信和建設

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信和建設株式会社
SHINWA CONSTRUCTION Co.,Ltd.
信和グループ本社
信和グループ本社
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
542-0081
大阪府大阪市中央区南船場1-18-11
SRビル長堀
設立 1959年
業種 建設業
法人番号 5120001142493
事業内容 総合建設業
代表者 前田 裕幸(代表取締役会長
資本金 7,000万円
売上高 157億円
(2018年12月期)
純利益 5億4900万円
(2023年12月期)[1]
総資産 115億2500万円
(2023年12月期)[1]
従業員数 171名(2018年5月現在)
決算期 12月31日
主要株主 信和ホールディングス株式会社
主要子会社 信和不動産株式会社
株式会社新都計画
株式会社信和ホテルズ
大神田建設株式会社
株式会社シニアスタイル
株式会社アリストジャパン
株式会社シルキーバード
外部リンク www.shinwakensetsu.com/
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信和建設株式会社(しんわけんせつ、SHINWA CONSTRUCTION Co.,Ltd.)は、大阪市中央区に本社を置く日本の建設会社であり、信和ホールディングス株式会社傘下のゼネコンである。賃貸住宅着工戸数が近畿エリア第2位、全国第6位(全国賃貸住宅新聞平成27年6月29日号掲載)、ルネス工法受注棟数・総戸数では全国1位の実績がある。2021年「大阪府健康づくりアワード」のスピンオフ企画『「職場で健活10」大賞』特別賞受賞[2]

2023年8月より株式会社七十七銀行(宮城県仙台市青葉区)の「77SDGs私募債(寄付型/社会貢献コース)」で資金を調達し、その発行手数料の一部を活用し、教育機関や老人介護保健施設、地方公共団体に必要な書籍・備品等の教育用品等および車椅子等の福祉用品等の物品を寄贈。

概要[編集]

関西・東京を中心に分譲マンションと賃貸マンションの建設を手掛けている。開発部門の 信和不動産とともに、不動産開発事業も行っている。土地のオーナーに対して土地活用・マンション経営を提案し、企画・開発から設計・施工、竣工後の仲介管理・事業経営までを一貫して行うワンストップ・サポートを実現している。マンションのほか、ホテル・介護施設・商業施設・オフィスビル・駐車場・天然温泉施設・貸し会議室など様々な土地活用の実績もある。スケルトン・インフィル工法を推奨し、建物の長寿命化に取り組んでいる。温浴施設付き賃貸マンションや屋上菜園付きマンションなども手掛ける。ルネス工法を積極的に採用し、リノベーションを簡易化するとともに、床下に収納スペースを設けるなど「よろこばれる建物づくり」をコンセプトとしている。[3]

コーポレートメッセージ[編集]

グループの企業理念は、「一、人のよろこびを自分のよろこびとする。 一、人々の豊かな暮らし、社会の進歩発展に貢献する。 一、永久に進化し続ける。」である。

沿革[編集]

年度 内容
明治25年 初代棟梁斉藤梅吉が兵庫県豊岡市で信和建設の前身となる「斉藤工務店」を創業
大正11年 斉藤梅吉の二男、二代目棟梁斉藤浅松が現在の大阪市東淀川区へ拠点を移す
昭和34年 斉藤浅松の二男、三代目棟梁斉藤博(信和建設株式会社初代代表取締役社長)が大阪市東淀川区にて「信和住宅建設株式会社」設立。資本金50万円
同年、信和建設株式会社に商号変更
昭和39年 豊中市大島町に本社ビル新築、移転
昭和41年 信和建設株式会社一級建築士事務所を開設
平成6年 本社社屋を立替新築
平成14年 ISO9001:2000認証取得
平成16年 ルネス事業部設立
平成17年 オリジナルマンションブランド「Dolce Vita」の販売開始
ルネス工法 受注棟数全国第1位
平成17年度賃貸住宅着工戸数 関西エリア第4位[全国賃貸住宅新聞発表]
平成18年 平成18年度賃貸住宅竣工戸数 近畿エリア第4位[全国賃貸住宅新聞発表]
平成19年 大阪市北区に中津店オープン
平成19年度賃貸住宅竣工戸数・棟数 近畿エリア第3位[全国賃貸住宅新聞発表]
ルネス工法 受注棟数・総戸数とも全国第1位
平成20年 大阪市淀川区に「天然温泉ひなたの湯」オープン
ルネス工法 受注棟数・総戸数とも全国第1位
仲介管理店舗を自社ブランド化。ブランド名「みつけや本舗
平成20年度賃貸住宅竣工戸数・棟数 近畿エリア第2位[全国賃貸住宅新聞発表]
平成21年 信和建設の不動産部門を分社化。前身である「株式会社信和」設立。
平成21年度賃貸住宅竣工戸数・棟数 近畿エリア第2位[全国賃貸住宅新聞発表]
平成22年 資本金7000万円に増資
大阪市淀川区に本社ビル新築、移転
「株式会社 新都計画」をグループ化
大阪市淀川区に「貸し会議室 大阪研修センター」オープン
平成22年度賃貸住宅着工・棟数・戸数 近畿エリア第2位[全国賃貸住宅新聞発表]
平成23年 東京都中野区に東京支店を開設
ルネス工法 受注棟数・戸数(平成23年度)全国第1位
平成23年度賃貸住宅着工戸数・棟数 近畿エリア第3位[全国賃貸住宅新聞発表]
平成24年 株式会社ホテルプラザ神戸」をグループ化
平成24年度賃貸住宅着工戸数 近畿エリア第2位[全国賃貸住宅新聞発表]
平成25年 「株式会社信和」の商号を「信和不動産株式会社」へ変更
ルネス工法 受注棟数・受注戸数(平成25年度)全国第1位
平成26年 「貸し会議室 大阪研修センター江坂」オープン
大神田建設株式会社」をグループ化
ルネス工法 受注戸数(平成26年度)全国第1位
平成26年度賃貸住宅着工戸数 近畿エリア第2位[全国賃貸住宅新聞発表]
平成27年 100%出資子会社「信和都市開発株式会社」設立
ルネス工法 受注棟数・受注戸数(平成27年度)全国第1位
平成27年度賃貸住宅着工戸数 近畿エリア第3位[全国賃貸住宅新聞発表]
平成28年 「株式会社アリストジャパン」「株式会社シルキーバード」をグループ化
「貸し会議室 大阪研修センター伊丹」オープン
平成29年 「貸し会議室 大阪研修センター」を「JEC日本研修センター」に名称変更
「JEC日本研修センター神戸元町」オープン
平成30年 「株式会社ホテルプラザ神戸」を「株式会社SHINKAホテルズ」に商号変更
ライズホテル大阪北新地」オープン
大阪市中央区長堀橋に本社社屋を移転
令和元年 「JEC日本研修センター 心斎橋」オープン
「株式会社 Cyujo」をグループ化
令和4年 仲部介管理・みつけや本舗を分社化し「信和コミュニティ株式会社」を設立
令和5年 1月より東京支店事務所を東京都千代田区丸の内へ移転

