コモンカスベ

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コモンカスベ

コモンカスベOkamejei kenojei 小紋糟倍)は、ガンギエイ目コモンカスベ属エイ[1]

食用。

VULNERABLE (IUCN Red List Ver. 3.1 (2001))

解説[編集]

細かいベージュの斑文が、伝統着物柄の小紋に似ているため、この名が付いたが、コモンスケイトではない。 古くから、ドバカスベとも言われていた。

背中にはとげがあり、切り傷を負う。 吻の軟骨はやや硬くて容易に折り曲がらない。体盤に細かい褐色の黒点がなく、裏面(腹面)の暗色部分が広く、尾の皮褶はいちばん後ろの尾鰭の中央より少し後ろまで伸びる。

分布[編集]

北海道鹿児島湾日本海東シナ海北海道豊後水道瀬戸内海有明海朝鮮半島中国渤海黄海台湾香港

食用[編集]

煮付けや干し物にもできるが、臭みがある。調理時、尾は危険なので、切り取ったほうがいい。

脚注[編集]

  1. ^ Froese, Rainer and Pauly, Daniel, eds. (2014). "Okamejei kenojei" in FishBase. August 2014 version.

参考[編集]