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かつては、大都市の[[商店街]]にも劣らない程の賑わいを見せていたが、近年では他の地方[[都市]]と同様に、[[郊外]]の大型[[ショッピングセンター]]や[[ロードサイドショップ]]に消費者が流れ、有力テナントが撤退するなど、状況は劣勢になって来ている。このため、現在は丸亀町、三越高松店周辺では大規模な再開発事業が始まっており、商店街の起爆剤として期待されている。その他、このほど高松市内を中心に新規出店の店舗やおしゃれな店舗が開店し始め、高松も少しながらおしゃれでにぎやかになってきているが、この商店街も空き店舗等に若者向けの服や雑貨、美容院などができ始め、若者向けの店舗も増えてきている。尚、1990年代までは90%がたの店鋪が月曜定休で、現在も月曜定休の店鋪は半数ほどに上る。
かつては、大都市の[[商店街]]にも劣らない程の賑わいを見せていたが、近年では他の地方[[都市]]と同様に、[[郊外]]の大型[[ショッピングセンター]]や[[ロードサイドショップ]]に消費者が流れ、有力テナントが撤退するなど、状況は劣勢になって来ている。このため、現在は丸亀町、三越高松店周辺では大規模な再開発事業が始まっており、商店街の起爆剤として期待されている。その他、このほど高松市内を中心に新規出店の店舗やおしゃれな店舗が開店し始め、高松も少しながらおしゃれでにぎやかになってきているが、この商店街も空き店舗等に若者向けの服や雑貨、美容院などができ始め、若者向けの店舗も増えてきている。尚、1990年代までは90%がたの店鋪が月曜定休で、現在も月曜定休の店鋪は半数ほどに上る。

;高松中央商店街(北から)
*'''兵庫町商店街'''
東西に伸びる通り。[[江戸時代]]に[[高松藩]]の武器庫があったことからこの名がついた。現在は[[中央通り]]を横切り、周りにビジネス街や官庁街にあることから、平日はビジネスマンが多くそれ向けの衣料品店などがあるが空き店舗も目立つ。
*'''片原町商店街'''
東西に伸びる通り。<!-- [[江戸時代]]に成立した町であるが、丸亀町に比べて片田舎であったためこの名がついた。 !-->商店街の中には[[菅原道真]]公を祀り、地元の人々に「古天神さん」と呼ばれる「華下天満宮」がある。現在東は繁華街、西は庶民的な食料品店などが多い。高松三越に隣接していることからデパート客も多い。
*'''丸亀町商店街'''
高松中央商店街に於いて中心的な商店街。南北に伸び、この商店街を境に以西がビジネス街、以東が繁華街や歓楽街である。最も歴史が古く、高松を開拓した[[生駒親正]]により[[高松城]]築城と同時に造られた通りである。那珂郡丸亀(現在の[[丸亀市]])から[[町人]]を連れて来て商売をさせたのが名前の由来。当時から現在に至るまで最も人通りが多く、また賑わいがある。幅員は狭い。現在は衣料品店が多く、書店などもあるため、老若男女を問わず幅広い年齢層の人通りがある。とはいえ[[高度経済成長]]の最盛期に比べ人通りは減り、空き店舗も増えた為、現在北から順に再開発計画が進行中である。
*'''ライオン通商店街'''
丸亀町商店街の一本東にある南北に伸びる通り。他の商店街が夜になると[[ゴーストタウン]]化してしまうのに対し、この商店街は繁華街や歓楽街の真ん中を突っ切っていることもあり、昼夜人通りがある。
*'''南新町商店街'''
高松の町の南限がこの辺りであった頃、南にある新しい町という意味でつけられた名前。高級衣料品店、ジュエリー店の他に若者向けの雑貨店もあり、他の商店街に比べ幅員が広い。
*'''常磐町商店街'''
他の商店街と瓦町駅を結ぶ東西の通り。戦後に瓦町・常盤町地区の一部として発展した歴史を持つ。戦前、南瓦町と呼ばれていたこの地区は戦後、同地区内にある「旅館常盤本館」から名前をとり常盤町と呼ばれるようになった。闇市から高度経済成長期に繁華街として発展した為、比較的歴史は浅い。現在では空き店舗が目立つが、若者向けの衣料品店や雑貨屋などがあり、低い年齢層の往来が目立つ。
*'''田町商店街'''
高松中央商店街の中で最も南に位置する。田町は[[江戸時代]]末期に周りを田畑が取り囲んだ通り沿いに町が出来たことからそう呼ばれるようになった。現在では庶民的な食料品店などがあるが同時に空き店舗もかなり多い。


