今井夏木

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いまい なつき
今井 夏木
生年月日 (1971-07-16) 1971年7月16日(52歳)
出身地 日本の旗 日本 愛知県名古屋市
職業 ディレクタープロデューサー映画監督
ジャンル テレビドラマ映画
事務所 TBSテレビ
主な作品
映画
恋空
テレビドラマ
ケイゾク』/『Love Story
3年B組金八先生』第8シリーズ
愛なんていらねえよ、夏』/『恋空
SPEC』シリーズ /『華和家の四姉妹
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今井 夏木(いまい なつき、女性、1971年7月16日 - )[1]は、日本のディレクター演出家プロデューサー映画監督TBSテレビ制作1部に所属していた。

来歴・人物[編集]

愛知県名古屋市出身[2]名古屋市立菊里高等学校早稲田大学第一文学部卒業[1]。中学生当時は名古屋でNHKの児童劇団に所属して、東野英心が先生役だった頃の『中学生日記』(NHK)に生徒役として出演した[1]1987年5月24日放送分では、主演格として出演していた[3]。大学生時代も役者として演劇に打ち込み、劇団「自転車キンクリート」で活動していたことがあり、そこで共演した徳井優とは、のちにディレクターとして『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』の現場などで再会している[4]

就職活動ではマスコミ全般を希望し、アナウンサー採用試験を受けたTBSで後に一般採用され[1][5]1994年にTBS入社後、『最後の恋』でアシスタントディレクターとして携わる。その後植田博樹プロデュース作品の『Love Story』『オレンジデイズ』では、生野慈朗土井裕泰と共に演出を務める(なお、この2作はADを務めていた『最後の恋』と同じく北川悦吏子の脚本)。2015年には人事異動でドラマ制作から離れ[6]、編成に移っている[7]。植田と堤幸彦のインタビューによると2018年時点ではコンプライアンス室にいたという[8]

ザテレビジョンドラマアカデミー賞では、『ケイゾク』(第20回)[9]、『Love Story』(第29回)[10]、『愛なんていらねえよ、夏』(第34回)[11]、『オレンジデイズ』(第41回)[12]、『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』(第67回)[13][14]でそれぞれ監督賞を受賞。2007年11月3日公開の映画『恋空』で映画監督デビュー。

『ケイゾク』に登場する婦人警官・今井夏紀というキャラクターは今井の名前が基になっている(途中回、今井夏紀役で出演)ほか、『SPEC』でも同名の人物が登場したり、今井のそっくりさん、および本人がエキストラ出演するなど、先輩である植田博樹プロデュースのチームで「ネタ」として扱われることも多い[4]

また、NHKアナウンサー寺澤敏行柘植恵水は高校の同級生である。

作品[編集]

テレビドラマ[編集]

プロデュース兼演出[編集]

プロデュースのみ[編集]

演出[編集]

太字はチーフ演出。

演出補[編集]

  • 3年B組金八先生・第4シリーズ(1995年 - 1996年)
    • 3年B組金八先生スペシャル9(1998年)
  • ラブとエロス(1998年)
  • ケイゾク(1999年)

編成[編集]

テレビ番組[編集]

演出補
編成

映画[編集]

監督
プロデュース

受賞歴[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c d 株式会社TBSテレビ 今井夏木さん インタビュー”. Lily. グラウンディングラボ (2008年8月). 2013年3月19日閲覧。
  2. ^ 木俣・TBS、2013年、p182。
  3. ^ 中学生日記 Dear Mr.Azuma”. NHKアーカイブス. 2012年11月20日閲覧。
  4. ^ a b 木俣・TBS、2013年、p135。
  5. ^ 募集要項:採用情報|TBSテレビ - TBSの採用区分における“一般”とは、“アナウンサー”・“技術”などに対する“一般”で、いわゆる総合職のことである。
  6. ^ 【第4回】市川森一脚本賞”. 市川森一脚本賞. 2018年11月5日閲覧。
  7. ^ aiko、ドラマ主題歌「もっと」が3/9にリリース&全国のラジオ曲でフルサイズオンエア”. Musicman-net (2016年2月2日). 2018年11月5日閲覧。
  8. ^ "#6 サトリの恋~い~". SPECサーガ黎明篇「サトリの恋」. 2 November 2018. Paravi
  9. ^ ザテレビジョン ドラマアカデミー賞:結果発表(1999年04月01日発表)”. ザテレビジョン. 2011年9月13日閲覧。
  10. ^ ザテレビジョン ドラマアカデミー賞:結果発表(2001年06月27日発表)”. ザテレビジョン. 2011年9月13日閲覧。
  11. ^ ザテレビジョン ドラマアカデミー賞:結果発表(2002年10月30日発表)”. ザテレビジョン. 2011年9月13日閲覧。
  12. ^ ザテレビジョン ドラマアカデミー賞:結果発表(2004年07月21日発表)”. ザテレビジョン. 2011年9月13日閲覧。
  13. ^ ザテレビジョン ドラマアカデミー賞:結果発表(2011年02月16日発表) 2011年9月12日参照
  14. ^ 「発表! ザテレビジョンドラマアカデミー賞第67回」『週刊ザテレビジョン関西版』第17巻第8号(2011年2月19日 - 2月25日号)、角川マガジンズ、24-27頁。 

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]