フォー・ベアーズ橋

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
フォー・ベアーズ橋
Four Bears Bridge
画像外部リンク
2代目フォー・ベアーズ橋
フォー・ベアーズ橋 地図
基本情報
アメリカ合衆国
所在地 ノースダコタ州
交差物件 ミズーリ川
建設 2003年7月
着工 2005年
開通 2005年
座標 北緯47度58分47秒 西経102度33分43秒 / 北緯47.97972度 西経102.56194度 / 47.97972; -102.56194
構造諸元
全長 1,280メートル[1]
最大支間長 96メートル
関連項目
橋の一覧 - 各国の橋 - 橋の形式
テンプレートを表示

フォー・ベアーズ橋(フォー・ベアーズばし、: Four Bears Bridge)は、アメリカ合衆国ノースダコタ州ミズーリ川に架けられた橋梁であり、ノースダコタ州で二番目に長い橋梁である。名前は、フォー・ベアーズ橋が含まれるフォート・バートホールド特別保留地英語版に住む部族の首長の名に因む。

画像外部リンク
The Verendrye Bridge crossing the Missouri River at Sahnish - ウェイバックマシン(2016年8月9日アーカイブ分) - 現在のフォー・ベアーズ橋よりも短かったベレンドライ橋。

以前は、ノースダコタの地を初めて探検したヨーロッパの探検家に因んで名付けられたベレンドライ橋 (Verendrye Bridge) が架かっていたが、1955年、初代フォー・ベアーズ橋によって置き換えられた。このときの橋は、下流のガリソンダム (Garrison Dam) 建設で特別保留地が分断されてしまうことへの対策として架けられたものである[2]。構造および材質は、パーカートラス平行弦トラスの複合鉄橋である[2]。現在の橋梁は初代のものを2005年に置き換えたものである[2]。国家歴史保存法 (National Historic Preservation Act, NHPA) の対象事業であり、ノースダコタ州・連邦政府と原住民部族との間で話し合いが行われた[2]。2005年9月2日午前10時頃(現地時間)に開通し、同年10月3日に開通式が行なわれた。

現在の橋には、特別保留地に住む3種の部族に伝わる遺産を表現したプレートが飾られている。 

2004年11月30日、建設中だった二代目の橋梁の一部が崩落し、作業員の一人が死亡し、3人が負傷している[1]。事業費は、ノースダコタ州交通省の事業としては史上最高を記録し、5,500万ドルまで膨らんだ[3]

出典[編集]

  1. ^ a b Section Of Four Bears Bridge Under Construction Collapses In North Dakota, Killing One”. Firehouse (2004年11月30日). 2018年8月17日閲覧。
  2. ^ a b c d Case Studies Four Bears Bridge”. State Historical Society of North Dakota. 2018年8月17日閲覧。
  3. ^ History”. North Dakota Department of Transportation. 2018年8月17日閲覧。