====デパート====
====デパート====

2006年7月2日 (日) 06:55時点における版

たかまつし ウィキデータを編集
高松市
日本の旗 日本
地方 四国地方
都道府県 香川県
市町村コード 37201-3
法人番号 1000020372013 ウィキデータを編集
面積 375.54km2
総人口 409,759[編集]
推計人口、2024年5月1日)
人口密度 1,091人/km2
隣接自治体 坂出市さぬき市木田郡三木町
綾歌郡綾川町仲多度郡まんのう町
徳島県美馬市
岡山県玉野市
(海をはさんで隣接)
香川郡直島町小豆郡土庄町小豆島町
市の木 黒松
市の花 ツツジ
高松市役所
市長 大西秀人
所在地 760-8571
香川県高松市番町一丁目8番15号
外部リンク もっと高松
高松市の県内位置図
特記事項 ・位置の経度緯度は参考値
 (世界測地系
ウィキプロジェクト

高松市(たかまつし)は、四国の北東部、香川県のほぼ中央に位置する都市で、同県の県庁所在地である。旧香川郡。国から中核市に指定されている。

地理

瀬戸内海に面し、讃岐平野が広がる。市域の西部は香東川土砂堆積して出来た扇状地から成っている。東部は春日川新川によってできた氾濫平野で、その河口部は三角州からなる海岸平野である。台風来襲時で、四国付近を通過したときには度々高潮の被害が出る。

又、干ばつにも多く見舞われてきた為、歴史的に非常に多くのため池が造られ、市内の至る所で大小様々なため池が見られる。

北東部には、瀬戸内海に突き出た溶岩台地で、源平合戦古戦場である屋島がある。市の北西部も丘陵となっている。又、日本で初めて国立公園に指定された瀬戸内海国立公園の中心に位置しており、その瀬戸内海には島嶼が点在する。

気候

屋島から見た高松市湾岸風景

瀬戸内型気候区に属し、降水量は少なく、日照時間は長いため、年間を通じて温暖な気候である。

降水量が少なく、雨が降ったとしても大きな川が無いため、すぐに海へと流れ出てしまう点から、数十年単位で大渇水に見舞われる。又、渇水とまでは至らないが、香川県の水源である高知県早明浦ダムが底を尽き、県内で取水制限が実施される事は毎年のように起こり、珍しいことではない。しかしそれでも、1974年香川用水が通水し、徳島県吉野川を経由した高知県の早明浦ダムの水が供給されるようになった為、顕著な干ばつ被害は少なくなった方である。

日照時間

  • 高松市月別日照時間平年値表

 1月:143.6時間
 2月:142.0時間
 3月:171.0時間
 4月:191.8時間
 5月:210.0時間
 6月:165.1時間
 7月:205.6時間
 8月:225.6時間
 9月:155.6時間
 10月:169.9時間
 11月:145.7時間
 12月:150.9時間

降水量

  • 高松市月別降水量平年値表

 1月:39.3ml
 2月:47.6ml
 3月:73.3ml
 4月:86.4ml
 5月:100.1ml
 6月:158.5ml
 7月:134.6ml
 8月:92.3ml
 9月:187.2ml
 10月:108.2ml
 11月:62.4ml
 12月:33.8ml

