キイボカサタケ
キイボカサタケ | |||||||||||||||||||||
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茨城県つくば市・2016年9月
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分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Entoloma murrayi | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
キイボカサタケ |
キイボカサタケ(黄疣傘茸、学名: Entoloma murrayi)は、イッポンシメジ科イッポンシメジ属のキノコ。
概要[編集]
キイボカサタケは、鮮黄色または黄色をしており、イッポンシメジ科らしい華奢で繊細なキノコである。特徴として、カサは円錐状または円錐鐘状、フチは波状になっている。またこのキノコからは、不快な臭いが出ており、多くの場合、近くに寄っただけでも臭いを感じることができる。成長の度合いによるが中心に突起ができ、名前にイボと付く由来になっている。
東アジアや北アメリカの雑木林などに発生し、時折、近縁種であるアカイボカサタケの近くに生えている様子も見ることができる。
食毒[編集]
このキノコは図鑑により毒の有無が分かれており、食毒不明のキノコである。ただし摂取により中毒症状の報告がある。症状は、胃腸系の中毒症状、脱水症状、体温下降、血圧低下など。
当該キノコの摂食が疑われる中毒死例が報告されている[1]。
脚注[編集]
- ^ 愛知の86歳女性、キノコで食中毒死 キイボカサタケか? 2007年07月23日 asahi.com 閲覧 2008/4/15
参考文献[編集]
- 『朝日百科 キノコの世界』著者:本郷次雄ほか 出版:朝日新聞社 ISBN 4023800112
- 『カラー版 きのこ図鑑』 著者:幼菌の会 出版:社団法人家の光協会 ISBN 4259539671
- 『山溪カラー名鑑 日本のきのこ』 著者:今関六也、大谷吉雄、本郷次雄 出版:山と溪谷社 ISBN 4635056058
- 『原色日本菌類図鑑』 著者:今関六也、本郷次雄 出版:保育社 ISBN 458630023X
- 『続 原色日本菌類図鑑』 著者:今関六也、本郷次雄 出版:保育社 ISBN 4586300426
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 「キイボカサタケ(黄疣傘茸)の毒性」医薬品情報21