那須大亮

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那須 大亮
高木豊のYouTubeチャンネル(2020年4月)
名前
愛称 大ちゃん
カタカナ ナス ダイスケ
ラテン文字 Daisuke Nasu
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1981-10-10) 1981年10月10日(42歳)
出身地 鹿児島県南さつま市
神奈川県横浜市生まれ[1]
身長 180cm
体重 77kg
ユース
1994-1996 日本の旗 枕崎市立枕崎中学校
1997-1999 日本の旗 鹿児島実業高等学校
2000-2003 日本の旗 駒澤大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2002-2007 日本の旗 横浜F・マリノス 119 (6)
2008 日本の旗 東京ヴェルディ 32 (1)
2009-2011 日本の旗 ジュビロ磐田 100 (7)
2012 日本の旗 柏レイソル 23 (0)
2013-2017 日本の旗 浦和レッズ 117 (15)
2018-2019 日本の旗 ヴィッセル神戸 9 (0)
2022 スペインの旗 アルビレックス新潟バルセロナ 1 (0)
2023 日本の旗 いわてグルージャ盛岡 1 (0)
通算 402 (29)
代表歴
2000-2001  日本 U-20
2002-2004  日本 U-23
監督歴
2021- WINNER'S
1. 国内リーグ戦に限る。2023年9月7日現在。
■テンプレート■ノート ■解説■サッカー選手pj
那須 大亮
YouTube
チャンネル
活動期間 2018年7月26日 -
ジャンル サッカー
登録者数 43.9万人
総再生回数 2億1035万回
チャンネル登録者数・総再生回数は
2022年12月8日時点。
テンプレートを表示

那須 大亮(なす だいすけ、1981年10月10日 - )は、日本の元プロサッカー選手YouTuber。現役時代のポジションはディフェンダー(センターバック、サイドバック)ミッドフィールダー(ディフェンシングハーフ)。守備的ポジションであればどこでもこなせるユーティリティプレイヤーであった。

来歴[編集]

プロ入り前[編集]

神奈川県横浜市生まれ[1]鹿児島県枕崎市出身。鹿児島実業高等学校駒澤大学文学部地理学科卒業[2]

高校の同期に松井大輔、2学年上に遠藤保仁、1学年下には田原豊上本大海、2学年下には赤嶺真吾らがいた。

駒澤大学2年生の時に全日本大学サッカー選手権大会優勝に貢献。年代別カテゴリーの日本代表に選出される[3]

横浜F・マリノス[編集]

2002年、大学3年時に大学生Jリーガーとして横浜F・マリノスに入団[4]。1年目は出場1試合にとどまった。

2003年、横浜FM監督に岡田武史が就任。中盤でのアンカー役となれる選手を求めていた同監督は、2002年に浦和レッズで現役引退したマリノスOB・井原正巳の推薦の下、浦和から獲得した河合竜二を起用しようとした。しかし河合のコンディションが万全ではなく、苦肉の策としてセンターバックの那須を起用することを決定。このコンバートが那須にとって重要な転機となった。

与えられたポジションは本職ではなかったが、持ち味であるディフェンス力でチームに貢献。試合出場を重ねる中で、チームの中心選手へと成長を遂げた。当時の日本代表エースである久保竜彦を獲得し優勝を目指していたチームにおいて、J1完全制覇の立役者となっただけでなく、自身も新人王のタイトルを獲得した。

2004年、横浜FMは浦和とのチャンピオンシップ(CS)に出場。2試合合計1-1(PK4-2)で勝利し、J1連覇を飾った。しかし、CS直前に負傷した那須はベンチでチームの優勝を見届ける形となった。これ以降は横浜FMにおいてプレーの幅を広げるなど成長を遂げ、中澤佑二松田直樹、河合竜二、栗原勇蔵らJ屈指のDF陣を擁するチームにおいて厳しいポジション争いの中で力を磨いていった。

2007年は新しく監督となった早野宏史の下で重用され、CB、SB、ボランチと多くのポジションで起用されたが、中でもSBとしての起用が多く、左SBが本職である小宮山尊信田中裕介、右SBの田中隼磨らを差し置いての起用であった。だが、本職のCBとして代表を目指したい那須は移籍を模索。シーズン途中にFC東京からレンタル移籍のオファーが届いた際には、横浜FMに残る決断をした。

東京ヴェルディ[編集]

