クリスタル・パレスFC

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曖昧さ回避 この項目では、男子チームについて説明しています。女子チームについては「クリスタル・パレスLFC」をご覧ください。
クリスタル・パレスFC
原語表記 Crystal Palace Football Club
愛称 The Eagles
The Glaziers
The Palace
クラブカラー     青
    赤
    灰色
創設年 1861年
所属リーグ プレミアリーグ
所属ディビジョン 1部（2024-25）
昨季リーグ順位 10位（2023-24）
ホームタウン ロンドン
ホームスタジアム
セルハースト・パーク
収容人数 25,486[1]
代表者 スティーブ・パリッシュ
スティーブン・ブラウェット
監督 オーストリアの旗 オリヴァー・グラスナー
公式サイト 公式サイト
ホームカラー
アウェイカラー
サードカラー
■テンプレート（■ノート）■サッカークラブPJ

クリスタル・パレス・フットボール・クラブ（英語: Crystal Palace Football Club）は、イングランド・ロンドン南部をホームタウンとするサッカークラブ。2013-14シーズンからはプレミアリーグに所属している。

概要[編集]

世界初の国際博覧会であるロンドンで行われたロンドン万国博覧会の会場としてハイド・パークに建てられた水晶宮が博覧会終了後にロンドン南郊のシデナムの丘に移設され、その地域一帯がクリスタルパレスと呼ばれるようになったことがクラブ名の由来である。水晶宮の管理会社のクリケットチームが冬季期間活動できないため、アマチュアのフットボールチームを設立したことが、クラブの始まりである。

かつて、クラブの創設年は1905年であるとしていたが、現在は1861年に創設されたアマチュアクラブがそのルーツであるとして、クラブは1861年に創設されたと主張している[2][注釈 1]。クラブに記録されている最初の試合は1862年3月15日に行われた試合であり、翌年にフットボール・アソシエーションが創設された際にはその創設メンバーとなったが、フットボールの試合がクリケットのグラウンドに損害を与えていたため1875年から約20年の間はフットボールの試合は行われなかった。1895年11月に試合が再開されるもアマチュアクラブのゲームでは集客が実らず、1905年にプロ化された[3]。

以前はガラス職人を意味する “グレイザーズ” のニックネームで知られていたが、1970年代に当時の監督マルコム・アリソンのアイディアにより変更。ポルトガルの名門ベンフィカにちなんで、呼び名とエンブレムに鷲（イーグル）を使用した[4]。また、それまではアストン・ヴィラFCのユニフォームを模したえんじ色のユニフォームを使用していたが、スペインの名門FCバルセロナのユニフォームからインスピレーションを受けて、現在のカラーリングの原型となる赤と青を基調としたユニフォームを使用するようになった。

最大のライバルはブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC。両者の対戦は南ロンドンとブライトンを結ぶ道路から「M23ダービー」「A23ダービー」と呼ばれる。2013年にチャンピオンシップの昇格プレーオフにてダービーが実現した。

2021-22シーズンのサードユニフォームは、1861年当時の水色と白を基調としたユニフォームのオマージュとなっている。

タイトル[編集]

国内タイトル[編集]

国際タイトル[編集]

なし

過去の成績[編集]

