つぶやきシロー

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つぶやきシロー
本名 永塚 勤(ながつか つとむ)
ニックネーム つぶさん
つぶやき
生年月日 (1971-03-10) 1971年3月10日(53歳)
出身地 日本の旗 日本栃木県下都賀郡野木町
血液型 A型
身長 170cm
言語 日本語
方言 栃木弁
最終学歴 愛知学院大学文学部心理学科
芸風 漫談
事務所 ホリプロ
活動時期 1994年 -
同期 ふかわりょう
徳井義実
次長課長
野性爆弾
ブラックマヨネーズ
他の活動 声優俳優小説家
配偶者 未婚
公式サイト 公式プロフィール
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つぶやきシロー1971年(昭和46年)3月10日 - )は、日本ピン芸人お笑いタレント)、俳優。本名、永塚 勤(ながつか つとむ)。 ホリプロコム設立以前からホリプロ本体に所属しているため、現在も所属事務所はホリプロである。

芸風・来歴[編集]

独特の栃木訛りで「ムカついた事」などあるあるネタをつぶやく漫談を行う。芸名及び芸風は、尊敬するマギー司郎茨城県下館市〈当時〉出身)から拝借した(本人は否定している)[1]。かつては茶髪マッシュルームヘアが特徴だった。

1994年、オーディション情報誌「De☆View」に掲載されていたホリプロオーディションの募集記事を読んだ事を機に、23歳の頃ホリプロに所属[2]。初めて出演したテレビ番組は『うるとら7:00』であった[注 1]

1990年代後半、『ボキャブラ天国』(フジテレビ)シリーズで爆笑問題ネプチューンらと共に人気を獲得。また、1996年に放送されていた『超爆笑BOOING』(関西テレビ)に出演しており、当時関西では殆ど無名であったにも関わらず7週勝ち抜き、グランドチャンピオン大会へと進出。人気絶頂期であった頃には、1997年当時のバンプレスト(後のバンダイナムコゲームス)のイメージキャラクターを勤めていた。

しかし、人気がありすぎたが故にボキャブラブームの衰退と共に低迷し、仕事が激減した。実際にはホリプロ主催のライブなどに定期的に出演しており、一発屋芸人の代名詞として語られていたが、久しぶりのテレビ露出となった『笑いの金メダル』(テレビ朝日)で再び話題となった。一時期よりは出演しているが、同番組のリニューアルに伴い2005年頃から再びテレビでの露出が減っている。

2005年(平成17年)末から2006年(平成18年)にかけ、声優業界大手の81プロデュースが主導するCGアニメ『南の島の小さな飛行機 バーディー』(NHK教育テレビ)に出演し、声優としての新境地を開拓した。

2008年6月、『怒りオヤジ3』(テレビ東京)に出演した女性の占い師が番組内で「2009年3月に再ブレイクする」と予言したが、結局再ブレイクとまではいかなかった。

2010年(平成22年)から、東ハトスナック菓子のキャンペーンキャラクターに起用され、Twitterで「つぶやき」を開始。契約終了後もTwitter上で往年同様の「あるあるネタ」を披露している。

2011年には小説家としてもデビューしている。2021年には、小説私はいったい、何と闘っているのか」が安田顕主演で映画化された[3]

人物[編集]

趣味・特技[編集]

交友関係[編集]

  • 同じホリプロ所属のタレント伊集院光と仲がよく、彼がパーソナリティーを務めるラジオテレビ番組に時々出演する。伊集院とは「自分と同じ『事務所の中で唯一自分以外に浮いている存在』」としてお互いに認識しており親交を深めたが、つぶやきはかつて現伊集院夫人の篠岡美佳に好意を寄せていたという[6]
  • 女性ピン芸人のカリカナタは、つぶやきシローに憧れてホリプロに入った[7]
  • 先輩のさまぁ〜ずからはかなり可愛がられており、プライベートでも仲が良い。
  • 博多大吉博多華丸・大吉)と生年月日が同じ[8]である事が縁で2020年3月10日放送分の『赤江珠緒 たまむすび』(TBSラジオ)にゲスト出演し、博多大吉と共に50歳の誕生日を迎えた[9]

さまぁ〜ずとのエピソード[編集]

