霊諍山
(靈諍山から転送)
霊諍山 | |
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所在地 | 長野県千曲市八幡(大雲寺裏山)[1][2] |
位置 | 北緯36度30分58.5秒 東経138度04分56.75秒 / 北緯36.516250度 東経138.0824306度座標: 北緯36度30分58.5秒 東経138度04分56.75秒 / 北緯36.516250度 東経138.0824306度 |
プロジェクト 山 |
地理[編集]
千曲市八幡集落の背後[3]、大雲寺の裏手にそびえる[1]。稜線はなだらかで、植生はスギが主[4]。長野県は1982年(昭和57年)9月30日付けで当地(地域名「大雲寺」)9.8ヘクタールを郷土環境保全地域に指定した[5]。範囲は霊諍山山頂付近から北東側、大雲寺の境内(池を含む)あたりまで[6]。
大雲寺[編集]
大雲寺 | |
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所在地 | 長野県千曲市八幡1253[7] |
位置 | 北緯36度31分4秒 東経138度5分6秒 / 北緯36.51778度 東経138.08500度 |
宗旨 | 曹洞宗[7] |
大雲寺(だいうんじ)は、霊諍山のふもとにある寺院。曹洞宗の禅寺である。江戸時代、宝暦3年(1753年)に本堂が築かれた[7]。春は500本もの桜(ヒガンザクラ、ソメイヨシノ、シダレザクラ)、夏は池一面の蓮、秋は紅葉、冬は雪化粧をした松の木々が美しい[4]。
境内[編集]
- 本堂
- 石垣 - 天保5年(1834年)より9年間を費やし完成。古城のような外観を呈する[7]。
- 大雲寺池 - 一面に蓮が植生。蓮の花は夏(7月上旬 - 8月上旬)に見頃を迎える。春は水面に桜を映す[4]。
霊諍山の石仏[編集]
霊諍山の山中、大雲寺自然探勝園内に110体あまりの石仏群がある(北緯36度31分7秒 東経138度5分2秒 / 北緯36.51861度 東経138.08389度)。修那羅天武の高弟によって開かれたと伝わる[1]。
猫神の石仏[編集]
養蚕業が盛んに行われていた時代、それに関連した神社や石仏が霊諍山に造られた。
1892年(明治25年)、蚕影神社(茨城県つくば市)を霊諍山に勧請。このとき造られた社殿は現存しない[3]。
また、霊諍山の石仏のうち2体はネコの姿をかたどったもの(猫神)となっている。養蚕業を営む農家は、蚕の繭を食い荒らすネズミを害獣と見なしており、その天敵であるネコを守護神として祀った[3]。
ギャラリー[編集]
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猫神
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猫神
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延命地蔵
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不動明王
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摩利支天
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文殊菩薩
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蔵王権現
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素戔嗚
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猿田彦
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日本武尊
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誉田別
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天神
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恵比寿
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奪衣婆
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鬼
交通アクセス[編集]
大雲寺までの行程は下記の通り。
脚注[編集]
- ^ a b c d “さわやか信州旅.net 霊諍山の石仏”. 長野県観光機構. 2017年6月22日閲覧。
- ^ 座標は「信州くらしのマップ」にて霊諍山のアイコンの位置に中心十字マークを手動で合わせて得た(検索機能対象外、2017年6月24日閲覧)。
- ^ a b c “信州シルクロード 霊諍山の石仏群”. 信州シルクロード連携協議会. 2017年6月22日閲覧。
- ^ a b c 『千曲市の残したい自然 ―千曲市の自然を将来にわたって残すために― 平成18年度』11、21ページ。
- ^ “郷土環境保全地域指定状況一覧表”. 長野県. 2017年6月22日閲覧。
- ^ “信州くらしのマップ 郷土環境保全地域”. 長野県. 2017年6月24日閲覧。
- ^ a b c d e f “さわやか信州旅.net 大雲寺”. 長野県観光機構. 2017年6月22日閲覧。
参考文献[編集]
- 千曲市環境市民会議 残したい自然マップ作成プロジェクト・千曲市『千曲市の残したい自然 ―千曲市の自然を将来にわたって残すために― 平成18年度』 (PDF) 2007年。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 長野県統合型地理情報システム 信州くらしのマップ 郷土環境保全地域 霊諍山周辺
- 長野県公式観光ウェブサイト さわやか信州旅.net 霊諍山の石仏
- 千曲市 千曲市名所探訪 さらしな・おばすて名月の里エリア
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