施工物件[編集]

  • 2020年竣工 フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波
  • 2021年竣工 マリオットグループ モクシー京都二条
  • 2018年竣工 THE RISEホテル大阪北新地
  • シニアスタイル尼崎
  • シニアスタイル武庫之荘
  • シニアスタイル西宮北口
  • 賃貸マンションブランド「スプランディッド」シリーズ多数
  • 分譲マンションブランド「ドルチェヴィータ」シリーズ多数

信和グループ[編集]

事業所[編集]

  • 本社 - 〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目18番11号 SRビル長堀
  • 東京支店 - 〒100-0005東京都千代田区丸の内1丁目11番1号 パシフィックセンチュリープレイス丸の内16階
  • 天然温泉 ひなたの湯 - 〒532-0005 大阪市淀川区三国本町1丁目6番15 ドルチェヴィータ新大阪9階
  • JEC日本研修センター 十三 - 〒532-0024 大阪市淀川区十三本町1丁目12番15号 ドルチェヴィータファースト3階(2022年1月close)
  • JEC日本研修センター 江坂 - 〒564-0063 大阪府吹田市江坂町1丁目13-41 SRビル江坂4階・5階・6階
  • JEC日本研修センター 心斎橋 ‐ 〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目18番11号 SRビル長堀2階・4階・5階

グループ会社[編集]

  • 信和不動産株式会社 本社 - 〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目18番11号 SRビル長堀
  • 本店 - 〒561-0824 大阪府豊中市大島町2丁目1番29号
  • 株式会社新都計画 - 〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目18番11号 SRビル長堀
  • 信和コミュニティ株式会社
  • 信和ホテルズ株式会社 - 〒658-0032 神戸市東灘区向洋町中2丁目9番1号
  • 大神田建設株式会社 - 〒100-0005 東京都千代田区丸の内1丁目11番1号 パシフィックセンチュリープレイス丸の内16階
  • 株式会社シニアスタイル - 〒660-0083 兵庫県尼崎市道意町4丁目14番地
  • 株式会社アリストジャパン - 〒790-0952 愛媛県松山市朝生田町1丁目5番8号 アリストエクラ302
  • 株式会社シルキーバード - 〒790-0952 愛媛県松山市朝生田町1丁目5番8号
  • 信和ホールディングス株式会社 - 〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目18番11号 SRビル長堀 16F
  • 信和アセットマネジメント株式会社 - 〒542-0081 大阪市中央区南船場1丁目18番11号 SRビル長堀 14F
  • 株式会社Cyujo - 〒540-0031 大阪市中央区北浜東1丁目29 GROW北浜ビル8F

CM[編集]

信和グループのイメージキャラクターとして歌舞伎役者・片岡愛之助 を起用。

CSR活動[編集]

  • 豊中市立文化芸術センター大ホールの緞帳を寄贈[4]
  • 2011年3月11日の東日本大震災後、12回にわたり社員が被災地に行き、民家の片付けや汚泥の運び出しなどのボランティア活動を行った。また、石巻市雄勝町水浜地区に自主放送設備を設置
  • 2015年、2016年、2017年に読売テレビ24時間テレビ「愛は地球を救う」に協賛、募金活動を行った
  • 2016年熊本地震の際、ペットボトル入りの水を350ケースを支援
  • 2017年よりAAF(Asian Architecture Friendship)(ネパールを初めとするアジアの開発途上国で教育施設などの建設支援活動を実践する建築士を中心とした団体)への寄付を行っている
  • 2007年より年1回日本赤十字社・献血を本社にて行っている
  • 2000年、斉藤博社長の社葬に寄せられた香典をすべて豊中市へ寄付

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b 信和建設株式会社 第65期決算公告
  2. ^ 大阪府/報道発表資料/『「職場で健活10」大賞』 受賞結果の発表について
  3. ^ 産経新聞西日本版(8月19日朝刊特集面)
  4. ^ 豊中市立文化芸術センター

外部リンク[編集]