キャッスルヒルカントリークラブ

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キャッスルヒルカントリークラブ
キャッスルヒルカントリークラブ
キャッスルヒルカントリークラブの空中写真。
2008年5月15日撮影の4枚を合成作成。
国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成。
所在地 日本の旗 日本
愛知県豊川市足山田町奥滝場20-2
座標: 北緯34度52分5秒 東経137度23分53秒 / 北緯34.86806度 東経137.39806度 / 34.86806; 137.39806
概要
開業 1993年10月29日
設計 小笹昭三
所有者 株式会社アコーディア・ゴルフ
運営者 株式会社アコーディア・ゴルフ
トーナメント キャッスルヒルオープン
コース

OUT IN
HOLE PAR YARD HOLE PAR YARD
1 4 372 10 4 339
2 5 540 11 3 195
3 3 183 12 4 420
4 4 414 13 5 575
5 5 511 14 3 200
6 3 178 15 4 348
7 4 376 16 4 371
8 4 412 17 5 554
9 4 366 18 4 425
36 3352 36 3427

その他
公式サイト 公式サイト
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キャッスルヒルカントリークラブは、日本ゴルフ場

「中部エリアを代表するトーナメントコース」と称される[1]PGAシニアツアーの「キャッスルヒルオープン」を開催していた。

所在地[編集]

コース情報[編集]

コース情報は以下の通り[2]

  • 開場日 - 1993年10月29日
  • 設計者 - 小笹昭三
  • 面積 - 167万m2
  • ヤーデージ - 6,779ヤード
  • ホール/パー - 18H/Par72
  • 休場日 - 定休日無し

歴史[編集]

1986年7月にマキタの100%出資子会社として城山開発が設立。城山開発は1993年10月にキャッスルヒルカントリークラブをオープンし、約1000名の会員を有していた[3]。なおこの当時、マキタはゴルフ場の道向かいに完全子会社「マキタ一宮」を置き工場を稼働していた(現在はイトモルの工場となっている)。

創業以来、毎期営業赤字が続き、赤字解消や約136億円になる預託金償還問題の解決の見通しが立たず、城山開発は2004年9月8日に名古屋地方裁判所へ民事再生法を申請を行った。再生計画案は2005年4月11日付けで名古屋地裁から認可決定を受け、この再生計画案に従い、城山開発の親会社にあたるマキタが会員に預託金の50%を弁済し、ゴルフ場事業は東京建物に営業譲渡。城山開発もマキタは資本金を100%減資し、東京建物が増資を引き受けて100%子会社化することになった[3][4][5]

2008年3月3日、東京建物系列のゴルフ場運営会社ジェイゴルフが株式を取得。傘下となる[6]

2009年10月30日にアコーディア・ゴルフがキャッスルヒルカントリークラブを含む6社のゴルフ場株式譲渡契約を締結、同年12月11日に譲渡した[7][8]

交通アクセス[編集]

キャッスルヒルオープン[編集]

キャッスルヒルオープン
トーナメント情報
創設 1997年
開催地 愛知県
開催コース キャッスルヒルカントリークラブ
基準打数 Par72
ヤーデージ 6779Yards
ツアー PGAシニアツアー
競技方法 ストロークプレー
賞金総額 3000万円
最終年 2004年
最高記録
通算スコア -10
最終優勝者
高橋勝成(2014年)
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キャッスルヒルオープン(または、キャッスルヒルシニアオープン)は2004年までキャッスルヒルカントリークラブで開催されていたPGAシニアツアーのゴルフ大会。主催はキャッスルヒルオープン実行委員会と日本プロゴルフ協会。キャッスルヒルカントリークラブの親会社(当時)であるマキタが特別協賛をしていた[9]

賞金総額3,000万円、優勝賞金540万円[9]。2001年は賞金総額2,500万円、優勝賞金375万円。

本戦に先立って、プロアマ大会も開催されている[9]

歴代優勝者[10]
回数 開催時期 優勝 スコア
8 2004年5月21日-23日 高橋勝成 208(-8)
7 2003年5月23日-25日 陳志明 214(-2)
6 2002年5月24日-26日 鷹巣南雄 212(-4)
5 2001年5月18日-20日 須貝昇 211(-5)
4 2000年6月10日-11日 海老原清治 134(-10)
3 1999年4月23日-25日 小林富士夫 217(+1)
2 1998年6月12日-14日 上原宏一 135(-9)
1 1997年6月12日-14日 中山徹 208(-8)
2002年の第6回キャッスルヒルオープンの優勝者鷹巣南雄は当時59歳4ヶ月であり、2001年に57歳3ヶ月の小林富士夫の最年長優勝記録を塗り替えることになった。この記録は2007年に青木功によって塗り替えられている。

出典・脚注[編集]

  1. ^ ゴルフダイジェストオンライン:【中部】10/13キャッスルヒルカントリークラブ(愛知県)
  2. ^ a b c キャッスルヒルカントリークラブ”. 楽天GORA. 2014年8月21日閲覧。
  3. ^ a b キャッスルヒルカントリークラブ・民事再生法を申請”. 2014年8月21日閲覧。
  4. ^ 『ゴルフ特信』(一季出版)平成16年9月 4302号「キャッスルヒルCC民事再生法申請」
  5. ^ 『ゴルフ特信』(一季出版)平成17年4月 4387号「東京建物スポンサーのキャッスルヒルGC再生計画案成立」
  6. ^ 東京建物系ジェイG、JFE4コース含め16コースに”. 2014年8月21日閲覧。
  7. ^ アコーディア・ゴルフが東京建物グループの6ゴルフ場を買収”. 2014年8月21日閲覧。
  8. ^ 『ゴルフ特信』(一季出版)平成21年11月5026号「アコーディア、東京建物グループから日光GP:ハレル、キャッスルヒルGC、つくでGC:カムズ、霞GC、JG芸濃、JG四日市Cを買収」
  9. ^ a b c 第8回キャッスルヒルオープン”. 日本プロゴルフ協会. 2014年8月21日閲覧。
  10. ^ キャッスルヒルシニアオープン:歴代優勝者”. 日本プロゴルフ協会. 2014年8月21日閲覧。

関連項目[編集]