  • 先輩であるさまぁ〜ずとはライブに出演でバーのマスターや駅長の役などを演じるなど仕事で共演することがあるが、『リンカーン』(TBSテレビ)で大竹を焼肉屋に誘うドッキリを仕掛けた時は、大竹がドタキャンしたためロケを中止にされてしまった(後日の再収録では仕掛け人を山里亮太南海キャンディーズ)と設楽統バナナマン)に変更された)。さまぁ〜ずと良く飲むらしく、さまぁ〜ずからは「全然つぶやかない。おしゃべりシロー。」「スーパーおしゃべりシロー。」と言われるほど普段は人よりも喋る。
  • モヤモヤさまぁ〜ず2』(テレビ東京)での海外ロケでお土産をもらったり、「モヤモヤさまぁ〜ず2」DVD特典では「モヤモヤシローズ」としてニセモヤさまをしていたり、スタッフが夏休みを取りたいという理由でモヤさまの「面白かった瞬間ベスト5」を決める際に、エンディング曲を歌っていた、歌手日華を大竹が「モヤさまに遠からず近からず関わっていて、毎週見ている人」と勝手に決めつけ、決めてもらう事にしたが、歌手なため断られる可能性が高いため、保険として「怒りオヤジ」のナレーションをしていたつぶやきを起用した。結果的に日華があっさりOKし、つぶやきはとりあえずで順位を決めてもらったが、日華がすでに順位を決めていたシーンを言ったため、大幅にカットされた。
  • さまぁ〜ず曰く「卑屈で乙女の心を持つ」らしく、内村光良ウッチャンナンチャン)やさまぁ〜ずと台湾にロケに行った際に、マネージャがさほど誘わなかったせいで、ずっと部屋でファミスタをやっており、朝のバイキングチケットも使わず「昨日のパンの残りがあるんで」と部屋で食べていた。
  • 大竹いわく「足の裏みてぇな顔」をしている。

逸話[編集]

  • 芸人になる前は大工をしていた。
  • 中学時代はザ・ドリフターズ萩本欽一ビートたけしにハマり、高校・大学時代にはとんねるずにハマっていた。中でも特に憧れていたのは『欽ちゃんのどこまでやるの!』(テレビ朝日)に出演していた見栄晴だった。高校に進学してから急に洒落っ気づくのが嫌で高校3年間を坊主で通し、セミ不良みたいな生徒が休み時間にすぐトイレに集まっていた事に嫌気が差し卒業するまで学校のトイレに3年間一度も入らなかった[10]
  • 2010年12月1日配信の『内村さまぁ〜ず』内の企画で人間ドックに入り、結核の疑いがあると言う診断結果が出る。ただし他人には感染しないもので、その後の精密検査で快方に向かっていると診断される。診断後、禁煙と薬の服用を始める。2年後に再び同じ企画に出演し、人間ドックの結果、完治している事が判明した。
  • 実家の風習でに沢山煮た甘いあずきを白米に乗せて食べていた。本人はいまだにそれは変だと思っていない。

出演[編集]

テレビ番組[編集]

現在の出演番組[編集]

過去の出演番組[編集]

レギュラー・準レギュラー
不定期出演

テレビドラマ[編集]

携帯ドラマ[編集]

ラジオ[編集]

パーソナリティ[編集]

ゲスト出演[編集]

映画[編集]

アニメ[編集]

CM[編集]

ビデオ[編集]

  • つぶやきシロー うそおぉ〜ん(1997年VHS
  • つぶやきシロー だいぃ〜ん!!(1997年・VHS)
    • 「だいぃ〜ん」×「うそぉ〜ン」DVD復刻版(2004年DVD
  • こたつ LIVE BEST(2004年・DVD)

音楽[編集]

書籍[編集]

  • 『つぶやき心理学』実業之日本社、1997年9月1日。ISBN 4-408-13321-3 
  • 『イカと醤油』宝島社、2011年1月22日。ISBN 978-4-7966-6627-5 
  • 私はいったい、何と闘っているのか小学館、2016年10月26日。ISBN 978-4-0938-6451-0 
  • 『3月生まれあるある』さくら舎、2021年2月6日。ISBN 978-4-86581-281-7 
  • 『こんな人いるよねぇ〜 本を読んでつぶやいた』自由国民社、2022年4月1日。ISBN 978-4-426-12775-6 
  • 『リモコンの電池を換えてて、ちょっとでもテレビに気を取られると、あれ?新しい電池どっちだっけってなるね。』小学館、2024年2月29日。ISBN 978-4-09-389154-7 

舞台[編集]

