サナギタケ

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サナギタケ
分類
: 菌界 Fungi
: 子嚢菌門 Ascomycota
: フンタマカビ綱 Sordariomycetes
: ボタンタケ目 Hypocreales
: ノムシタケ科 Cordycipitaceae
: ノムシタケ属 Cordyceps
: サナギタケ
学名
Cordyceps militaris (Vuill.) Fr.

サナギタケ(蛹茸 学名:Cordyceps militaris)はノムシタケ属に属する菌類の一種。

概要[編集]

チョウ目の幼虫や蛹から発生する。子実体はオレンジ色の棍棒状である。発生時期は地域によって違いがあり、初夏から秋にかけて発生する。

本種には薬効成分のあるコルジセピンという成分を含んでおり、漢方薬として利用される。

高級中華料理食材や、漢方薬の原料として、カイコの蛹などで生産技術の開発が行われている[1]

関連項目[編集]

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  1. ^ 冬虫夏草類の人工生産”. 農林水産省 農林水産技術会議事務局筑波研究所. 2011年10月20日閲覧。

参考文献[編集]

  • 冬虫夏草ガイドブック-文一総合出版(2009年6月30日)