シーズン リーグ戦 カップ戦 リーグ杯 欧州カップ / その他 最多得点者
ディビジョン 試 勝 分 敗 得 失 点 順位 選手 得点
1975-76 ディビジョン3 46 18 17 11 61 46 53 5位 準決勝敗退 2回戦敗退 – イングランドの旗 デイブ・スウィンドルハースト（英語版） 19
1976-77 46 23 13 10 68 40 59 3位 3回戦敗退 2回戦敗退 – イングランドの旗 デイブ・スウィンドルハースト（英語版）
アルジェリアの旗 ラシッド・ハルクーク（英語版）		 13
1977-78 ディビジョン2 42 13 15 14 50 47 41 9位 3回戦敗退 2回戦敗退 – イングランドの旗 デイブ・スウィンドルハースト（英語版）
アルジェリアの旗 ラシッド・ハルクーク（英語版）		 12
1978-79 42 19 19 4 51 24 57 1位 5回戦敗退 3回戦敗退 – イングランドの旗 デイブ・スウィンドルハースト（英語版） 15
1979-80 ディビジョン1 42 12 16 14 41 50 40 13位 3回戦敗退 3回戦敗退 – イングランドの旗 マイク・フラナガン（英語版）
ウェールズの旗 イアン・ウォルシュ（英語版）		 9
1980-81 42 6 7 29 47 83 19 22位 3回戦敗退 3回戦敗退 – イングランドの旗 クライヴ・アレン 11
1981-82 ディビジョン2 42 13 9 20 34 45 48 15位 6回戦敗退 4回戦敗退 – イングランドの旗 ケビン・マバット（英語版） 8
1982-83 42 12 12 18 43 52 48 15位 5回戦敗退 3回戦敗退 フットボールリーグ
グループカップ 		グループステージ敗退 12
1983-84 42 12 11 19 42 52 47 18位 4回戦敗退 1回戦敗退 – イングランドの旗 トニー・エヴァンス（英語版） 7
1984-85 42 12 12 18 46 65 48 15位 3回戦敗退 2回戦敗退 – イングランドの旗 トレヴァー・エイロット（英語版） 9
1985-86 42 19 9 14 57 52 66 5位 3回戦敗退 2回戦敗退 フルメンバーズカップ 1回戦敗退 イングランドの旗 フィル・バーバー（英語版）
イングランドの旗 アンディ・グレイ（英語版） 		11
1986-87 42 19 5 18 51 53 62 6位 4回戦敗退 3回戦敗退 1回戦敗退 イングランドの旗 イアン・ライト 11
1987-88 44 22 9 13 86 59 75 6位 3回戦敗退 3回戦敗退 1回戦敗退 イングランドの旗 マーク・ブライト（英語版） 25
1988-89 46 23 12 11 71 49 81 3位 3回戦敗退 3回戦敗退 準決勝敗退 イングランドの旗 イアン・ライト 33
1989-90 ディビジョン1 38 13 9 16 42 66 48 15位 準優勝 3回戦敗退 南セクション準優勝 イングランドの旗 マーク・ブライト（英語版） 17
1990-91 38 20 9 9 50 41 69 3位 3回戦敗退 4回戦敗退 優勝 イングランドの旗 イアン・ライト 25
1991-92 42 14 15 13 53 61 57 10位 3回戦敗退 5回戦敗退 南セクション準決勝敗退 イングランドの旗 マーク・ブライト（英語版） 22
1992-93 プレミアリーグ 42 11 16 15 48 61 49 20位 3回戦敗退 準決勝敗退 – イングランドの旗 クリス・アームストロング 15
1993-94 ディビジョン1 46 27 9 10 73 46 90 1位 3回戦敗退 3回戦敗退 – 25
1994-95 プレミアリーグ 42 11 12 19 34 49 45 19位 準決勝敗退 準決勝敗退 – 18
1995-96 ディビジョン1 46 20 15 11 67 48 75 3位 3回戦敗退 3回戦敗退 – スコットランドの旗 ダギー・フリードマン（英語版） 20
1996-97 46 19 14 13 78 48 71 6位 3回戦敗退 3回戦敗退 – イングランドの旗 ブルース・ダイアー（英語版） 20
1997-98 プレミアリーグ 38 8 9 21 37 71 32 20位 5回戦敗退 2回戦敗退 – 8
1998-99 ディビジョン1 46 14 16 16 58 71 58 14位 3回戦敗退 2回戦敗退 UEFAインタートトカップ 3回戦敗退 アイルランドの旗 クリントン・モリソン 13
1999-00 46 13 15 18 57 67 54 15位 3回戦敗退 2回戦敗退 – 15
2000-01 46 12 13 21 57 70 49 21位 3回戦敗退 準決勝敗退 – 19
2001-02 46 20 6 20 70 62 66 10位 3回戦敗退 3回戦敗退 – 24
2002-03 46 14 17 15 59 52 59 14位 5回戦敗退 準々決勝敗退 – イングランドの旗 アンディ・ジョンソン 17
2003-04 46 21 10 15 72 61 73 6位 3回戦敗退 4回戦敗退 – 32
2004-05 プレミアリーグ 38 7 12 19 41 62 33 18位 3回戦敗退 4回戦敗退 – 21
2005-06 チャンピオンシップ 46 21 12 13 67 48 75 6位 4回戦敗退 4回戦敗退 – 17
2006-07 46 18 11 17 59 51 65 12位 4回戦敗退 1回戦敗退 – アイルランドの旗 クリントン・モリソン 12
2007-08 46 18 17 11 58 42 71 5位 3回戦敗退 1回戦敗退 – 16
2008-09 46 15 12 19 52 55 56[a] 15位 4回戦敗退 2回戦敗退 – フィンランドの旗 シェフキ・クキ 10
2009-10 46 14 17 15 50 53 49[b] 21位 5回戦敗退 2回戦敗退 – イングランドの旗 ダレン・アンブローズ 20
2010-11 46 12 12 22 44 69 48 20位 3回戦敗退 2回戦敗退 – イングランドの旗 ジェームズ・ヴォーン 9
2011-12 46 13 17 16 46 51 56 17位 3回戦敗退 準決勝敗退 – イングランドの旗 ダレン・アンブローズ 10
2012-13 46 19 15 12 73 62 72 5位 3回戦敗退 2回戦敗退 – イングランドの旗 グレン・マレー 31
2013-14 プレミアリーグ 38 13 6 19 33 48 45 11位 4回戦敗退 2回戦敗退 – イングランドの旗 ドワイト・ゲイル 8
2014-15 38 13 9 16 47 51 48 10位 5回戦敗退 3回戦敗退 – 10
2015-16 38 11 9 18 39 51 42 15位 準優勝 4回戦敗退 – 7
2016-17 38 12 5 21 50 63 41 14位 4回戦敗退 3回戦敗退 – ベルギーの旗 クリスティアン・ベンテケ 15
2017-18 38 11 11 16 45 55 44 11位 3回戦敗退 4回戦敗退 – セルビアの旗 ルカ・ミリヴォイェヴィッチ 10
2018-19 38 14 7 17 51 53 49 12位 準々決勝敗退 4回戦敗退 – 12
2019-20 38 11 10 17 31 50 43 14位 3回戦敗退 2回戦敗退 – ガーナの旗 ジョルダン・アイェウ 9
2020-21 38 12 8 18 41 66 44 14位 3回戦敗退 2回戦敗退 – コートジボワールの旗ウィルフレッド・ザハ 11
2021-22 38 11 15 12 50 46 48 12位 準決勝敗退 2回戦敗退 – 15
2022-23 38 11 12 15 40 49 45 11位 3回戦敗退 3回戦敗退 – イングランドの旗 エベレチ・エゼ 10
2023-24 38 13 10 15 57 58 49 10位 3回戦敗退 3回戦敗退 – フランスの旗 ジャン＝フィリップ・マテタ 19
2024-25 38 位 – 不明の旗
  1. ^ 勝ち点1が剥奪
  2. ^ 破産申請により勝ち点10が剥奪