人口

地域名 総数 世帯数 平均世帯人員
本庁 75,843 35,931 39,912 36,938 2.05
鶴尾 17,742 8,679 9,063 8,941 1.98
太田 30,641 14,903 15,738 12,407 2.47
木太 31,457 15,221 16,236 12,890 2.44
古高松 20,685 9,976 10,709 7,230 2.86
屋島 22,827 11,776 11,051 9,205 2.48
前田 4,933 2,379 2,554 2,026 2.43
川添 9,494 4,510 4,984 4,051 2.34
7,542 3,694 3,848 3,088 2.44
三谷 3,368 1,662 1,706 1,257 2.68
多肥 9,216 4,476 4,740 3,549 2.60
仏生山 9,377 4,473 4,904 3,859 2.43
一宮 15,908 7,565 8,343 6,494 2.45
川岡 4,469 2,119 2,350 1,703 2.62
円座 9,882 4,771 5,111 3,671 2.69
檀紙 7,098 3,454 3,644 2,612 2.71
弦打 10,381 5,074 5,307 4,412 2.35
鬼無 5,921 2,854 3,067 2,251 2.63
香西 10,869 5,274 5,595 4,492 2.42
下笠居 6,711 3,230 3,481 2,447 2.74
女木 232 107 125 123 1.89
男木 236 108 128 137 1.72
山田 23,332 11,266 12,066 8,507 2.74
塩江 3,486 1,682 1,804 1,327 2.63
香南 7,996 3,956 4,040 2,665 3.00
香川 25,105 12,126 12,979 9,016 2.78
国分寺 24,987 12,012 12,975 8,898 2.81
庵治 6,387 3,063 3,324 2,171 2.94
牟礼 18,368 8,829 9,539 6,730 2.73
総数 424,520 204,323 220,197 174,168 2.44

2006年4月現在

歴史

高松の歴史 も参照せよ。)

高松市への編入によって消滅した町村

年月日 編入した町村 廃止時の人口 廃止時の面積 廃止時の首長 編入によって出来た町
1890年2月15日 高松市市制施行 42,883 2.85
1914年5月1日 香川郡宮脇村 3,750 2.72 不明 宮脇町、昭和町、幸町、九番丁、十番丁
1921年1月1日 香川郡東濱村 7,085 2.27 久本良八 鹽上町、福岡町、松嶋町、花園町
1921年11月1日 香川郡栗林村 7,574 1.94 井上正義 栗林町、櫻町、楠上町、花宮町、藤塚町、上之町、中野町
1940年2月11日 香川郡鷺田村 7,472 6.16 内井市太郎 峰山町、室町、室新町、東ハゼ町、西ハゼ町、紙町、松並町、西春日町、勅使町、田村町、上天神町、三條町
香川郡太田村 4,745 6.02 加藤甚助 観光町、上福岡町、松繩町、伏石町、太田下町、太田上町、今里町
木田郡木太村 3,371 5.81 葛西作太郎 木太町
木田郡古髙松村 4,888 12.83 上枝英雄 春日町、新田町、髙松町
木田郡屋嶋町 5,508 10.41 森田惣吉 屋嶋東町、屋嶋中町、屋嶋西町
1956年9月30日 木田郡前田村 4,004 6.00 木村文土 前田西町、前田東町、亀田町
木田郡川添村 3,899 4.49 新田義雄 元山町、東山崎町、下田井町
木田郡林村 3,652 5.58 宮井政雄 林町、六条町、上林町
木田郡三谷村 3,238 8.53 河野平一 三谷町
香川郡多肥村 3,238 3.96 福田専一 多肥下町、多肥上町
香川郡仏生山町 5,738 2.95 松下新太郎 出作町、仏生山町
香川郡一宮村 5,891 7.51 中西信男 三名町、鹿角町、成合町、一宮町、寺井町
香川郡川岡村 3,775 5.40 堀川忠一郎 川部町、岡本町
香川郡円座村 4,549 5.00 高木藤太郎 円座町、西山崎町
香川郡檀紙村 5,512 7.74 田山数一 檀紙町、御廐町、中間町
香川郡弦打村 4,550 6.99 梶 清 郷東町、鶴市町、飯田町
香川郡上笠居村 4,889 6.83 神高恒雄 鬼無町藤井、鬼無町是竹、鬼無町佐料、鬼無町佐藤、鬼無町山口、鬼無町鬼無
香川郡香西町 6,568 3.99 本田忠雄 香西本町、香西東町、香西南町、香西西町、香西北町
香川郡下笠居村 6,568 18.74 高橋 豊 神在川窪町、植松町、中山町、生島町、亀水町
香川郡雌雄島村 2,026 3.93 藤本真照 女木町、男木町
1966年7月1日 木田郡山田町 14,272 40.86 赤松 彰 由良町、川島本町、川島東町、小村町、亀田南町、十川西町、十川東町、池田町、東植田町、西植田町、菅沢町
2005年9月26日 香川郡塩江町 3,640 80.10 中井 弘 塩江町上西甲、塩江町上西乙、塩江町安原上、塩江町安原上東、塩江町安原下第1号、塩江町安原下第2号、塩江町安原下第3号
2006年1月10日 香川郡香南町 7,914 14.72 辻 正雄 香南町池内、香南町岡、香南町西庄、香南町由佐、香南町横井、香南町吉光
香川郡香川町 24,385 27.33 岡 弘司 香川町大野、香川町寺井、香川町浅野、香川町川内原、香川町川東上、香川町川東下、香川町東谷、香川町安原下第3号、香川町安原下第1号
綾歌郡国分寺町 24,250 26.25 福井則史 国分寺町新居、国分寺町国分、国分寺町福家、国分寺町福家甲、国分寺町福家乙、国分寺町新名、国分寺町柏原
木田郡庵治町 6,259 15.83 梶川正孝 庵治町
木田郡牟礼町 18,208 16.48 高木英一 牟礼町牟礼、牟礼町原、牟礼町大町

