「発車メロディ」の版間の差分

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*[[東武鉄道]]
*[[東武鉄道]]
*:PASSENGER
*:PASSENGER
*:*[[東武伊勢崎線|伊勢崎線]][[浅草駅]]
*:*[[東武東上本線|東上線]][[池袋駅]]*:*[[東武宇都宮線|宇都宮線]][[東武宇都宮駅]]
*:*[[東武亀戸線|亀戸線]][[曳舟駅]]
*:夜のストレンジャー
*:夜のストレンジャー
*:*[[東武日光線|日光線]][[東武日光駅]]・[[鬼怒川温泉駅]]
*[[東京臨海高速鉄道りんかい線]]
*[[東京臨海高速鉄道りんかい線]]
*:JR東日本で使用されているものと同じである。
*:JR東日本で使用されているものと同じである。
*[[箱根登山鉄道]]
*[[箱根登山鉄道]]
*:箱根八里
*:箱根八里
*:*[[小田原駅]]・[[箱根湯本駅]]・[[強羅駅]]・[[早雲山駅]]
*[[西武鉄道]]
*[[西武鉄道]]
*:かつては主に優等列車が停車する駅のみで50種類用意されていたが(1994~98年)、現在はその当時の発車メロディは普段は利用客が少ない[[萩山駅]](1番ホーム)・[[国分寺駅]](7番ホーム)・[[西武遊園地駅]]・[[西武秩父駅]]・[[武蔵境駅]]・[[白糸台駅]](始発列車のみ)・[[是政駅]]のみとなり、他の駅は路線おきに統一され、6種類のみとなり、各駅停車の電車も停車する駅も鳴っている。
*:かつては主に優等列車が停車する駅のみで50種類用意されていたが(1994~98年)、現在はその当時の発車メロディは普段は利用客が少ない[[萩山駅]](1番ホーム)・[[国分寺駅]](7番ホーム)・[[西武遊園地駅]]・[[西武秩父駅]]・[[武蔵境駅]]・[[白糸台駅]](始発列車のみ)・[[是政駅]]のみとなり、他の駅は路線おきに統一され、6種類のみとなり、各駅停車の電車も停車する駅も鳴っている。
*[[東京地下鉄南北線|東京メトロ南北線]]
*[[東京地下鉄南北線|東京メトロ南北線]]
*:東京地下鉄の発車メロディは南北線のみで、他の線はすべてブザーである。
*:東京地下鉄の発車メロディは南北線のみで、他の線はすべてブザーである。
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*[[関東鉄道]]
*[[関東鉄道]]
*:オリジナルメロディ(曲名不詳)
*:オリジナルメロディ(曲名不詳)
*:*[[常総線]][[取手駅]]
*:*[[竜ヶ崎線]][[佐貫駅]]・[[竜ヶ崎駅]]
*:アマリリス
*:アマリリス
*:*[[常総線]][[水海道駅]]・[[下妻駅]]・[[下館駅]]
*[[近畿日本鉄道]]
*[[近畿日本鉄道]]
*:[[近鉄名古屋駅]]にて[[近鉄特急|特急]]発車時のみ、「ドナウ川のさざ波」が流れる。
*:[[近鉄名古屋駅]]にて[[近鉄特急|特急]]発車時のみ、「ドナウ川のさざ波」が流れる。
*[[京阪電気鉄道]]
*[[京阪電気鉄道]]
*:特急の場合は「牛若丸」
*:特急の場合は「牛若丸」
*:それ以外の場合はオリジナルメロディ
*:*[[京阪本線]][[淀屋橋駅]]
*:*[[京阪鴨東線|鴨東線]][[出町柳駅]]
*:この他、始発列車に限り[[京阪本線]][[天満橋駅]]・[[枚方市駅]]・[[樟葉駅]]でも使用される。なお[[萱島駅]]・[[寝屋川市駅]]では未採用。
*[[阪急電鉄]]
*[[阪急電鉄]]
**[[阪急神戸本線|神戸線]]・[[阪急宝塚本線|宝塚線]]・[[阪急京都本線|京都線]][[梅田駅]]
**[[阪急神戸本線|神戸線]]・[[阪急宝塚本線|宝塚線]]・[[阪急京都本線|京都線]][[梅田駅]]
*:終電の場合はメロディーの最後の音が異常に長くなり、1分ぐらい鳴る。
*:終電の場合はメロディーの最後の音が異常に長くなり、1分ぐらい鳴る。
*[[阪神電気鉄道]]
*[[阪神電気鉄道]]
**[[阪神本線|本線]][[梅田駅]]
**[[阪神西大阪線|西大阪線]][[西九条駅]]
**西大阪線[[尼崎駅 (阪神)|尼崎駅]]
**[[阪神武庫川線|武庫川線]][[武庫川駅]]
**武庫川線[[武庫川団地前駅]]
**本線[[三宮駅]]
**本線[[元町駅 (兵庫県)|元町駅]](上記の駅のメロディの前半部分のみ採用)
*[[大阪府都市開発泉北高速鉄道線|泉北高速鉄道]]
*[[大阪府都市開発泉北高速鉄道線|泉北高速鉄道]]
**[[光明池駅]]・[[和泉中央駅]]
*[[京都市営地下鉄]]
*[[京都市営地下鉄]]
**[[京都市営地下鉄東西線|東西線]]
*[[大阪市営地下鉄]]([[大阪市営地下鉄中央線|中央線]]を除く、[[大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線|長堀鶴見緑地線]]では開業時から)など
*[[大阪市営地下鉄]]([[大阪市営地下鉄中央線|中央線]]を除く、[[大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線|長堀鶴見緑地線]]では開業時から)など
*[[神戸市営地下鉄]]
*[[神戸新交通]]
**[[神戸市営地下鉄海岸線|海岸線]]
**[[神戸新交通ポートアイランド線|ポートアイランド線]]
*:JR京都駅で使用されているメロディの音色違いのものが使用されている。


