嶋田久作

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しまだ きゅうさく
嶋田 久作
本名 嶋田 哲夫
生年月日 (1955-04-24) 1955年4月24日(68歳)
出生地 日本の旗 日本神奈川県横浜市瀬谷区
国籍 日本の旗 日本
身長 180 cm
血液型 O型
職業 俳優声優
ジャンル テレビドラマ映画舞台
活動期間 1984年 -
配偶者 既婚
事務所 ザズウ
主な作品
映画
帝都物語』/『大誘拐 RAINBOW KIDS
僕らはみんな生きている
屋根裏の散歩者
NO WAY BACK 逃走遊戯
SADA〜戯作・阿部定の生涯
D坂の殺人事件』/『あの、夏の日
さくや妖怪伝』/『修羅雪姫
ウルトラマンコスモス2 THE BLUE PLANET』/『竜馬の妻とその夫と愛人
0093 女王陛下の草刈正雄
クローンは故郷をめざす
百万円と苦虫女』/『劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL
「また、必ず会おう」と誰もが言った。』『相棒 -劇場版III- 巨大密室! 特命係 絶海の孤島へ
シン・ゴジラ』/『孤狼の血
うちの執事が言うことには』/『こはく
一度死んでみた』/『シン・ウルトラマン
テレビドラマ
この愛に生きて』/『家なき子2
クラインの壺』/『透明人間
ウルトラマンティガ 第40話「夢」』
甘辛しゃん』/『僕だけのマドンナ
天罰屋くれない 闇の始末帖』/『ハゲタカ
ランナウェイ〜愛する君のために
ATARU』/『徳山大五郎を誰が殺したか?
おんな城主 直虎』/『新宿セブン
半分、青い。』/『連続殺人鬼カエル男
星になりたかった君と
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ
オリジナルビデオ
ウルトラマンネオス
舞台
東京グランギニョル上演作品
ミュージカル『アニー
声の出演
ヘラクレス
キングダム ハーツ』シリーズ
イナズマイレブン
ミュージック・ビデオ
FOREVER MINE』/『受け入れて
サヨナラの意味』/『忘れられないの
ショック!
 
受賞
高崎映画祭
新人賞
1988年帝都物語
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嶋田 久作(しまだ きゅうさく、1955年4月24日 - )は、日本俳優声優神奈川県横浜市瀬谷区出身。ザズウ所属。

略歴[編集]

幾徳工業高等専門学校中退、東洋大学文学部哲学科を卒業後、コンピュータ会社のプログラマー、バンドのキーボード奏者、生協レジ打ち、庭師などを経て、1984年、バンド時代を知っていた飴屋法水の誘いを受け劇団東京グランギニョルの旗揚げ公演に参加。29歳で俳優となる[1]

入団時、座長の飴屋から芸名の命名にあたり、共に風貌が似ているとの理由からハワード・フィリップス・ラヴクラフトに因む「ラヴクラフト嶋田」と、夢野久作に因む「嶋田久作」を提示され、後者を選択したという。

劇団は当時の小劇場の中にあって異質な存在として耳目を集めるも、1986年、4作品を残して解散。しかし、この劇団が『帝都物語/ガラチア』を上演した際に嶋田の演技が関係者の目にとまり、同名作品の映画化に当たって抜擢を受ける事となった[1]

1988年、『帝都物語』の魔人、加藤保憲役で映画に初出演。原作者の荒俣宏はその印象強いキャラクターを高く評価し、同作を文庫化する際に加藤の容貌を嶋田本人に似せて書き直している[2]。またメガホンを取った実相寺昭雄からは以後常連として遇されたほか、岡本喜八市川準滝田洋二郎大林宣彦らから相次いで起用を受け、遅咲きながら異色俳優としての地位を固めた。

佐野史郎石川真希らが率いていたバンド「タイムスリップ」のメンバーでもあり、ベースを担当していた[1]

出演[編集]

テレビドラマ[編集]

映画[編集]

舞台[編集]

