KAƵMA

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KAƵMA
本名 池田 一真(いけだ かずま)
ニックネーム 池ちゃん
生年月日 (1984-01-17) 1984年1月17日(40歳)
出身地 日本の旗 日本埼玉県入間市
血液型 A型
身長 172cm
言語 日本語
方言 埼玉弁
首都圏方言
最終学歴 埼玉県立所沢西高等学校
出身 NSC東京校9期
コンビ名 しずる
相方 村上純
芸風 コント(ツッコミ)
立ち位置
事務所 吉本興業
活動時期 2003年平成15年) -
同期 ハリセンボン
えんにちなど
現在の代表番組 らじらー! サンデー
過去の代表番組 爆笑レッドシアター
不可思議探偵団
おはスタ645
配偶者 既婚(2018年-)
公式サイト プロフィール
受賞歴
2009年キングオブコント第3位
2010年キングオブコント第6位
2016年キングオブコント第6位
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KAƵMA(かずま、1984年昭和59年〉1月17日 - )は、日本お笑い芸人

お笑いコンビしずるのツッコミである(相方は村上純)。立ち位置は向かって左。吉本興業所属。本名及び旧芸名は池田 一真(いけだ かずま)。

埼玉県入間市出身(本籍地は愛知県)。入間市立高倉小学校卒業、入間市立黒須中学校、埼玉県立所沢西高等学校卒業。東京NSC9期生で9期生内での愛称は池ちゃん。星座はやぎ座。身長172cm、体重62kg。

KAƵMAの「Ƶ」(ストローク付きラテン大文字Z)が変換できないケースが多いため、「KAZMA」で代用することがよくある。

来歴[編集]

お笑いを志したきっかけは、万座温泉アルバイトをしていた際、池田の顔を見た外国人客に笑われたことから。この時、笑われたにもかかわらず池田は「笑わせた」と勘違いし、「外国人を笑わせたのだから、日本人も笑わせられるだろう」と確信した[1]

その後、NSCのアナウンスコースに願書を提出するも、コース自体が定員不足で廃止。その翌年に9期生として入学した。入学から3か月ほどは、1人でコントをして笑いを取っていた「クラスの爆笑王」で、さまざまなコンビ結成の打診があった[2]

2003年平成15年)10月、村上純しずるを結成。2か月後に一度解散し、半年後に再結成している[2]

2006年4月・2008年1月から二度、3ヶ月間の活動休止(謹慎処分)。

2009年R-1ぐらんぷりに「酒場に2時」という芸名で出場した。2回戦進出。

2010年1月からは板尾創路主演のドラマ『連続ドラマ小説 木下部長とボク』(読売テレビ)でドラマの重要人物でもある僕元役で俳優デビュー及び連続ドラマに初出演した。

2014年6月、両側声帯ポリープの手術を行うため、一時国立国際医療研究センターに入院した[3]

2018年10月、一般女性との結婚をファミリーマートの店内放送「ファミよし“笑顔の宅配便”」内で発表[4]

2020年2月、第一子が誕生したことをKAƵMAが運営するポッドキャスト番組「不良ラジオ」内で発表[5]

2022年1月19日、芸名を本名から「KAƵMA」(Zはストローク符号付き)に改名することを同日の山形テレビの「YTSスペシャル これが冬の極み鍋」内で発表[6]。なお、同番組内では改名したことは触れておらず、テロップで変えられていただけである。

2023年10月8日、MCとして出演していた「尾花沢もっとまるだし未来まつり」(山形県尾花沢市での開催)の大食い選手権決勝の舞台で2日前に第二子が誕生したことを発表した[7]

人物[編集]

  • 好物は果物、サラミ、甘いもの。酒が苦手[8]
  • 姉が二人居り、そのうちの一人の夫がアメリカ人。
  • 池田の実家の二軒隣はハマカーン・浜谷健司の実家。
  • 学生時代は9年間野球部に所属していた。中学時代は声が大きいという理由だけでキャプテンだった[8]
  • 同期であるライスジューシーズ(解散⇒赤羽・児玉がサルゴリラを結成)と仲が良い。
  • 書道が得意。
  • 守銭奴じみた言動も多く、村上曰く「金が大好きで、金の話をしない日はないくらい。金への執着心がすごく、虫みたいな群がり方をする」[9]
  • 相方の村上曰く、昔はコンプレックスをみとめない男だったという[10]
  • エレファントカシマシの大ファンである。また、高校生時代にはNUMBER GIRLRIP SLYMEを愛聴していた[11]
  • スタイルは良いがファッションにあまり関心がない為、その服装を「奇抜だ」などと相方に弄られることがある[12]

