説編4 p677-p691
  2. ^ 函館港まつりで「いか踊り」を踊ろう! 函館観光公式ガイドはこぶら 函館市 2024年2月10日閲覧
  3. ^ "開港164周年記念函館港まつりワッショイはこだて開催要綱" 函館港まつり実行委員会 2023年
  4. ^ "開港164周年記念函館港まつり 「ワッショイはこだて」いか踊りの部 自由参加の参加方法について" 函館港まつり実行委員会 2023年
  5. ^ "函館地区クルーズ振興協議会の活動" 国土交通省 2024年2月10日閲覧

関連項目[編集]

外部リンク[編集]