ヒゲサキ

ヒゲサキ
	ヒゲサキ Black Bearded Saki
保全状況評価
	ENDANGERED; (IUCN Red List Ver.3.1 (2001));
分類
学名
	Chiropotes satanas
和名
	ヒゲサキ
英名
	Black Bearded Saki

ヒゲサキ（Chiropotes satanas）は哺乳綱霊長目オマキザル科に属するサル。

特徴[編集]

頭の中心線から左右に分かれて盛り上がる毛冠と、顔とほぼ同じ長さのアゴヒゲを持つ^[1]。主食は果実やその種子などで、体重は2.4 - 3.2kg、体長は327-480mmであり、尾の長さは370-436mmである。オスはメスよりかなり大きい。毛の色は基本的に黒で、顔に顕著な白いマークはない。尾は重い毛で覆われている。ヒゲサキは、高い口笛様の音で、グループの他のメンバーとコミュニケーションする。

生息地[編集]

ガイアナから、ベネズエラ南部、アマゾン河の両側、アマゾン北部のネグロ川とオリノコ川の東側から、アマゾン南部のシングー川の東側までで見られる。河口域までの湿潤な熱帯雨林に生息する。

その他[編集]

日本国内では東山動植物園、日本モンキーセンター(愛知県)、日本平動物園、浜松市動物園で飼育されている。

食用または、ペットとしての輸出のために狩られることがあり、潜在的な絶滅リスクが指摘されている。

脚注[編集]

^ 平凡社『動物大百科』第3巻 60頁

参考文献[編集]

Maurice Burton、Robert Burton、著、International Wildlife Encyclopedia、Marshall Cavenish、第３版、2002年、ISBN 978-0761472827
Groves, C.、 Wilson, D. E.、 Reeder, D. M編、Mammal Species of the World (3rd ed.) ジョンホプキンス大学出版 147頁
John F. Eisenberg、Kent H. Redford、Mammals of the Neotropics, 3巻、Ecuador, Bolivia, Brazil、253-254頁
Melissa Stewart著、New World Monkeys (Nature Watch) 、Lerner Pub Group 、ISBN 978-0822567653、35頁
D.W.マクドナルド編、伊谷純一郎監修、『動物大百科』第3巻霊長類、1986年、ISBN 978-4582545036
Loretta A. Cormier, Kinship With Monkeys: The Guaja Foragers of Eastern Amazonia (The Historical Ecology Series), Columbia Univ Pr (2003/09), ISBN 978-0231125246

外部リンク[編集]

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[1] 平凡社『動物大百科』第3巻 60頁

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