サッカーアメリカ領サモア代表

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サッカーアメリカ領サモア代表
国または地域 アメリカ領サモアの旗 アメリカ領サモア
協会 アメリカ領サモアサッカー連盟
監督 アメリカ領サモアの旗 トゥノア・ルイ
最多出場選手 ニッキー・サラプ(17試合)
最多得点選手 ラミン・オット(3得点)
ホームカラー
アウェイカラー
初の国際試合 1983年8月20日西サモア
1-3
最大差勝利試合 1983年8月22日ウォリス・フツナ
3-0
最大差敗戦試合 2001年4月11日オーストラリア
0-31
FIFAワールドカップ
出場回数 0回
OFCネイションズカップ
出場回数 0回

サッカーアメリカ領サモア代表(サッカーアメリカりょうサモアだいひょう、American Samoa national soccer team)は、アメリカ領サモアサッカー連盟(FFAS)によって編成されるアメリカ領サモアサッカーのナショナルチームである。ホームスタジアムはパゴパゴにあるベテランズ・メモリアル・スタジアム英語版

概要[編集]

人口が少ない上に、アメリカ領ということもあってアメリカンフットボールが圧倒的人気を占めるため、サッカーの実力は世界最弱レベルとして知られる。2001年4月11日のオーストラリア代表との試合では0-31での敗北を喫したが、これは国際Aマッチ史上最大点差の敗戦である。

1994年11月24日に、初のFIFA公式戦となる西サモア戦で敗戦して以来、FIFA公式戦では30戦全敗という結果であったものの、北中米カリブ海サッカー連盟から派遣されたトーマス・ロンゲンによる立て直しにより、31戦目となる2011年11月22日の2014 FIFAワールドカップ・オセアニア予選1次予選でトンガに勝利し[1]、FIFA加盟後の公式戦での初勝利を果たした[2]。しかし1次予選はグループ3位(グループ1位のみ予選通過)で2次予選には進めなかった。この一連の経緯は後に、『ネクスト・ゴール!世界最弱のサッカー代表チーム0対31からの挑戦』というドキュメンタリー映画として記録され、各国の映画祭などで上映された。

2018年大会のFIFAワールドカップ・オセアニア1次予選では、前回予選で勝利したトンガに再び勝利し、クック諸島からも勝利して2勝を挙げたが、サモアに勝ち点で並ぶも得失点差でわずかに1点及ばず2次予選には進めなかった。

FIFAW杯2018年予選終了時点では、上述の2014年大会予選の1勝と2018年大会予選での2勝で、公式戦通算3勝を挙げている[3]

FIFAワールドカップの成績[編集]

アメリカ領サモアサッカー連盟設立(1984年)以降について記載

OFCネイションズカップの成績[編集]

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
ニュージーランドの旗 1973 不参加
ニューカレドニアの旗 1980
1996 予選敗退
オーストラリアの旗 1998
タヒチの旗 2000
ニュージーランドの旗 2002
オーストラリアの旗 2004
2008
ソロモン諸島の旗 2012
パプアニューギニアの旗 2016
合計 0/10

パシフィックゲームズの成績[編集]

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
フィジーの旗 1963 不参加
ニューカレドニアの旗 1966
パプアニューギニアの旗 1969
タヒチの旗 1971
グアムの旗 1975
フィジーの旗 1979
サモアの旗 1983 グループリーグ敗退 3 1 0 2 6 6
ニューカレドニアの旗 1987 6位 4 0 0 4 1 42
パプアニューギニアの旗 1991 不参加
タヒチの旗 1995
フィジーの旗 2003
サモアの旗 2007 グループリーグ敗退 4 0 0 4 1 38
ニューカレドニアの旗 2011 グループリーグ敗退 5 0 0 5 0 26
合計 4/13 16 1 0 15 8 112

歴代監督[編集]

歴代代表選手[編集]

GK[編集]

DF[編集]

FW[編集]

出典[編集]

  1. ^ American Samoa 2 - 1 Tonga”. オセアニアサッカー連盟 (2011年11月23日). 2011年11月24日閲覧。
  2. ^ それ以前の勝利は、FIFA加盟前の1983年のウォリス・フツナ戦(現在もFIFA未加盟、3-0)のみであった。
  3. ^ “アメリカ領サモア代表の試合結果・通算成績”. FIFA Ranking.net.. http://fifaranking.net/nations/asm/results/ 2018年2月22日閲覧。 

外部リンク[編集]