  • DRAGON BOWL(2006年1月28日 - 2月5日、東京池袋シアターグリーン
  • 7@dash~セブンダッシュ~【僕らの人生はいつもA’だった...】(2008年4月4日 - 6日、東京池袋シアターグリーン)
  • Trifle ~reorder~(2010年1月27日 - 31日、全労済ホール スペース・ゼロ
  • コント・エクスペリエンスの会 ~1st-Experience(2011年8月17日 - 21日、新宿シアターサンモール[18]
  • グワィニャオン10周年 特別番外公演「池田屋・裏 2012」(2012年3月23日 - 27日、天王洲 銀河劇場) - 柴司 役[19]
  • Theatre劇団子 劇団創立20周年記念 第29回公演「落人たちのブロードウェイ」(2012年9月13日 - 17日、紀伊國屋ホール
  • ミュージカル「天才執事ジーヴス」(2014年7月4日 - 13日、日比谷日生劇場) - ガッシー・フィンク=ノットル 役[20]
  • 劇団TEAM-ODAC第30回本公演「猫と犬と約束の燈2018-夏」(2018年7月7日 - 16日、全労済ホール スペース・ゼロ)
  • 日経大シアター2019「福岡ラプソディ」(2019年12月24日、北九州芸術劇場 大ホール) - ゲスト[21]

ゲーム[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ マツコ会議2022年4月2日放送分にゲスト出演した際、1994年当時の映像が放送された。

出典[編集]

  1. ^ 内村さまぁ〜ず』第77回の発言にて
  2. ^ 赤江珠緒 たまむすび』2021年3月10日放送分の発言にて
  3. ^ Inc, Natasha. “安田顕がスーパーの万年主任として七転八倒、つぶやきシロー小説が映画化(動画あり / コメントあり)”. 映画ナタリー. 2021年7月28日閲覧。
  4. ^ 『伊集院光 深夜の馬鹿力』での伊集院の発言にて
  5. ^ 『伊集院光 のばんぐみ』での伊集院の発言にて
  6. ^ 伊集院光 深夜の馬鹿力』『伊集院光 日曜日の秘密基地』での伊集院の発言にて
  7. ^ DVD復刻版「だいぃ〜ん」×「うそぉ〜ン」副音声にて
  8. ^ “華丸、あえての「つぶやきシローさん、お誕生日おめでとう」 相方・大吉と同じバースデー”. デイリースポーツ. (2020年3月10日). https://search.yahoo.co.jp/amp/s/www.daily.co.jp/gossip/2020/03/10/0013181162.shtml%3Fpg%3Damp%26usqp%3Dmq331AQRKAGYAbicv_2IzcmggwGwASA%253D 2019年3月11日閲覧。 
  9. ^ 祝50才!博多大吉&つぶやきシロー、おじさん2人の誕生日パーティー開催!!” (2021年3月10日). 2021年3月12日閲覧。
  10. ^ つぶやきシロー 「憧れ」のタレント明かす 高校時代「学校のトイレに3年間入らず卒業」したワケとは”. スポニチ Sponichi Annex (2022年4月3日). 2022年4月3日閲覧。
  11. ^ CRT栃木放送”. www.crt-radio.co.jp. 2023年4月14日閲覧。
  12. ^ https://twitter.com/crt_mixing/status/1643827119225708545/photo/1”. Twitter. 2023年4月14日閲覧。
  13. ^ アラド戦記 〜スラップアップパーティー〜”. GONZO公式サイト. 2016年7月1日閲覧。
  14. ^ CAST&STAFF”. アニメ「焼肉店センゴク」. 2017年11月7日閲覧。
  15. ^ “「何だコレ?」ビビる大木×つぶやきシロー×温水洋一、テレ東イジり倒す新アニメ”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2018年2月28日). https://natalie.mu/owarai/news/271568 2019年4月12日閲覧。 
  16. ^ “大木×温水×つぶやきアニメ「テレビ野郎 ナナーナ」続編はテレ東も笑えない設定”. お笑いナタリー (ナターシャ). (2019年2月17日). https://natalie.mu/owarai/news/320304 2019年4月12日閲覧。 
  17. ^ “「テレビ野郎 ナナーナ」新シーズンが4月スタート、今度はクラーケンを追う”. コミックナタリー (ナターシャ). (2020年3月7日). https://natalie.mu/comic/news/370210 2020年3月30日閲覧。 
  18. ^ “「腹黒さを見抜きたい」つぶやき&ギース好調稽古中”. お笑いナタリー. (2011年7月31日). https://natalie.mu/owarai/news/53816 2022年1月21日閲覧。 
  19. ^ 「つぶやきCM」配信開始 『池田屋・裏 2012』”. シアターフォーラム. 2022年1月20日閲覧。
  20. ^ ミュージカル『天才執事 ジーヴス』公式サイト キャスト&スタッフ”. 2014年7月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月20日閲覧。
  21. ^ 2019年12月24日(火)大手芸能事務所「ホリプロ」とコラボレーションによる公演が決定!”. 日本経済大学 (2019年11月7日). 2022年1月20日閲覧。
  22. ^ Wii アッコでポン!~イカサマ放浪記~|キャラクター”. www.success-corp.co.jp. 2018年7月26日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]