  • 東京グランギニョル
    • 「マーキュロ」 (1984年、アートシアター新宿) - 夜間高校の教師 役
    • 「マーキュロ」再演 (1985年、アートシアター新宿) - 同上
    • 帝都物語 /ガラチア」(1985年、原作:荒俣宏/アートシアター新宿) - ヘルムト白井 役
    • 「ライチ・光クラブ」(1985年、下北沢東演パラータ) - ライチ 役
    • 「ライチ・光クラブ」再演 (1986年、都立家政スーパーロフトKINDO) - 同上
    • 「ワルプルギス」(1986年、大塚ジェルスホール) - ナタ・デ・ココ 役
  • 三上晴子・飴屋法水 共同企画「バリカーデ」(1987年、大崎高周波鋼業跡)
  • ハロルド・ピンター・コレクション(1988年、セゾン劇場) - ビル 役
  • MMM
    • 「スキン/Skin#1 デパートミックス」(1988年、渋谷パルコ SPACE PART3) - 嶋田博士 役
    • 「スキン/Skin#2 バッファローミックス」(1989年、近鉄アート館) - 嶋田マシン(サンプリングの声と映像のみ)役
    • 「スキン/Skin#3 246ミックス」(1989年、青山246club) - 同上
    • 「スキン/Skin#4 パウワウダブ」(1989年、青山スパイラルホール) - 同上
  • 明治生命ミュージカル「アニー」(1989年、青山劇場 1990年、新神戸オリエンタル劇場) - ルースター 役
  • 三島由紀夫近代能楽集「道成寺」(1990年 サンシャイン劇場) - 骨董屋の店主 役
  • コレクター(1992年、キリンプラザ大阪) - フレディー 役
  • ダッチライフvol.3「ドナドナ」(1993年 吉祥寺バウスシアター)
  • 幻の街 もう一つの神戸物語 (1993年、PARCO劇場)
  • 太陽が死んだ日(1997年アートスフィア、シアタードラマシティ)
  • HARAJUKU PERFORMANCE + Special 飴屋法水 ×山川冬樹 ゲスト出演 (2008年、ラフォーレ原宿)
  • GACKT眠狂四郎無頼控(2010年) - 三雲迅雷 役
  • SAKANAQUARIUM アダプト ONLINE (2021年11月20日,21日)

オリジナルビデオ[編集]

ウェブドラマ[編集]

テレビアニメ[編集]

OVA[編集]

劇場アニメ[編集]

ゲーム[編集]

海外アニメ[編集]

ラジオ[編集]

  • 青春アドベンチャー「スカラムーシュ」ダジル侯爵・嶋田久作、原作・ラファエル・サバティーニ、演出・江澤俊彦(2009年、NHK-FM)

オーディオブック[編集]

音楽ビデオ[編集]

バラエティ・紀行番組[編集]

CM[編集]

テーマパーク[編集]