2007年シーズン終了後の2008年1月11日東京ヴェルディへの完全移籍が発表された。東京Vではキャプテンを任される試合もありレギュラーとして奮闘するも、自身初となるJ2降格を経験した。

ジュビロ磐田[編集]

センターバックの若返り策を進めていたジュビロ磐田のオファーを受け、2009年に完全移籍で加入。主力選手として躍動し、2010年シーズンからは磐田の主将を務めた。

柏レイソル[編集]

2012年より柏レイソルに移籍[5]。柏では近藤直也増嶋竜也がCBとして出場した際は両SB、両者の欠場時にはCBを務めるも、リーグ戦での出場は23試合と5年振りに30試合を下回る結果に終わった。一方、天皇杯準々決勝の大宮アルディージャ戦では、試合途中にボランチから右SBにポジションを変更し、後半ロスタイムに工藤壮人の逆転ゴールをアシストするなど、全6試合中5試合に先発出場。柏レイソルとしては初となる天皇杯優勝に貢献した。

浦和レッズ[編集]

2013年1月5日、浦和レッズに完全移籍[6]。 開幕直後はACLでは先発出場、J1ではゲーム終盤で守備固めとしてボランチでの出場が続いていたが、3月30日アルビレックス新潟戦で怪我の永田充に代わって途中出場して以降、センターバックのレギュラーに定着。ACL予選第6節ムアントン・ユナイテッドFC戦からJ1第12節サガン鳥栖戦まで、自身初の公式戦4試合連続得点を記録した。
最終的にリーグ32試合でチーム3位の9ゴールと、それまで自己最多であった3ゴールを大きく更新する活躍を見せ、自身初となるJリーグベストイレブンに選出された。2016年からは遠藤航の加入もあり出場機会が激減しベンチを温める状況が続いたが、遠藤の不在時等に出場し健在ぶりをアピールした。

ヴィッセル神戸[編集]

2018年よりヴィッセル神戸に完全移籍[7]。11月24日に行われたJ1第33節・清水エスパルス戦に途中出場し、23人目となるJ1リーグ400試合出場を達成[8]

2019年12月16日、自身のYouTubeチャンネルにて2019シーズン限りでの現役引退を発表[9][10]2020年1月1日国立競技場のこけら落としとして行われた天皇杯決勝で鹿島アントラーズを破り、神戸はクラブ初のタイトルを獲得した。那須はベンチ外であり、その試合をもって18年間の現役生活を終えた。

引退後[編集]

カタルーニャ州4部リーグにて1試合限りの現役復帰を果たした。 尚、試合は2-2の引き分けであった。 那須が監督を務めているwinnersの選手でありTikTokYouTubeで活躍しているウンパルンパも共に試合に出場した。引退後は監督やコーチ業に携わりたい思いがありつつも、選手を育てるよりもサッカーそのものの人気を広げるため、YouTuberとして活動している[11]。引退発表から数日後の2019年12月26日にはチャンネル登録者数が10万人を突破している[12]

2022年2月23日開幕「2022 Jリーグ YBC ルヴァンカップ」30回大会を記念した大会アンバサダーに中村憲剛、佐藤寿人と共に就任[13]

現役復帰[編集]

2023年8月15日J3いわてグルージャ盛岡に加入、現役に復帰した[14]。なお、自身のYouTubeで加入期間は8月15日から19日の1週間だと述べている[15]

8月19日に開催された明治安田生命J3リーグ23節愛媛FC戦において、後半37分から途中出場した。後半ロスタイム4分には、右サイドのスローインをバックヘッドでFW佐藤未勇につなぐと、佐藤がそのままペナルティーエリア内に進入。佐藤が倒されてPKを獲得した。MF中村充孝がこれを決めて土壇場で同点に追いついた[16]

日本代表[編集]

2004年初頭、アテネオリンピックを目指すU-23日本代表に招集。積極的にチームを引っ張り、新たに招集された田中マルクス闘莉王のお目付け役ともなった。3月に行われた、アテネオリンピック予選では、第4節のバーレーン戦で途中交代した鈴木啓太の代わりにキャプテンマークを巻き、第5節のレバノン戦では出場停止だったものの、最終節のUAE戦では先制点を挙げ、チームの予選突破に貢献。本大会直前には、山本昌邦監督からキャプテンに指名された[17]

