ムラサキダコ

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ムラサキダコ
ムラサキダコ
分類
: 動物界 Animalia
: 軟体動物門 Cephalopoda
: 頭足綱 Cephalopoda
: タコ目 Octopoda
: ムラサキダコ科 Tremoctopodidae
: ムラサキダコ属 Tremoctopus
: ムラサキダコ
T.violaceus
学名
Tremoctopus violaceus
和名
ムラサキダコ
英名
Blanket Octopus

ムラサキダコ学名:Tremoctopus violaceus)は、ムラサキダコ科ムラサキダコ属に分類されるタコ[1][2]

分布[編集]

太平洋および日本海の暖海域の外洋表層から中層に生息[2][1]

形態[編集]

体長はで70センチメートル、で最大3センチメートルと雌雄で大きさが異なる[1][2]体色は背面側が黒紫色で、腹面側は白色に近い。足と足の間に長さ3メートル、厚さ約2ミリメートルの衣のような皮膜がある[1]

生態[編集]

小魚プランクトンを食す[2]。皮膜は非常に千切れやすく、トカゲ尻尾取りのような役割があると考えられている[1]。また、皮膜を使ってエイシイラなどに擬態しているとも考えられている[2]。メスは骨状の物質を体内で作り、それに糸状の粘液で約10万個のを絡めて腕の中に抱えて卵を守る[2]

人との関わり[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f webhitode (2013年2月22日). “【タコ図鑑011】ムラサキダコ”. ウェブヒトデ. 2023年6月17日閲覧。
  2. ^ a b c d e f 持ち込まれた魚(平成25年11月16日) ムラサキダコ - 新潟県ホームページ”. www.pref.niigata.lg.jp. 2023年6月17日閲覧。
  3. ^ ムラサキダコ | 軟体 | 市場魚貝類図鑑”. ぼうずコンニャクの市場魚貝類図鑑. 2023年6月17日閲覧。
  4. ^ 海のムササビ!ムラサキダコ展示 魚津水族館”. 北陸新幹線で行こう!北陸・信越観光ナビ. 2023年6月17日閲覧。
  5. ^ 城崎マリンワールドの公式WEBサイトです。アトラクション情報や施設情報、総合案内などのページがあります。. “ムラサキダコとエチゼンクラゲが接岸|城崎マリンワールド 水族館以上、であること。”. 2023年6月17日閲覧。

関連項目[編集]