受賞[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c "俳優・嶋田久作【人間力】インタビュー「芝居がうまいとかヘタとかは、作品にとってはそれほど重要なことじゃない…」導き出した役者の心得は?". 日刊大衆. 双葉社. 29 August 2022. 2022年8月29日閲覧
  2. ^ 「元々のイメージは立花ハジメだった」と荒俣は語っている。
  3. ^ 「半分、青い。」オールアップ! 猫可愛がり。だからダメなんだ~嶋田久作blog~、2018年5月18日
  4. ^ インタビュー18 嶋田久作”. NHK連続テレビ小説『半分、青い。』. NHK (2018年7月14日). 2018年7月22日閲覧。
  5. ^ “田辺誠一:WOWOWドラマWで主演 出世欲全開の元エリート警官に”. まんたんウェブ (株式会社毎日新聞デジタル). (2015年11月18日). https://mantan-web.jp/article/20151117dog00m200026000c.html 2015年11月18日閲覧。 
  6. ^ “キンコメ今野浩喜がドラマで欅坂と初共演”. 日刊スポーツ. (2016年6月14日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/1663008.html 2016年6月14日閲覧。 
  7. ^ “『昔話法廷』続編決定 アリ、舌切りすずめ、乙姫が訴えられたら”. ORICON STYLE. (2016年6月26日). https://www.oricon.co.jp/news/2074109/full/ 2016年6月26日閲覧。 
  8. ^ 仲村トオル主演、江上剛氏の『ラストチャンス再生請負人』連ドラ化 - ORICON NEWS(2018-05-18 07:08)
  9. ^ "オダギリジョー脚本・演出の初オリジナル連続ドラマ今秋放送! 豪華キャストも発表". シネマトゥデイ. 10 June 2021. 2021年6月10日閲覧
  10. ^ “オダギリジョー脚本・演出のドラマ「オリバーな犬」NHKで放送、主演は池松壮亮”. シネマトゥデイ. (2021年8月25日). https://www.cinematoday.jp/news/N0131967 2022年9月16日閲覧。 
  11. ^ “手塚理美・杉本哲太・嶋田久作・橋本じゅん『しょうもない僕らの恋愛論』出演”. マイナビニュース (マイナビ). (2022年12月22日). https://news.mynavi.jp/article/20221222-2543607/ 2022年12月22日閲覧。 
  12. ^ “栁俊太郎:高橋ひかる主演「ハレーションラブ」で自動車整備工場で働く男性役 吉村界人、濱田マリらも出演”. MANTANWEB (MANTAN). (2023年7月9日). https://mantan-web.jp/article/20230708dog00m200023000c.html 2023年7月9日閲覧。 
  13. ^ “『パリピ孔明』マキシマム ザ ホルモン・ナヲがドラマ初出演 声出演の梶裕貴は重要シーンで“異色の役””. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年9月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2296449/full/ 2023年9月28日閲覧。 
  14. ^ “<ハイエナ>ゲストに上杉柊平&森田甘路&嶋田久作 物語終盤のキーパーソンに「まさか被告人という形で関わることになるとは…」”. WEBザテレビジョン (株式会社KADOKAWA). (2023年11月16日). https://thetv.jp/news/detail/1167583/ 2023年11月16日閲覧。 
  15. ^ 高橋海人主演ドラマ「95」に斉藤由貴、三浦貴大、新川優愛、桜井日奈子ら8名”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月16日). 2024年3月16日閲覧。
  16. ^ 「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ」シーズン2放送、キャストに浜野謙太、渡辺大知ら”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年3月22日). 2024年3月22日閲覧。
  17. ^ “早くも映倫チェックが心配?「天使の牙」は撮影快調!”. 映画.com. (2003年3月25日). http://eiga.com/news/20030325/11/ 2016年4月17日閲覧。 
  18. ^ “横浜で映画撮影に参加しよう!来春公開の話題作がエキストラ募集”. 映画.com. (2005年5月10日). http://eiga.com/news/20050510/14/ 2016年4月17日閲覧。 
  19. ^ “及川光博に“ミッチー・ビーム”禁止令!?「クローンは故郷をめざす」初日”. 映画.com. (2009年1月13日). http://eiga.com/news/20090113/2/ 2016年4月17日閲覧。 
  20. ^ “K-20 怪人二十面相・伝”. 映画.com. (2008年12月20日). http://eiga.com/movie/53311/special/ 2016年4月17日閲覧。 
  21. ^ “松嶋菜々子主演、アジア版「ゴースト」ポスターを独占入手”. 映画.com. (2010年8月13日). http://eiga.com/news/20100813/12/ 2016年4月17日閲覧。 
  22. ^ “役所広司「キツツキと雨」ドバイ映画祭最優秀男優賞受賞に感激”. 映画.com. (2012年2月11日). http://eiga.com/news/20120211/10/ 2016年4月17日閲覧。 
  23. ^ “東京セレソンデラックス「くちづけ」を堤幸彦監督、貫地谷しほり主演で映画化”. 映画.com. (2012年9月1日). http://eiga.com/news/20120901/1/ 2016年4月17日閲覧。 
  24. ^ “要潤&杏、夏帆が戦国時代で奮闘 「タイムスクープハンター」映像公開”. 映画.com. (2013年3月12日). http://eiga.com/news/20130312/5/ 2016年4月17日閲覧。 
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  26. ^ “キャスト”. 映画「シン・ゴジラ」公式サイト. http://shin-godzilla.jp/cast/ 2016年4月16日閲覧。 
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  29. ^ 阿部寛と北村匠海の共演作「とんび」薬師丸ひろ子、杏、安田顕、大島優子ら出演”. 映画ナタリー. 株式会社ナターシャ (2021年10月19日). 2021年10月19日閲覧。
  30. ^ “阿部寛×北村匠海「とんび」の主題歌担当はゆず、楽曲流れる本予告公開”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年1月24日). https://natalie.mu/eiga/news/462764 2022年1月24日閲覧。 
  31. ^ 『シン・ウルトラマン』にヘイセイ有岡出演「胸が熱くなります」 早見あかり、田中哲司、山本耕史も参加”. ORICON NEWS. オリコン (2019年9月25日). 2019年9月25日閲覧。
  32. ^ 株式会社東宝ステラ『「シン・ウルトラマン」パンフレット』東宝株式会社映像事業部、2022年5月13日、12頁。 
  33. ^ "新津ちせ主演「凪の島」に島崎遥香、結木滉星、加藤ローサ、徳井義実らが出演! 公開は8月19日". 映画.com. カカクコム. 19 April 2022. 2022年4月19日閲覧
  34. ^ “上野樹里×林遣都「隣人X」予告編 野村周平、バカリズムら新たなキャストも解禁”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年8月30日). https://natalie.mu/eiga/news/538834 2023年8月30日閲覧。 
  35. ^ Inc, Natasha (2021年7月9日). “「ようこそ東映殺影所へ」桃月なしこ、寺本莉緒、工藤遥が東映撮影所で恐怖体験(写真15枚)”. 映画ナタリー. 2021年7月10日閲覧。
  36. ^ 誰でもない わたしのお話 I am...23歳たち”. フジテレビ. 2024年2月17日閲覧。
  37. ^ I am...23歳たち『新垣蒼汰』”. FOD. 2024年2月17日閲覧。
  38. ^ "23歳を生きる者たちを5人の監督が表現、オムニバスドラマ「I am…」地上波放送". 映画ナタリー. ナターシャ. 9 February 2024. 2024年2月17日閲覧
  39. ^ 賀来賢人が主演・原案「忍びの家」に吉岡里帆、田口トモロヲ、柄本時生ら出演”. 映画ナタリー. ナターシャ (2024年1月18日). 2024年1月18日閲覧。
  40. ^ Cast of 算法少女”. 2016年12月27日閲覧。

外部リンク[編集]