多発外傷(たはつがいしょう)とは、身体の複数部位において外傷を負った場合を言う。一般的には頭部、胸部、腹部、骨盤、四肢など身体の2か所以上の部位に生命を脅かすような損傷がある場合を言う。重症外傷ではこの多発外傷を占める割合が非常に高い[1]。多発外傷患者の死亡率は28%である。死因は頭部外傷が68%、出血性ショックが28%、多臓器不全が4%である。多発外傷患者のうち79%が24時間以内に死亡している[2]。
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