※町名及びその字体は編入時のもので、必ずしも現在の地名と一致しない。

また、1958年4月1日に香川郡香川町の一部との間で境界を変更した際、同町寺井の大部分を編入して寺井町ができた。南部の一部は編入されなかった。

行政

高松市役所

姉妹都市・提携都市

国内

海外

経済

中央官庁や、東京の大企業の四国を統轄する出先機関が集中するため、「支店経済」の街と呼ばれる。現在も四国の行政・経済の中心地であるが、本四架橋の開通や、四国内の高速交通網整備、バブル崩壊後の構造不況などが重なり、都市間競争の激化に伴って、四国における拠点性の維持が課題となっている。

商業

再開発事業

現在、四国で道州制が導入された際の州都の誘致や、商店街活性化の為の再開発事業が進行している。支店経済に頼らない経済の再活性化を目指している。

主な事業としては以下の通り。

  • 高松港頭地区総合整備事業(サンポート高松
  • 瓦町駅地区市街地開発事業
  • 琴電片原町駅周辺地区再開発事業
  • 高松丸亀町商店街再開発事業
高松港頭地区総合整備事業(サンポート高松
サンポート高松(ビル群)

バブル経済期に香川県と高松市が主体となり最大の再開発事業として計画された。これは「瀬戸大橋開通による宇高連絡船の廃止で失われた高松港の拠点性の再興、国際化、情報化に対応した新都心づくり」を目的としている。計画以後バブル崩壊による資金難などで計画の縮小を重ね、2001年5月13日から一部供用が開始されている。

2004年3月30日には核となる商業施設である「高松シンボルタワー」が開業し、内外の注目を集めた。しかし、県外企業の誘致に失敗し、県内企業の進出を促した結果、その大半が市中心部のテナントビルからの移転となった為、中心部のビル空室率が異常に高い数字となってしまい、その将来性が危ぶまれている。また、一部の市民や議会議員からは「ムダな公共事業」と非難が噴出している。既存市街地の空室率の高さに対する対策や、用地の半分近くを占める空き地の利用など課題は多いものの、商業系店鋪の売り上げは好調であり、観光資源としてはとりあえずのところ成功しているといえる。

残る供用予定の施設として、国の合同庁舎や人工海浜などがある。

商店街

高松では商店街が発達しており、全ての商店街の総称を「高松中央商店街」と言う。商店街のほぼ全てを覆うアーケードは総延長が2.7㎞あり、総延長では日本一の長さを誇る(大阪天神橋筋商店街の総延長が2.6㎞)。一日の往来は約28万人で、約800の小売店、飲食店が軒を連ねている。主に丸亀町周辺には全国チェーンの店や高級品を扱う店鋪が多く、南新町、常磐街などに南進する程に庶民的な店が増えて行く傾向にある。