欧州の成績[編集]

現所属メンバー[編集]

プレミアリーグ 2023-24シーズン 開幕フォーメーション（4-2-3-1）
2024年4月22日現在[5]

注：選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
1 GK イングランド サム・ジョンストン
2 DF イングランド ジョエル・ウォード
3 DF イングランド タイリック・ミッチェル ()
4 DF イングランド ロブ・ホールディング
5 DF イングランド ジェームズ・トムキンス
6 DF イングランド マルク・グエイ ()
7 MF フランス ミカエル・オリーズ () () ()
8 MF コロンビア ジェフェルソン・レルマ ()
9 FW ガーナ ジョルダン・アイェウ ()
10 MF イングランド エベレチ・エゼ ()
11 FW ブラジル マテウス・フランサ・ジ・オリヴェイラ
12 DF コロンビア ダニエル・ムニョス
14 FW フランス ジャン＝フィリップ・マテタ ()
15 MF ガーナ ジェフリー・シュルップ () ()
16 DF デンマーク ヨアキム・アンデルセン
17 DF イングランド ナサニエル・クライン ()
No. Pos. 選手名
19 MF イングランド ウィル・ヒューズ
20 MF イングランド アダム・ウォートン
22 FW フランス オドソンヌ・エドゥアール ()
26 DF アメリカ合衆国 クリス・リチャーズ ★
28 MF マリ共和国 シェイク・ウマル・ドゥクレ ★
29 MF フランス ナウイロ・アハマダ ()
30 GK イングランド ディーン・ヘンダーソン
31 GK イングランド レミ・マシューズ
36 DF イングランド ネイサン・ファーガソン ()
40 MF イングランド ジャック・ウェルズ=モリソン
41 GK イングランド ジョー・ウィットワース
42 DF アイルランド ショーン・グレハン
44 MF オランダ ヤイロ・リーデヴァルト ()
49 MF イングランド ジェスラン・ラク=サキ ()
53 FW イングランド アデモラ・オラ=アデボミ ()
60 MF ウェールズ ジャダン・レイモンド ()
77 MF イングランド デイビッド・オゾー ()

※括弧内の国旗はその他保有国籍、もしくは市民権、星印はEU圏外選手を示す。

監督

ローン移籍[編集]

in

注：選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
out

注：選手の国籍表記はFIFAの定めた代表資格ルールに基づく。

No. Pos. 選手名
FW イングランド ルーク・プランジ (HJK)
MF イングランド マルコム・エビオウェイ (RWDモレンベーク)