しかし、現地ギリシャ入り後にコンディションを崩し、本大会初戦のパラグアイ戦で失点に直結する致命的なミスを犯し、前半のみで交代。2戦目のイタリア戦では、2点ビハインドの前半18分、負傷した徳永悠平に替わり途中出場。駒野友一と入れ替わる形で左SBに入るも、日本は2-3で敗れた。最終戦となったガーナ戦は起用されず、不完全燃焼に終わった。それ以降は代表に選出される事はなかった。

エピソード[編集]

  • 大食漢であり、柏でチームメイトだった大谷秀和によると「とにかくご飯が大好きで、『食わないとやせてしまうんだ!』と言ってメチャクチャ食べていた」という[18]
  • 2010年7月10日に一般女性と結婚[19] 2011年には第一子となる娘が生まれ、妻と共に練習場に連れてきたこともある[20]
  • 株式会社ライアートプロモーションのバックアップを受け、2018年7月26日に自身のYouTubeチャンネルを開設[21]。開設当日には第1弾の動画として、自己紹介を中心として様々なテーマについて語る動画を投稿した[22]。動画の編集を外部に依頼したり、マネージャーを雇ったりなど経費が掛かっているため、2020年5月現在、利益はほぼないと答えている[11]
  • 神戸時代は、突拍子もない事をよくするため「お前ウイスキーを飲んで来ただろ。」という意味で、外国人選手から日本のウイスキーの銘柄の山崎から「ヤマザキ」と呼ばれていた。2020年1月9日に公開された自身のYouTubeチャンネルで、当時チームメイトだったジョアン・オマリルーカス・ポドルスキからそのあだ名で呼ばれ、理由もそこで明かしている[23]

所属クラブ[編集]

ユース経歴
プロ経歴

個人成績[編集]

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2001 駒大 4 - - - 2 0 2 0
2002 横浜FM 36 J1 3 0 0 0 1 0 4 0
2003 26 29 2 6 0 3 0 38 2
2004 24 1 3 0 1 0 28 1
2005 4 29 2 3 1 2 0 34 3
2006 16 1 9 1 3 0 28 2
2007 18 0 8 0 1 0 27 0
2008 東京V 5 32 1 6 0 1 0 39 1
2009 磐田 6 34 1 6 0 3 1 43 2
2010 33 3 11 0 2 0 46 3
2011 33 3 5 1 1 0 39 4
2012 23 0 3 0 5 0 31 0
2013 浦和 4 32 9 5 0 0 0 37 9
2014 32 3 4 1 2 0 38 4
2015 30 2 1 0 3 0 34 2
2016 14 1 3 0 0 0 17 1
2017 9 0 0 0 1 0 10 0
2018 神戸 2 9 0 5 0 1 0 15 0
2019 0 0 3 0 1 0 4 0
2023 岩手 55 J3 1 0 - - 1 0
通算 日本 J1 400 29 81 4 31 1 512 34
日本 J3 1 0 - - 1 0
日本 - - 2 0 2 0
総通算 401 29 81 4 33 1 515 34

その他の公式戦

国際大会個人成績 FIFA
年度 クラブ 背番号 出場 得点 出場 得点
AFCACLクラブW杯
2004 横浜FM 26 3 0 -
2005 4 5 1 -
2012 6 3 1 -
2013 浦和 4 5 2 -
2015 3 0 -
2016 3 0 -
2017 5 0 0 0
通算 AFC 27 4 0 0

その他の国際公式戦

出場歴

タイトル[編集]

チーム[編集]

駒澤大学
横浜F・マリノス
ジュビロ磐田
柏レイソル
浦和レッズ
ヴィッセル神戸
  • 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会:1回(2019年

個人[編集]

代表歴[編集]

コラボ・出演等[編集]

YouTube[編集]

MV[編集]