かつては、大都市の商店街にも劣らない程の賑わいを見せていたが、近年では他の地方都市と同様に、郊外の大型ショッピングセンターロードサイドショップに消費者が流れ、有力テナントが撤退するなど、状況は劣勢になって来ている。このため、現在は丸亀町、三越高松店周辺では大規模な再開発事業が始まっており、商店街の起爆剤として期待されている。その他、このほど高松市内を中心に新規出店の店舗やおしゃれな店舗が開店し始め、高松も少しながらおしゃれでにぎやかになってきているが、この商店街も空き店舗等に若者向けの服や雑貨、美容院などができ始め、若者向けの店舗も増えてきている。尚、1990年代までは90%がたの店鋪が月曜定休で、現在も月曜定休の店鋪は半数ほどに上る。

デパート

高松市内には三越天満屋などのデパートがあるが、いずれも郊外型の大型ショッピングセンターに圧されている。現在、高松天満屋の入居している高松琴平電気鉄道瓦町ビルには、以前に中心商店街の活性化を図って誘致された「コトデンそごう」が入居していた。しかし、そごうの経営破綻にともない閉店し、その後天満屋が入居したという経緯がある。その煽りを受けて、高松琴平電気鉄道自身も倒産し、現在経営再建中である。

スーパーマーケット

高松市内にはスーパーマーケットが数多く存在し、主に県外客の多い大型ショッピングセンターに対し、市民の台所として賑わっている。また、四国各県の代表的なスーパーマーケットがすべて揃っているのが特徴である。

なお、CGCグループ加盟社はない。(加盟社がないのは香川県と沖縄県のみ)

コンビニエンスストア

現在、高松市内ではコンビニ業界最大手セブン-イレブンam/pmを除く、ほぼ全ての大手コンビニチェーンが店鋪を展開している。このため、四国内でも有数のコンビニ激戦区となっており、頻繁に新店鋪の開店と既存店鋪の閉店が繰り返されているのが現状。特に2001年ファミリーマートが進出した際には、先に店鋪展開していたミニストップポプラデイリーヤマザキが大打撃を受け、大幅に店鋪数を減らす事となった。なお現在でも、一部コンビニチェーンでは積極的に店鋪網を拡大し続けている事から、今後更にコンビニ間での競争が激化する可能性もある。最近ではローソンの閉鎖が目立つ。

一方、コンビニATMに関しては地元銀行の百十四銀行が否定的であるため、ごく少数のローソンに中国銀行管理のローソンATMが設置されているのみで、今後も導入の可能性はない。

高松市内で店鋪を展開しているコンビニ(2006年1月現在)

※ このうち、サンクスは「株式会社サンクスアンドアソシエイツ東四国」のエリアフランチャイズで、唯一の県内資本のコンビニとなっている(サークルKを運営する株式会社サークルK四国は愛媛県が本社で、県内では少数派)。以前はミニストップもJR四国との合弁だったが、前述のように他チェーンとの競争に敗れた上、親会社のJR四国も経営危機に陥った事から、2004年にJR四国はミニストップを手放すこととなった。かつてはココストアもあったが、高松市からは完全撤退、香川県全体でも実質撤退状態(2店舗のみ)である。

※ 高松への進出が一番早かったのはローソンで、1990年代前半まではローソン1社体制が続いていた。

大型ショッピングセンター

ファイル:Youmetown.jpg
ゆめタウン高松

香川県内最大規模のショッピングセンターである「ゆめタウン高松」は、香川県内のみならず、徳島県北部からも消費者を集めており、今や高松市内最大の集客施設といっても過言ではない。年間来客数はTDL(東京ディズニーランド)の年間来場者数と匹敵する程とも言われている。なお、中心部の商店街から人通りが減り始めた時期は、このショッピングセンターが建設されてからだと地元では言われている。

その一方で、現在高松市内ではイオンや新たなゆめタウンの新店鋪など、大型ショッピングセンターの建設計画が相次いでおり、中心市街地の衰退に今後より拍車がかかるのではないか、香川県内がオーバーストア状態になるのではないか、最終的に共倒れになるのではないか、など多くの意見が多方面から出始めている。なお、2005年11月27日ダイエー屋島店の閉店により、ナショナルチェーンのショッピングセンターはサティのみとなった。イオンは香川県全体としてはあるが、2000年2月に高松市から撤退している。2006年10月以降に再進出する予定。