歴代監督[編集]

名前 就任 退任 試合 勝 分 負 勝率 %
ウェールズの旗 キット・サイモンズ (暫定) 2003年11月3日 2003年12月22日 9 3 3 3 033.33
北アイルランドの旗 イアン・ダウィー 2003年12月22日 2006年5月22日 123 50 29 44 040.65
イングランドの旗 ピーター・テイラー 2006年 2007年 60 21 16 23 035.00
イングランドの旗 ニール・ウォーノック 2007年10月11日 2010年3月2日 129 47 39 43 036.43
イングランドの旗 ポール・ハート 2010年3月2日 2010年5月2日 14 3 6 5 021.43
スコットランドの旗 ジョージ・バーリー 2010年6月17日 2011年1月1日 25 7 5 13 028.00
スコットランドの旗 ダギー・フリードマン 2011年1月11日 2012年10月23日 90 32 27 31 035.56
イングランドの旗 レニー・ローレンス
アイルランドの旗 カーティス・フレミング (暫定) 		2012年10月23日 2012年11月1日 2 1 1 0 050.00
アイルランドの旗 カーティス・フレミング (暫定) 2012年 2012年 1 1 0 0 100.00
イングランドの旗 イアン・ホロウェイ 2012年11月4日 2013年10月23日 46 14 14 18 030.43
イングランドの旗 キース・ミレン (暫定) 2013年10月23日 2013年11月23日 4 1 1 2 025.00
ウェールズの旗 トニー・ピューリス 2013年11月23日 2014年8月14日 28 12 5 11 042.86
イングランドの旗 キース・ミレン (暫定) 2014年8月14日 2014年8月27日 1 0 0 1 000.00
イングランドの旗 ニール・ウォーノック 2014年8月27日 2014年12月27日 17 3 6 8 017.65
イングランドの旗 キース・ミレン (暫定) 2014年12月27日 2015年1月2日 2 0 2 0 000.00
イングランドの旗 アラン・パーデュー 2015年1月3日 2016年12月22日 87 35 13 39 040.23
イングランドの旗 サム・アラダイス 2016年12月23日 2017年5月23日 24 9 3 12 037.50
オランダの旗 フランク・デ・ブール 2017年6月26日 2017年9月11日 5 1 0 4 020.00
イングランドの旗 ロイ・ホジソン 2017年9月12日 2021年5月24日 162 54 38 70 033.33
フランスの旗 パトリック・ヴィエラ 2021年7月4日 2023年3月17日 74 22 25 27 029.73
イングランドの旗 ロイ・ホジソン 2023年3月21日 2024年2月19日 38 12 10 16 031.58
オーストリアの旗 オリヴァー・グラスナー 2024年2月20日

歴代所属選手[編集]

詳細は「Category:クリスタル・パレスFCの選手」を参照

GK[編集]

DF[編集]

MF[編集]


FW[編集]

脚注[編集]

[脚注の使い方]

注釈[編集]

  1. ^ クラブはアマチュアクラブとして創設された1861年が創設年としているが、歴史家の中にはアマチュアクラブとして活動していた旧クリスタル・パレス（英語版）は1876年に解散しており、その際のクラブカラーは今日の青と赤ではなく青と白であったことやメインはクリケットチームであったため、その組織の歴史的連続性から創設年はクラブが主張している1861年とプロのサッカークラブとして創設された1905年とで見解が分かれる。

出典[編集]

  1. ^ “Premier League Handbook 2019/20” (PDF). Premier League. 2019年7月29日閲覧。
  2. ^ Wilson, Paul (2020年4月22日). “Crystal Palace launch plan to claim title of oldest Football League club” (英語). The Guardian. ISSN 0261-3077. https://www.theguardian.com/football/2020/apr/21/crystal-palace-launch-plan-to-claim-title-as-oldest-football-league-club 2022年1月28日閲覧。 
  3. ^ “Crystal Palace: The world's oldest professional association football club” (英語). Crystal Palace FC (2022年6月18日). 2024年6月2日閲覧。
  4. ^ “プレミアリーグ チーム詳細データ クリスタルパレス : サッカー”. 2019年1月19日閲覧。
  5. ^ “Crystal Palace FC Team Profile”. 2024年4月22日閲覧。

関連項目[編集]

  • 水晶宮 - 名前の由来。
  • TDK - 一時期胸スポンサーに就任していた。

外部リンク[編集]

クリスタル・パレスFC - 現所属メンバー
シーズン
クラブ
2023-24
過去
記録と表彰
その他の大会
プレミアリーグ(スタジアム - 優勝)
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