テレビドラマ[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b on the way 18 那須 大亮|ファンゾーン|柏レイソル Official Site
  2. ^ コマスポ「平成15年度・駒澤大学卒業式~学長特別賞に五輪代表の那須大亮選手」2004年4月1日, http://www.komaspo.com/156 2023年8月15日閲覧。 
  3. ^ 集英社 Sportiva「プロ1年目。腐りかけた那須大亮を救った中澤佑二や松田直樹らの言葉」2019年05月17日, https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/football/jleague_other/2019/05/17/___split_39/ 2023年8月15日閲覧。 
  4. ^ アテネ五輪日本代表でYouTuberの那須大亮が4年ぶりに現役復帰 J3岩手に加入”. 日刊スポーツ (2023年8月15日). 2022年8月15日閲覧。
  5. ^ 那須、柏移籍へ
  6. ^ 那須 大亮選手が浦和レッズへ移籍
  7. ^ 浦和レッズよりDF那須大亮選手 完全移籍加入のお知らせ ヴィッセル神戸、2018年1月9日
  8. ^ 2018明治安田生命J1リーグ 第33節 那須 大亮 選手(神戸)J1通算400試合出場達成 Jリーグ公式 2018年11月24日
  9. ^ (日本語) ヴィッセル神戸 那須大亮 重大発表, https://www.youtube.com/watch?v=mpzCsqJ0ExA 2019年12月16日閲覧。 
  10. ^ DF那須大亮選手 現役引退のお知らせ ヴィッセル神戸 2019年12月16日
  11. ^ a b “ユーチューバー転身 元五輪主将・那須大亮氏に聞く”. 日刊スポーツ. (2020年5月12日). https://www.nikkansports.com/soccer/news/202005110000376.html 2020年5月12日閲覧。 
  12. ^ “神戸DF那須大亮、Youtubeチャンネル登録者が10万人を突破!”. Football Tribe Japan. (2019年12月26日). https://football-tribe.com/japan/2019/12/26/158620/ 2020年5月12日閲覧。 
  13. ^ Jリーグ「中村憲剛さん、那須大亮さん、佐藤寿人さんが 30回大会を記念した大会アンバサダーに就任【ルヴァンカップ】」2022年2月23日, https://www.jleague.jp/news/article/21860/ 2023年8月15日閲覧。 
  14. ^ 【チーム】那須大亮選手 加入のお知らせ』(プレスリリース)いわてグルージャ盛岡、2023年8月15日https://grulla-morioka.jp/tab09_club/230815-01/2023年8月15日閲覧 
  15. ^ (日本語) 【ご報告】那須大亮、4年ぶりにJリーグに復帰することになりました。, https://www.youtube.com/watch?v=fmw3X26aowA 2023年8月15日閲覧。 
  16. ^ 佐藤成. “【岩手】那須大亮が同点PK呼ぶバックヘッド 1週間限定で電撃加入、途中出場 - J3 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2023年8月20日閲覧。
  17. ^ “神戸DF那須大亮が現役引退を発表…プロ生活と引退の理由を自身のYouTubeで語る”. サッカーキング. (2019年12月16日). https://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20191216/1009569.html 2020年3月20日閲覧。 
  18. ^ [柏]“ストップ・ザ・那須”に闘志を燃やす大谷 2013年5月23日付 blogola
  19. ^ 結婚のご報告 【 那須大亮 】
  20. ^ [浦和]練習場に見学に来た娘にデレデレの選手とは…
  21. ^ 那須大亮さんのツイート”. Twitter (2018年7月26日). 2018年12月5日閲覧。
  22. ^ 神戸DF那須大亮、YouTubeチャンネル開設!「夢を与えられるような動画を」”. フットボール・トライブ (2018年7月27日). 2018年12月5日閲覧。
  23. ^ 【2020年1月1日】那須大亮がJリーガーとして過ごした最後の1日。 那須大亮YouTube 2020年1月9日公開
  24. ^ 那須大亮『【アンドレス・イニエスタ vs 那須大亮】スペイン vs 日本 シュート対決!!【ヴィッセル神戸】』2018年12月31日https://www.youtube.com/watch?v=AT9kSJ-wZ0w2019年10月13日閲覧 
  25. ^ 那須大亮『【純恋歌cover】那須大亮 × HAN-KUN from 湘南乃風 × Non Stop Rabbit(ノンラビ)』2018年12月28日https://www.youtube.com/watch?v=LOXFVLhoiN02019年10月13日閲覧 
  26. ^ Non Stop Rabbit『卒業生へ、卒業出来なかった人へ。』2020年3月22日https://m.youtube.com/watch?v=cFilcrm39dc2020年3月23日閲覧 
  27. ^ 那須大亮『Non Stop Rabbit 『乱気流』 official music video 【ノンラビ】』2019年3月2日https://www.youtube.com/watch?v=L-XGMa-Guac2019年10月13日閲覧 

外部リンク[編集]