==備考==
==備考==
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*[[大阪市営地下鉄]]では、長堀鶴見緑地線で1990年の開業時から接近・入線メロディが開業時から流れている。また、これより先に、[[1989年]]に入線メロディが他の路線に導入された。
*[[大阪市営地下鉄]]では、長堀鶴見緑地線で1990年の開業時から接近・入線メロディが開業時から流れている。また、これより先に、[[1989年]]に入線メロディが他の路線に導入された。
*[[北大阪急行電鉄]]では、[[江坂駅]]を除く全駅で「[[フニクリ・フニクラ]]」の冒頭の一節が用いられている。また、[[千里中央駅]]では入線時に「[[埴生の宿]]」の一節も併せて流れる。
*[[北大阪急行電鉄]]では、[[江坂駅]]を除く全駅で「[[フニクリ・フニクラ]]」の冒頭の一節が用いられている。また、[[千里中央駅]]では入線時に「[[埴生の宿]]」の一節も併せて流れる。
*[[熊本市交通局]]では、洗馬橋停留所で「[[あんたがたどこさ]]」が流れる。路面電車で唯一の接近メロディと思われる。


==関連項目==
==関連項目==

2005年12月16日 (金) 11:52時点における版

発車メロディ(はっしゃメロディ)とは、鉄道駅において、乗降中の利用者に列車が発車することを音楽によって伝えるための放送手段、あるいはそのシステム。現在はJR東日本の東京近郊地区を中心に広まっている。

鉄道ファンの間では発メロ(はつめろ)、駅音(えきおん)などとよばれる。

ファイル:Hassya switch.jpg
首都圏の標準的な発車ベルスイッチ
発車ベルスイッチの光波タイプ。赤のランプが点灯している時は曲を鳴らすことができない