映画館

1980年代には一般館9館、成人館2館を数えたが、1996年の高松サティ内のワーナー・マイカル・シネマズ高松開業で洋画系の閉館が相次ぎ、2004年には邦画各社の系列館が全滅する事態となり、これらが集中していた常磐街はただでさえ衰退している高松中央商店街の中でもその落ち込みぶりは際立っている。また相次ぐ映画館の閉館で、成人館だった高松大映は2001年に一般館に変更、同じビルのホールソレイユに合わせてソレイユ2と改名している。この両館は高松市中心部最後の映画館だが、いわゆるミニシアターである。成人館は「ロッポニカ高松」の1館のみで、にっかつ(当時)がロマンポルノから一般路線に戻ろうとして失敗した「ロッポニカ」を偲ばせる唯一の施設である。現在はワーナー・マイカル・シネマズ高松にほぼ集約された格好で、同所は高松の中心部からやや外れている。

主な企業

本社を置く企業

百十四銀行香川銀行本社は隣接している

百十四銀行は法人向けインターネットバンキングに完全に否定的なため(香川銀行も百十四銀行が筆頭株主のため導入できない)、県内法人がインターネットバンキングを利用したい場合は、高松信用金庫か下記記載の支店を置く銀行(四国銀行・高知銀行を除く)と取引しなければならない。

支店を置く主な銀行

中央銀行
政府系金融機関
都市銀行・地銀・第二地銀など

※ 旧東京三菱銀行・旧富士銀行・旧さくら銀行は、四国唯一の支店であった。かつては大和銀行(現りそな銀行)もあったが、2002年4月に撤退している。もっとも大和銀行はいわゆる空中店舗であったため、存在自体知らない高松市民は少なくなかった。

信託銀行

産業

地域間関係

岡山市との関係

瀬戸大橋の完成はその後の高松の歴史を大きく変えた。しばしば高松の宇高連絡船時代の終焉や、その後の地域交流の象徴として採り上げられる。

瀬戸大橋を挟んで、対岸の岡山市との交流関係も深いが、同時に対抗心も強い。(→以下詳細は「岡山市#岡山と高松の関係」を参照せよ。)

四国内での地位

高松市は、近世から四国で最も本州に開けた都市の一つであり、又、四国を統轄する国の出先機関の大半が集中しているにも拘らず、現在の所、人口は松山市、知名度は高知市が上回っている。これは、明治廃藩置県から明治憲法発布までの時期に、県の合併や分割が頻発して、高松市の県庁所在地としての地位がなかなか定まらなかった点が、他の都市に比べて大きく発展が出遅れた事が原因とされている。

現在においても、四国の中心都市としての地位を、常に松山市と争っており、経済力や都市規模といった実力も松山市とほぼ均衡を保っている。この現象は、今日の日本中で見られる各地方における一極集中を抑制している。その一方では、四国という地方の中で人口や知名度の面で突出した中心都市が無いことは、結果的に四国自体の知名度を下げている。

道州制においても、高松市、松山市、四国中央市道都を誘致していて、この結果が今後の四国の中心都市としての発展を左右するとも言われている。(2000年の都市雇用圏人口は、高松都市圏67.0万人、松山都市圏62.4万人、徳島都市圏59.6万人、高知都市圏54.1万人)。

学校

高松の公立小中学校は、2004年度から全校で2学期制が導入されている。中心部の小中学校では殆どで児童生徒数が減少し、それに伴う統廃合、校区修正問題などが大きな課題になっている。

小学校

太字の小学校の校区のうち御坊川以西がいわゆる旧市内である。

中学校

なお、女木島には中学校はなく、海路で城内中学校へ通うことになる。

高等学校

県立・市立
私立

※ 高松第一高等学校は高松市が設置しているが、名称に高松市立はつかない。

高等専門学校

大学・短期大学

大学
短期大学

特殊教育学校

交通

かつては本州四国を結ぶ主要国鉄航路であった宇高連絡船が在り、「四国の玄関」と言われていたが、本州と四国を結ぶ橋が高松から離れた地に三本も架かり、交通の要衝としての地位は低下した。しかしながら、高松港宇野港を結ぶフェリーや、高松港神戸港を結ぶジャンボフェリーなど、いくつかの旅客船航路が存続しており、港町として発達してきた古きよき時代の名残を残している。

