ヤマトカラッパ

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ヤマトカラッパ
分類
: 動物界 Animalia
: 節足動物門 Arthropoda
亜門 : 甲殻亜門 Crustacea
: エビ綱(軟甲綱) Malacostraca
: エビ目(十脚目) Decapoda
亜目 : エビ亜目 Pleocyemata
(抱卵亜目)
下目 : カニ下目 Brachyura
上科 : カラッパ上科 Calappoidea
: カラッパ科 Calappidae
: カラッパ属 Calappa
: ヤマトカラッパ C. japonica
学名
Calappa japonica
(ortmann, 1892)
英名
Japanese shame-faced crab
Japanese box crab

ヤマトカラッパ(Calappa japonica) は、エビ目(十脚目)・カニ下目・カラッパ科に分類されるカニの一種。日本では東京湾以南の近海に生息するほか、西太平洋インド洋南アフリカなどに広く分布する。浅海に生息するが、他のカラッパに比べると比較的深い場所にいる。

甲幅は12~15cmで日本に生息するカラッパの中では最大種。甲の中央部はこぶ状の隆起で覆われている。後側縁の張り出しは弱く、歯の切れ込みも浅い。

通常は砂にもぐってじっとしており、貝類が近づくと内側に湾曲して缶切り状になった鋏脚で殻を切り開けて捕食する。

参考文献[編集]

  • 『カニ百科:生態・種類・飼い方・標本の作り方・料理』成美堂出版〈カラー図鑑〉、1995年。ISBN 4415081185 

外部リンク[編集]