歴史

1970年京阪電気鉄道淀屋橋駅で発車メロディの使用が開始されたのが最初といわれている。

一方、現在一番多くのメロディを使用するJR東日本では、旧国鉄時代の1970年代後半から電子音化したベル(「ピロピロピロ」という音)を使用していたが、多数の駅利用客から耳障りであるなどと不評であった。その為1988年千葉駅での発車ベル廃止を経て、1989年に音響機器・楽器メーカーとして知られるヤマハに新しい発車メロディ放送システムを開発させ、新宿駅渋谷駅に導入した。この際ピアノハープといった音色と、人の心を落ち着かせる感じのメロディを採用した。

1990年代に入り、初期の発車メロディが好評を博したことを受け他駅でも導入の機運が高まりまったが、以後の導入に関してはコストダウンをはかったシステムが採用された。採用された中でも代表的な会社が音響機器メーカーのUNI-PEX(ユニペックス)で、「清流」、「雲を友として」など、オカリナ奏者宗次郎のメロディを採用した。なお、これらのメロディは東京近郊の駅で導入されていたが、著作権の関係で同社東京支社、八王子、大宮支社管内の駅では2005年3月頃に相次いで新勢力のテイチクサウンドファクトリー製などに変えられた。しかしそれ以外の支社に含まれるごく少数の駅では現在でも使用され、ファンからは重宝されている。

この後、東洋メディアリンクス、テイチク、サウンドファクトリーなどが数々の曲を制作、首都圏から東北地方までと東日本全体で採用されている。

最近では、高田馬場駅新座駅鉄腕アトムのテーマ曲を使うなど、駅に関連するトピックに関連した曲を使う場合もある。


なお、列車発車時に使用されるメロディー・チャイム・ベル・ブザー等を一纏めにして「発車ベル」と呼ぶこともある。

発車メロディの種類

JR北海道

JR東日本での特徴的なもの

  • ヴィヴァルディ作曲 「四季」より~春~第一楽章・~秋~第三楽章 
    大井町駅高尾駅で使用されている。1993年より大井町駅で使用され、首都圏では広く一般に知られた曲を初めて採用した発車メロディである。
  • 鉄道唱歌
    東海道線品川駅で導入されている。(品川駅は1872年に日本初の鉄道が仮開業したときの起点であるため)
  • A Sea Bird(船出と航海、旅のスタート)・Sea Green (旅立ちと帰郷)
    宮城県石巻市出身の作曲家和泉耕二が作曲。2002年2月2日に石巻駅の仙石線ホームに導入された。石巻駅では、平日と休日で使用される曲が異なり、前者は平日に、後者は休日に使用される。
  • その他

駅によってはムーンリバーやアマリリス、牧場の朝、浜千鳥、すみれの花咲く頃などの童謡、唱歌が用いられる事もある。 但し特に駅にちなんで採用されたというものではないことが多い。

JR西日本

  • 北陸地区・関西空港駅で使われている。
  • 1999年のダイヤ改正時から2003年12月まで、大阪環状線で発車用のメロディが流れていたが、現在は接近放送時のメロディしか流れていない。

私鉄など

備考

  • 導入コストや楽曲に対する著作権の問題からか、JR東日本以外のJR各社や私鉄地下鉄では採用している駅は少数である。また、JR東日本管内でも、東北、信越地方は主要駅を除き採用している駅は少数である。
  • また、これらの発車メロディが一方では好評である反面、「うるさい」「騒音だ」などと訴える利用客・駅周辺住民も存在する。「発車の合図は従来のベルや笛、もしくは何もなくてもいいのではないか」などの意見も挙がっている。


接近メロディ

接近メロディ(せっきんメロディ)とは、鉄道駅の利用者に列車の接近を音楽によって伝えるための放送手段、あるいはそのシステム。全国に普及している。

数音程度のシンプルなチャイムを使用している例が多い一方で、既存のよく知られた曲をメロディとして使用している駅もある。

関連項目

外部リンク