葛西聖司

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かさい せいじ
葛西 聖司
プロフィール
出身地 日本の旗 東京都
生年月日 (1951-07-05) 1951年7月5日(72歳)
最終学歴 中央大学法学部法律学科卒業
職歴 NHKアナウンサー(鳥取宮崎大阪東京アナウンス室、大阪、東京アナウンス室、大阪、東京アナウンス室)、その後、独立
活動期間 1974年~
出演番組・活動
出演中 本文参照
出演経歴 本文参照

葛西 聖司(かさい せいじ、1951年7月5日[1] - )は、日本のアナウンサー古典芸能の解説者[2][3]

人物[編集]

練馬区立豊玉第二小学校、早稲田高等学校を経て中央大学卒業[1]後、1974年にNHKに入局。初任地は鳥取放送局。その後宮崎放送局大阪放送局を経て1984年夏から東京アナウンス室勤務[1]

嗜好・挿話[編集]

  • 同期に『ラジオ深夜便』アンカー仲間だった迎康子がいる。
  • 大学生時代所属していたのは歌舞伎研究会。歌舞伎の舞台中継をしたくて、アナウンサーを志した[1]
  • 配属3局目となった大阪で、全国放送『しゃべくりバラエティー「日本一」』の司会に抜擢される。これを機に全国に名を知られるようになった[4]。NHKでは歌舞伎文楽など伝統芸能の番組を担当し、これらに関する著書も執筆。髙橋美鈴が出産・育児休暇を取った際は、髙橋担当の伝統芸能関係の番組を代行した。
  • 2011年、還暦定年を迎えることもあって、3月末を以ってNHKを退職、フリーとなる。フリー転向後は、NHK文化センター講師[3]を務める他、その古典芸能への造詣の深さを活かして早稲田大学公開講座・講師、日本体育大学山梨英和大学非常勤講師[3]等で教鞭を執っている。また、日本演劇協会では会員(評論)[2]として解説や講演、関連行事の司会を務めている[5]
  • 2020年、フジテレビ主催アナウンサー養成講座のNHK入局試験対策クラス専任教官に就任[6]

現在の出演番組[編集]

  • 日本の歌謡史を彩った作家達シリーズ 昭和の歌人(うたびと)たち(NHK BSプレミアム
2012年1月の第21回より、宮本隆治に代わり司会を担当。
2013年6月13日

過去の出演番組[編集]

鳥取放送局時代
  • 鳥取のニュース・気象情報等
宮崎放送局時代
  • 宮崎のニュース・気象情報等
大阪放送局時代
放送センター時代
※上記2番組は2009年秋以降髙橋美鈴の代行。「芸能花舞台」は1999年4月-2003年4月まで司会を担当していた。
金子辰雄が81歳で退いた後を受け、フリーとなって最初の仕事として2011年4月から出演している。その際、加治章が金子枠に移り、その空いた枠を埋める形で金曜の担当となった。

著書[編集]

  • 『ことばの切っ先―心にせまるセリフ』小学館 2006年3月 「新版 ことばの切っ先」(展望社)2015
  • 『文楽のツボ』生活人新書 日本放送出版協会 ISBN 978-4140881828 2006年5月
  • 『名セリフの力 日本語をきたえる76のことば』展望社 2000年2月
    • 『名セリフの力 これで日本語の達人になる』(新装版) 展望社 ISBN 978-4885462009 2009年5月
  • 『僕らの歌舞伎 先取り!新・花形世代15人に聞く』(淡交新書) 淡交社, 2016.11
  • 『稚翠小松賑 歌舞伎のまち・こどもの力』小松市, 2018.3
  • 『教養として学んでおきたい能・狂言』(マイナビ新書) マイナビ出版, 2020.4
  • 『教養として学んでおきたい歌舞伎』(マイナビ新書) 2021.8

共著[編集]

  • 『能・狂言なんでも質問箱 能楽博士があなたの疑問にこたえる』山崎有一郎共著. 檜書店, 2003.9
  • 『歌謡曲の力 アナウンサーふたり口ずさみ語る』田島喜男共著. 展望社, 2013.12

出典[編集]

  1. ^ a b c d 河北新報 1985年9月5日朝刊 22面「登場」コーナー
  2. ^ a b the能.com「能を支える人びと > 葛西聖司
  3. ^ a b c NHKプロモーション「葛西聖司
  4. ^ NHKアーカイブス「しゃべくりバラエティ」解説文
  5. ^ 「温故育新~古きをたずね、新しきを育む2015正絃社創立50周年記念春の公演」プログラム 箏曲正絃社 2015年4月
  6. ^ NHK対策コース - フジテレビ アナトレ

参考文献[編集]

  • 「温故育新~古きをたずね、新しきを育む2015正絃社創立50周年記念春の公演」プログラム 箏曲正絃社 2015年4月
  • 「2019正絃社春の公演 新しい時代へ ~語り継ぐ伝統音楽~」プログラム 正絃社事務局 2019年4月