逸話[編集]

  • NSCで最初に組んだコンビは「チョコサラミ」。相方はゴールデンボンバーボーカルの鬼龍院翔だった[13]。コンビ名の由来は池田がサラミ好きで鬼龍院がチョコ好きだった為[14]
  • 自分の全身に非常にコンプレックスを持っている[9]。特に天然パーマと[8]毛深いこと。村上の家に池田が泊まりに来た時、なぜか池田は全く電気を付けずに風呂に入っていた。それに気付いた村上が電気を付けてあげると、中から「ぎゃあぁぁぁ!!!」という悲鳴が聞こえてきた。池田は自分のゾンビみたいな体を見たくないが故に、敢えて暗がりで風呂に入っていたのだった[15]
  • 2011年の正月特番『芸能人格付けチェック!これぞ真の一流品だ!2011お正月スペシャル』(テレビ朝日系)では、初めて演出に挑戦。本職の映画監督である大谷健太郎と同一テーマで競作し、どちらが本職の映画監督の作品かを芸能人が当てるという趣旨だったが、堤幸彦石田純一ら多くの出演者が池田の作品を選び、池田の演出家としての才能を窺わせる結果となった[16]
  • コントを専門としているため普段の人格はあまり一般に知られていないが、売れそうになるとあえて逆の方向に走ってしまう天の邪鬼な性格であり[17]、「芸人が集まった時に一番話題になる芸人」と言われるほど芸人仲間たちから愛されている[18]
  • 結婚はファミリーマートの店内放送「ファミよし“笑顔の宅配便”」[17]、改名は3回しか出演していない山形テレビの番組で発表するなど[19]、重要な報告をあまりメジャーではないところで行う癖がある。
  • 不良に憧れており、KAƵMAの幼馴染と名乗り「不良ラジオ」という番組をポッドキャスト内に持っていたり、現在稼働しているTwitterで不良のテイでツイートをしている。なお第一子の誕生は「不良ラジオ」で発表した[17]
  • 2019年お笑い芸人による闇営業問題が話題となった際、フジテレビのワイドショー直撃LIVE グッディ! からインタビューを受けた。この際KAƵMAはなにか喋りだしそうに口を開けたまま数分間無言で通すというボケを通し、芸人達の笑いを誘った[20][21][22]。後に「よく取材陣とかがいて、マスクして『すいません』って言って、言うことがあるのに、そのまま行っちゃう人とかいるじゃないですか。言うことないのに、止まってみたらどうなるんだろうって」という意図があったと語っている[23]
  • 映画監督の是枝裕和は、2009年の作品『空気人形』の主役にKAƵMAを起用しようとし、直々にオーディションを行った。この際是枝が「君は人の作品に出ることをどう思う?」という質問を行った。普通に答えてはいけないと思ったKAƵMAは「あんまり、いいと思わないですね。自分の作品を作っているんで、自分の作品に出たいです」と答え、そのまま帰されたという[23]

出演[編集]

テレビ[編集]