又、現在でもJR四国の本社が置かれており、主要三線(高徳線予讃線土讃線)の始発駅となっている高松駅は、今でもJR四国の中心駅であると言えよう。

空港

高松空港旅客ターミナル
高松空港

現在の高松空港は1989年12月16日市民に「林の飛行場」と呼ばれた旧高松空港が当時の香南町に移転してきたものである。

旧高松空港は1958年、高松市林町の軍用飛行場の規模を縮小し共用が開始された。滑走路長は1200mで大型旅客機は離発着できなかった。その後旧高松空港跡地は香川県が主体となり高度技術産業工業団地「香川インテリジェントパーク」が造成され香川大学工学部などの研究開発機関や、サンメッセ香川などの産業支援機関が集積している。

新高松空港は滑走路長2500mで大型旅客機が離発着可能になり、1992年から国際線旅客ターミナルの供用が開始され、ソウルなどへの直行便が通っている。

鉄道路線

高松駅の利用客は四国最多であり高松の玄関口である為、長距離の通勤通学客や観光客が多い
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市内移動の中心駅となっている瓦町駅は中心地に位置していることもあり終日、通勤通学客や市民の利用が絶えない

高松の玄関となる駅はJR高松駅だが中心地の最北端である高松港に位置している為、市内を鉄道で移動する際の実質的な中心駅は中心地に位置し、郊外から3つの路線が乗り入れているコトデン瓦町駅である。

四国旅客鉄道
高松琴平電気鉄道
広範囲な連絡

ケーブルカー

八栗山には、四国ケーブル八栗ケーブルで登ることができる。

かつて観光地である屋島には、屋島登山口駅と屋島山上駅を結ぶ屋島ケーブルが運行されていたが、運営会社の屋島登山鉄道の経営破綻により2004年10月16日に運行を休止し、2005年7月1日正式に廃止された。これにより公共交通機関のみで屋島に登ることは不可能となった。

バス

瓦町駅前バス停

高松市内の路線バスは、ことでんバスがほぼ独占している。モータリゼーション時代の到来以前から市民の足として利用されていたが、近年になってから利用者は伸び悩み、2001年12月に親会社である高松琴平電気鉄道の経営破綻と共に民事再生法の適応を申請した。以来経営再建中であるが、バスのスピード超過やそれに伴う普通車との接触事故を度々起こしている。これは運転士の不足から過密ダイヤになっていることや、運転ダイヤにラッシュ時や土日の道路状況が反映されていない事などが言われ、運転士の職場状況の改善や、無理なダイヤの見直し無しでは利用者の増加は見込めない。

道路

高松の道路は他の都市に較べ比較的幅員が広く、郊外の区画整理も行われていることから一部の古い道路を除いて直線的な道路が多く、大体の道路は直角に交わる。 また、市域の道路の多くは古代から続く条里制の影響を強く受けており、真北を向く道路は殆ど無い。そのため多くの道路、強いては都市全体が真北から東に約15度傾いており、区画整理などで新たな道路を建設する際も、大体その規則性は維持されている。

高速道路

(2003年12月現在、これらのインターチェンジのうち、高松中央IC以外は、いわゆる「ハーフインターチェンジ」と呼ばれる片方向のみのインターチェンジである。)

高松自動車道の高松東IC~高松西IC間は、郊外を東西に横断しており、上下六車線の国道11号を覆う高架と、上下四車線区間が続くその景観は概ね都市高速道路並である。ただし、一部区間を除き専ら田畑の続く郊外に建設されたことから、高速道路自身からの景観は他の地方都市と変わらない。

上天神交差点付近

又、この区間の下を並走する上天神交差点を中心とした国道11号は、高松を貫く動脈であり、高速道路建設以前から交通量は多く、朝夕のラッシュ時の交通渋滞が慢性化していた。その為、高速道路の建設と並行して国道11号の上下六車線化や上天神交差点の直進車線地下化、主要交差点における横断歩道の地下道・歩道橋化、副道車線の設置など多くの渋滞対策が行われた。