ラジオ[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

DVD[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 麻布台出版社「お笑いポポロ」2008年2月号 より。
  2. ^ a b “一度解散した「しずる」失うもののない強み”. Sponichi Annex (スポーツニッポン). (2009年4月17日). http://www.sponichi.co.jp/entertainment/column/yoshimoto/KFullNormal20090417145.html 2014年7月5日閲覧。 
  3. ^ しずる池田 声帯ポリープ手術成功を報告「本当にすいません」連発 - スポニチ、2014年6月6日
  4. ^ しずる池田、ファミマ店内放送で結婚発表していた”. お笑いナタリー. 2019年2月14日閲覧。
  5. ^ しずる池田、2月上旬に第1子誕生していた 自身運営のラジオでまた“異例”の発表”. ORICON NEWS (2020年2月23日). 2022年3月4日閲覧。
  6. ^ しずる池田一真が「KAZMA」に改名「俺、今、池田じゃない。昨日から」”. 日刊スポーツ (2022年1月20日). 2022年1月21日閲覧。
  7. ^ Inc, Natasha. “しずるKAƵMA、MCをしていた山形県のまつりの大食い大会で第2子誕生を発表”. お笑いナタリー. 2023年10月11日閲覧。
  8. ^ a b c 『お笑いポポロ』(麻布台出版社)2008年2月号 98-99ページ
  9. ^ a b 『お笑いポポロ』(麻布台出版社)2009年5月号 80-81ページ
  10. ^ マンスリーよしもと2009年6月号より
  11. ^ 2011年1月27日放送『5LDK』”. TVでた蔵 (2011年1月27日). 2014年7月4日閲覧。
  12. ^ 『お笑いハイブリッド Vol.5』(メディアボーイ)7ページ
  13. ^ “【エンタがビタミン♪】「しずる池田の相方だった」。ゴールデンボンバー鬼龍院がCOWCOWから過去とすっぴんを暴かれる。”. Techinsight. (2012年6月30日). https://japan.techinsight.jp/2012/06/kinbaku-kiryuinsugao-cowcow20120630.html 2014年7月5日閲覧。 
  14. ^ 木村カエラ、金爆・鬼龍院翔と同級生だった アダ名は「チョコ」と暴露”. ORICON STYLE (2014年7月2日). 2014年7月3日閲覧。
  15. ^ 『お笑い男子校』Vol.12 29ページ
  16. ^ 2011年12月31日放送『芸能人格付けチェックこれぞ真の一流品だ!お正月スペシャル』”. TVでた蔵 (2011年12月31日). 2014年7月4日閲覧。
  17. ^ a b c しずるKAZMA、別名義でYouTubeチャンネルを5個やっていることを明かす(3月3日のテレビ)(QJWeb クイック・ジャパン ウェブ)”. クイック・ジャパン ウェブ. 2022年5月22日閲覧。
  18. ^ “芸人が集まった時に一番話題になる芸人”しずるKAZMA、広瀬すずも翻弄!?”. ドワンゴジェイピーnews. 2022年5月22日閲覧。
  19. ^ Inc, Natasha. “しずる池田がKAƵMAに改名、山形テレビで発表”. お笑いナタリー. 2022年5月22日閲覧。
  20. ^ かまいたち山内がダダスベリ…吉本芸人、突撃取材が「大喜利状態」しずる池田は超えられない?(2019年8月2日)-エキサイトニュース”. エキサイトニュース (2019-08-02JS). 2022年10月1日閲覧。
  21. ^ ドワンゴジェイピーnews (2022年3月3日). ““芸人が集まった時に一番話題になる芸人”しずるKAZMA、広瀬すずも翻弄!?”. ドワンゴジェイピーnews. 2022年10月1日閲覧。
  22. ^ のとほのか,ねとらぼ (2022年3月25日). “「しずる」村上、“青春コント”誕生の瞬間に手応え18年の芸人人生で欠かせなかった笑いの原体験と相方・KAZMAを振り返る(2/3ページ)”. ねとらぼ. 2022年10月1日閲覧。
  23. ^ a b てれびのスキマ 戸部田誠 (2022年1月30日). “しずる池田「KAZUMA」に改名わが道を貫き世間を徹頭徹尾おちょくる”. 日刊現代. 2022年10月1日閲覧。
  24. ^ しずる池田大好き芸人|アメトーーク!|テレビ朝日”. 2022年10月1日閲覧。
  25. ^ みどころ”. TBS. 2019年12月9日閲覧。
  26. ^ “仲野太賀がクセ者従業員に翻弄される、旅館舞台のシットコムで金子茂樹と再タッグ”. マイナビニュース (マイナビ). (2022年9月10日). https://natalie.mu/eiga/news/491443 2022年9月10日閲覧。 
  27. ^ BS松竹東急|向かいのアイツ 公式サイト

外部リンク[編集]