その結果、西部の区間は渋滞が減り、成果が上がったが、特に東部の区間は現在の高松市の規模からして明かに華美であり、一面に広がる田畑の中を近代的な道路群が貫くその姿には、税金のムダ遣いを唱える市民もいる。しかし、それらの区間も現在、中心市街地からのスプロール現象が急速に進んでおり、大型駐車場を備えた郊外型のショッピングセンターや飲食店の進出が続いている(→#大型ショッピングセンター)。

一般国道

※ 436号と492号は、高松市内では他路線との重複区間であり、高松市内には事実上存在しない。

県道

船舶

高松港玉藻防波堤灯台

高松(築港)は港町でもあり、航路により近畿方面、山陽方面、小豆島など瀬戸内海のとの航路がある。

メディア

新聞

テレビ・ラジオ

前田山送信所

地上波テレビ放送において、高松では岡山・香川両県の民放相互乗り入れ放送が行われている。高松には二局、岡山には三局が立地する。

完全に高松に本社を置くテレビ局はNHK高松放送局で、西日本放送瀬戸内海放送は高松と岡山の二本社体制である。両県の民放放送局とも、送信所の親局は岡山の金甲山に設置されており、香川県を統轄する送信所は、高松の前田山に設置されている。

前田山に設置されている送信所を「高松局」と呼ぶが、西日本放送だけは、岡山の金甲山に設置されている送信所を「高松局」と呼び、高松の前田山に設置されている送信所を「前田山局」と呼ぶ。これは、西日本放送の放送エリアが当初は香川県のみであり、「高松局」と呼ばれた親局が前田山に設置されていたが、その後の岡山・香川両県の民放相互乗り入れ放送で、親局を金甲山に移した折に、名称も一緒に移ったものである。

尚、地上波テレビ放送の環境が高松(香川県)と同じ地域は、岡山岡山県)と水戸茨城県北部)である。高松では、地上デジタル放送が2006年12月1日に開始する予定。

高松において視聴可能な放送局
放送局名アナログ放送デジタル放送
チャンネル高松局開局空中線電力送信所リモコンキーIDチャンネル空中線電力送信所
NHK高松第11368kHz1944年5月17日5kw前田山
西日本放送ラジオ1449kHz1953年10月1日木太町
NHK高松第21035kHz1958年6月29日1kw前田山
NHK高松FM86.00MHz1969年3月1日1kw五色台
FM香川78.60MHz1958年4月1日1kw
FM高松81.50MHz1996年4月1日20w岩瀬尾山
西日本放送411958年7月1日5kw前田山415500w前田山
NHK高松総合371969年3月22日10kw124
NHK高松教育3913
瀬戸内海放送331969年4月1日5kw517
岡山放送311984年4月5日827
山陽放送291985年3月27日621
テレビせとうち191985年10月1日718

観光

観光地

史跡・自然

博物館

  • 香川県立歴史博物館
  • 香川県庁舎丹下健三設計)
  • 香川県文化会館
  • 高松平家物語歴史館
  • 高松市美術館
  • 高松市立歴史資料館
  • 高松市水道資料館
  • 菊池寛記念館
  • 瀬戸内海歴史民俗資料館
  • 男木島灯台資料館
    ※男木島灯台は保存灯台日本の灯台50選に選ばれている。
四国八十八箇所
  • 80番札所 白牛山国分寺
  • 82番札所 青峰山根香寺
  • 83番札所 神毫山一宮寺
  • 84番札所 南面山屋島寺
  • 85番札所 五剣山八栗寺

スポーツ

出身有名人

その他

  • 高松市内の市外局番は合併した旧5町も同じ087である。同じ087なのはさぬき市(旧志度町)、綾川町(旧綾南町・旧綾上町)、三木町、直島町で、全域が高松MAである。
  • ごみ収集関係は合併前の市域と旧各町で異なり、2008年3月31日までは従来通りの収集方法となる。また、旧各町の指定ごみ収集袋は同日まで高松市指定収集袋として使用できる。

関連項目

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外部リンク


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